仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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人前で上がらない方法

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
昨日の号外メルマガでもお伝えしましたが、
9月2日の日曜日に、
【メルマガ・ブログを書き続ける技術】
というセミナーを開催します。
今回は、直前の募集にもかかわらず、昨日の段階で8名の方から
お申し込みを頂いております。ありがとうございます!
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メルマガやブログに取り組みたい、またはすでに
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悩んでいる人は、きっとお役に立つと思いますので、
是非いらして下さいね。
なお、今回は特別な事情で、通常の半額にて
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  ● 人生で一番あがった事
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仕事柄、人前で話すことが多いせいか、受講生からよく
「人前で上がってしまうんですが、どうしたら良いでしょうか?」
という質問を受けます。
どうやら、私はあまりあがっているように見えないようなのです。
確かに、最近はひどくあがることは少なくなりましたが、
こんな私でも、人前で上がることは何度もありました。
その中でも、一番あがってしまった出来事と言えば、
高校3年生の時に経験したものです。
当時私は合唱部に所属していました。
私たちにとっての一番のイベントは、年に1回開催される
「NHK全国学校音楽コンクール」に参加すること。
通常は音楽の先生が指揮者になるんですが、うちの学校は、
代々生徒が指揮者でやっていくという文化が出来つつあり、
私は、2代目学生指揮者として、指揮棒を振っていました。
初代の先輩指揮者が優秀だったせいで、学生指揮者の中では、
珍しく、私が高校1年生の時の地区コンクールで優良校に
入賞しました。
そんな成績を出した後を受けて2代目指揮者となった私。
私の代になってランク外になるのも悔しいですし、
結構紆余曲折があって指揮者にもなった経緯があったため、
私はおそらく人生で一番と言っていいほど、一生懸命
取り組みました。
そのせいか、高校2年の時は優秀校、そして、高校3年の
の時には、最優秀校に入賞することが出来ました。
東京西部地区コンクールで最優秀校を取ると、今度は
東京地方コンクールへと進みます。
会場はNHKホール。
小学校、中学校、高校から、各エリアで選ばれた猛者達が、
そして、作詞家、作曲家の方たちや、合唱会の重鎮達、
併せて3400名もの人たちが集まり、その前で各部門で
1校ずつが選ばれ、全国大会にコマを進めます。
さらに、NHK-FMでは、その時の演奏の模様が流される、
という状況。
そんな中、参加校全12校の中で、学生指揮者は、私たちの
学校だけ。
もう、緊張してあがりきってしまうには、十分過ぎる
状況だったんですよね……
 
 


