こんばんは! 水野です。
昨日のメルマガでは、今後活動していくコンセプトが
新しく決まりましたよ、というお話をさせて頂きました。
【2014年上半期の振り返りと、今後の活動についてのお知らせ】
数年前からの紆余曲折を経た上で、ようやくたどり着いた、
今後活動していく新しいコンセプト、
★ 【人を育てる苦しみ】から人々を解放する
を手に入れ、今後はこれを掲げて活動していきます、
とお話しました。
これに伴い、こちらのメルマガのタイトルも変更することと
しました。
上にも書きましたが、新しいタイトルは、
「ストレスフリーで人を育てる思考のヒント」
~ 人を育てる苦しみから、自分を解放しよう ~
とします。
ここ1年で読者になって下さった方にとっては、
しょっちゅうメルマガのタイトルが変わって
ご迷惑をかけして申し訳ありません(陳謝)。
ということで、これからのメルマガは、人を育てる
ストレスから解放される考え方のヒントについて、
お伝えしていきますので、よろしくお願いします。
さて、今回のメルマガは、その一歩目として、そもそも、
■ 人を育てる苦しみから、なぜ解放される必要があるのか?
という事について、ちょっとお話したいと思います。
人を育てるのは、一筋縄ではいかない、人を育てるのは大変だ、
というのは、多くの人が持っている認識でしょう。
また、ストレスについても、単に悪いものというものでもなく、
人の成長において必要なもの、と言う見解もありますので、
一方的に悪者扱いして消してしまおう、とするのもいかがなものか、
という意見もあります。
確かに、人を育てるということは楽ではないですし、
ストレスを感じる事がいけない! と言い放つつもりも
ありません。
ただ、部下育成の現場を見ていると、多くの人がストレスを
抱え、悩み苦しんでいる状態が、あまり好ましいものではない
ように思えてならないんですよね。
そのストレスによる苦しみ方には、大きく二つパターンに
分かれます。
まずひとつ目のパターンが、
■ 相手が自分の思い通りにならないストレス
です。
これは、立場や権力を使って、相手をコントロール
しようとしている人によく現れるもの。
こう動いて欲しい、こう考えて欲しい、と思いながら、
そう動き、考えてくれないということに苛立ち、
それがストレスとなってしまう。
こんな結果を出してくれと言ってるのに、望む結果を出して
くれない、と言い、それをストレスと感じてしまう。
こういったストレスは、相手が望み通りに変わらない限り、
消えて無くなってはくれません。
しかし、相手も人間ですから、こちらの思い通りには
そうそうなってくれるはずもありませんので、その結果、
ストレスを感じて苦しんでしまう、という事になります。
ふたつ目のパターンは、
■ 自分の育成者としての未熟さを感じてのストレス
があります。
これは、他責思考ではなく、自責思考で考えて行こう、
とする人によく現れるもの。
上に書いたような他責思考の人なら、
「言うことを聞かないのは部下が悪い。オレが悪いわけじゃない!」
と、人のせいにしてしまい、自分を責めたりしないのですが、
なまじリーダーシップ論やメンター論なんてものを学び始めて
しまうと、
「部下が育たないのは、自分のあり方が未熟だからだ……」
と考えて自分を責めてしまい、それが苦しみとなってストレス
を感じてしまう、という事になるわけです。
この2つのストレス、質は大きく違うように見えるんですが、
結果論的には、
■ 育てる人が居るからこそ生まれてしまうストレスによる苦しみ
という点において、同じ弊害を起こしていることになって
しまうんですよね。
つまりどういうことかというと、
■ 育てられる側の人に、
「お前の存在が、自分の負担である」
という気持で接し続けてしまう、という事
になるからです。
立場が上の人間、権限が自分より強い側にいる人が、
こういった、意識的にしろ、無意識的にしろ、
「お前の存在が、自分の負担になっているんだ」
という思いを抱えて接し続けられたら、果たして、
育てられる側の下の人間は、どんな気持ちに
なるでしょうか。
・私はこの人に認められてない
・私はこの人から否定されている
・なんて私はダメな部下なんだろう
・いやいや、私にだって言い分がある
……などなど、部下の胸には、色々な【負の思い】が
渦巻いてきてしまうことでしょう。
そんな部下が、立派なビジネスパーソンとして
育ってくれるだろうか?
そう考えてみれば、答えは自ずと明らかですよね
だからこそ、人を育てる立場にいる方自身が、
人を育てるストレス、苦しみから解放されなければ
いけないんですよね
事実、きちんと人を育てられている人は、
人を育てられない人たちが抱えているような
ストレスは、感じていないようです。
基本的にのびのびと楽しげでいますし、
仮にストレスを感じていたとしても、
それは、部下を育てる事から生まれる
ものではなく、もっと別のところから
生まれているものがほとんど。
まあ、クチでは「人を育てるのは大変だよ」
なんてこという人も少なくないですが、
翌々聞くと、上に書いたような思考で、
ストレスを感じている人など、まずいない
ようなんですよ。
そして、私自身も、
人材育成の世界に関わって10数年となり、
以前は、上に書いたようなストレスを感じ、
苦しみ続けておりましたが、今では、
少なくとも、上に書いたようなストレスからは、
随分解き放たれたように思います。
このメルマガでは、そういったストレスから
解き放たれ、結果として、部下に不用意な
ストレスを与える事無く、前向きな気持ちで
人を育てる事に取り組める、考え方や具体的な
方法について、お伝えしていきたいと思います。
という事で、また次回のメルマガ、ご期待下さい。
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