仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

  1. メルマガバックナンバー
  2. 56 view

もしもあなたの子供が麻薬中毒患者になったら……

例えば、自分の子供が麻薬中毒だったとします。

「もうこれきりで必ずやめる」

と何度も言いながら、やはりまた麻薬に手を出してしまう。

さて、そんな子供をあなたは信じる事が出来ますか?

私の場合だったら、胸を張って、
「信じる事が出来る!」
と言い切るでしょう。
ただし、その信じ方とは、多くの人が考えている
信じ方と、ちょっと違うかもしれません。
どういうことかというと、
「この子はいつか必ず立ち直るだろう」
と言うことは信じますが、
「もう来れきりで必ずやめる」
という言葉は信ません。

なので、いくら本人が
「必ずやめるから信じてくれ!」
と言って抵抗したとしても、施設なり病院なりに入れる
でしょうね。

以前のメルマガでも書いた事がありますが、私の考えでは、
「信じる」は、ふたつあって、ひとつは「信頼」もうひとつは
「信用」なんですね。

信頼というのは、相手に対しての自分のあり方のこと。
相手がどういう状況であるかは全く関係なく持つもの。

信用とは、相手の言動や成果を鑑みて判断すること。
その状況に寄って、高くなったり低くなったりと流動的。

なので、今回のように、
「相手を信頼しているが、相手の言葉を信用していない」
という事は当然ながらあります。
むしろ、信頼と信用に開きがあることは
日常茶飯事なのです。

しかし、信頼と信用を混同してしまっている人は、この開きに
振り回されて、人を信じて傷ついたり、人を信じられずに
人間関係をこじらせてしまったりする。

逆に、これらをきちんと切り分けて考えられる人は、
多くの人をきちんと信頼でき、その信頼と信用との
ギャップに動じずに生きて行くことが出来るのです。

信頼と信用とを混同してはいけません。
しっかり切り分けることで、本当に人を信頼できるようになり、
きちんと信用を測ることが出来るようになるですから。

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


最近の記事