━━━━━
  ● 人前で上がらない方法
─────
コンクールは、小学校の部から始まります。
徐々に演奏が進んで行く中で、私はどんどん緊張していきました。
そして、ついに自分たちの番。
舞台袖で団員達と、頑張ろうとエールを送り合った後、
合唱団員とピアニストは、先に舞台に並びます。
ひとり舞台袖に残された自分は、緊張で押しつぶされそう。
もう心臓は早鐘を打つようにばくばくしており、心臓が
拍を打つたび、血圧で鼓膜が圧迫されるような感じがして、
耳が遠くなりました。
そんな中、スタッフの方に「舞台に出て下さい」と促され、
いよいよ登壇。
緊張で足が動かせず、動揺した私は、舞台袖の壁を拳で叩き、
えい! と声を出して、ようやく足を踏み出すことが出来ました。
舞台中央に立つと、アナウンサーの方のナレーション。
 「それでは参りましょう。曲は○○、ピアノは○○さん、
  そして、指揮は、3年生の水野浩志さんです。
  ではどうぞ!」
会場中に自分の名前が響き渡り、それもまたあがりに拍車を
かけつつも、何とか観客にお辞儀をし、指揮台に登りました。
客席からは、審査員やライバル達3400人が注目している中、
緊張がピークに達した状態で、私は、恐る恐る指揮棒を構えました。
しかしその時。
構えた指揮棒が、緊張のあまり、プルプルと震えて
しまったんです。
動揺した私は、その震えを止めようとしましたが、
止まってくれません。
思わず、震える指揮棒の先を左手で掴み、震えを隠そうと
しましたが、掴んだ左手も震える始末。
さらには、これに動揺したせいか、膝までがガクガク震えて
来てしまいました。
緊張のピークであったにもかかわらず、さらなる想定外の
出来事のため、私はもう、パニック状態でありました。
どうしよう、どうしよう、どうしよう……
どうにもならない状態の中で、この言葉だけが頭の中を
ぐるぐると回り始め、自分がこれから何をしたらいいか、
全く分からなくなってしまったのです……
……と、ここまで、自分の視点でずっと当時のことを書いて
みましたが、読んでいただいて、いかがでしたでしょうか?
もし、当事者意識を感じていただけたら、きっと同じような
緊張を味わっていただけたことでしょう。
しかし、なぜここまで人は緊張してしまうのか。
当時の事を、子細に文章に起こした上で、考えてみるに、
このときの私は、一言で言って、
 ■ 人目の評価を気にしながら、意識を全て自分に向けていた
ということが分かると思います。
そして、おそらく、多くの人があがってしまう理由も、まさに
当時の私と同じものなのではないか、と思うんですよね。
試しに、今まであがってしまったときのことを、今回の私の様に
詳細に思い出して、その時自分が、何を気にしていたのか、
自分の気持ちをどこに向けていたか、振り返ってみて下さい。
あがらない方法を知るヒントは、そこにあるかもしれません。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
人前であがる理由は、人目を気にして自分に意識を向けすぎててしまうから
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
人前であがる理由は分かりました。
では、あがらないためには、いったいどうしたら良いでしょうか?
再び、当時の自分に戻ってお話ししましょう。
……指揮台で、全身ぶるぶる震えてどうにもならなくなっていた私。
頭の中で、「どうしよう」という言葉がリフレイン状態。
その時、合唱団員の顔が目に入りました。
彼ら、彼女らの顔もまた、緊張していました。
そこに、指揮者である私が、あがりきってしまった姿を
見せてしまっており、更に彼らの不安と緊張を増幅
させていたのでした。
その時私は
 ★ 団員達に対して、申し訳ない
という気持になったんです。
せっかくの晴れ舞台。
一生のうちに、NHKホールに立って唱い、さらにはそれが
ラジオに流れるような経験って、今後はもうないでしょう。
そんな貴重な経験が出来るにもかかわらず、私があがって
グダグダになってしまったら、団員達だって、まともに唱える
訳がない。
課題曲と自由曲。このわずか2曲のために、自分たちなりの、
最高の演奏が出来る様、夏休みの全て費やしてきた。
その自分たちの努力が、私がグダグダになったままだと
全てが水の泡になってしまう。
彼らに、出来る限り最高のパフォーマンスで唱わせたい!
そう思ったとき、今までの緊張が、ふっと消えました。
一旦指揮棒を降ろし、深く、大きく深呼吸をひとつ。
そして、再度指揮棒を構えたとき、その指揮棒の先は
震えず、膝もすっと伸びた状態で立つことが出来ました。
そして私は、出来る限り最高の笑顔を作って、
指揮棒を振り下ろしたのでした……
……ということで、人前で上がらない方法、分かりましたでしょうか?
人目を意識して自分に気持が向くから、あがるのであれば、
あがらないためには、逆のことをすればいいわけです。
つまり、
 ★ 人目を気にせず、誰かのために気持をむけ、
   その人のために、今の自分を使い切る
事をすればいいのです。
人前に立って何かをする、ということは、おそらく
その行為が、人様の役に立つこと、人様のためになること
だからのはずです。
であるならば、誰のために今自分は人前に立っているのかを
しっかりと自覚し、その人のために、最大限の役に立とうと
尽くしきる覚悟を持つこと。
そうすれば、緊張してあがると言うことはなくなることでしょう。
私が最近、セミナーや研修で人前に立っても、あまり緊張し
あがらなくなったのも、場数を踏んでなれてきたからという
理由以上に、
 ★ 受講者の役に立つために、今の自分を使い切る
という気持を持つことが出来る様になってきたからだと
思うんですよね。
もし、あなたが緊張し、あがったと自覚したら、
役立つ人を定めて、その人達のために今の自分を
使い切ろうとしてみてください。
きっと、緊張したりあがったりということを
感じなくなってくると思いますよ。
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  ● 編集後記
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超一流の、さらに斜め上を行く、ハイレベルな
社交性とコミュニケーションスキル。
42 : マンネングサ(新潟県)
  :2009/08/25(火) 21:06:55.96 ID:y4RUs5uy
 俺の親父、4年ほど前小学校の同窓会に行ってきたのだが・・・・
 クラスメイトの顔を全然覚えておらず、名前もほとんど忘れていた。
 とりあえずハシャいだフリして、
 「ひっさしぶり!名前なんだっけ?アハハ・・・」
 と、ふざけたそぶりで名前を聞き出したそうな。
 なのに、名前を聞いても全然記憶と一致しない。
 その後、酒飲んで料理食って、担任だったであろう
 老人にビールついで
 「本当にお世話になりました!今でも尊敬しています!」
 って涙を流し、最後に記念撮影してから、二次会三次会・・・・
 翌日知ったのだが、同窓会は次の週。
 つまり、同じ場所で別の日にちに行われた、まったく無関係の
 同窓会に飛び入り参加し、語り合い、涙を流し、記念写真まで
 撮ってきやがった。
 初めて父を尊敬した。

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