仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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人を成長させる方法

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  ● あの人がこんなに……
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企業研修などで行われるもので、フォロー研修というものがあります。 
私、これ好きなんですよね。
以前お会いした方たちが、しばらくの時を経て、一体どんな風に
変わったのか。
これがとても楽しみなんですよ。
もちろん、変わらない方も結構いますし、むしろ状況が悪化した、
という方も珍しくはないのですが、やはり何人かの方たちは、
以前よりもぐっと良くなった、という方もいらっしゃるわけです。
先日も、とある企業の半年ぶりのフォローアップの研修に
行ってきたんですが、その中の一人が、もう別人か、と
思うくらい、変わってたんですよ。
以前は、顔つきも暗くて、陰も薄く、グループでの話し合いの
中でも、一人だけ静かにしていたような状態だったんです。
ところが、半年ぶりに合ってみると、顔つきが明るく、発言も
積極的にするようになって、もう別人かと思うくらいの変貌ぶり。
あまりに大きく変貌したので、
「以前とずいぶん雰囲気が変わりましたね、
 なんでそんなに大きく変わったんですか?」
と聞いてみたんです。
その答えを聞いて、人を育てるって、やっぱりそういうこと
なんだよなあ、と、改めて思い知らされたんですよね。
 


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  ● 人が育つために必要なこと
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以前の私は、ものすごく人に厳しい人間で、そうそう
滅多なことでは人を認めなかったんですね。
とにかく、厳しく接していき、だめなところを指摘して、
その点を直していく、というタイプ。
何かやったら、必ずダメだしをしたがるタイプだったんです。
そのときの私の心境は、
「中途半端なレベルで認めたりするとつけあがるから出来るまで認めない」
ということを信条としていたんです。
しかし、こういった接し方で結果が出る人は良いんですが、
結果が出ない人は、いつまでたっても鳴かず飛ばずになってしまい、
そのうちに腐ってやる気を無くしてしまうんですよね。
でも、当時は結果が出なかった人のことを、
「甘えの強い人間だ!」
と断定して、自分のせいではなく、相手のせいにしていたんです。
とはいえ、結果が出ないことをいつまでも相手のせいにしているのも
どうかと思い、自分の対応の仕方も色々と変えていこうとチャレンジ
したんですね。
その中のひとつが、
 ■ 相手を認める発言をする
ということ。
いやあ、最初は全然出来ませんでした。
心の中で「まだまだだ」と思っているのに、口先だけで
認めようとしていたわけですからね。
だから、もう、言葉の端々に嘘っぽさが出て、相手も
認められたと思ってくれないんですよ。
それに、今まで辛口コメントしかしなかったものですから、
いきなり認めるコメントをし始めたもんですから、
気味悪がられる始末で。
でも、そんな中で何とか認めたりほめたり、ということをやり続けて
いったところ、だんだんと
 ★ その人の良さがそれなりに判ってくる
様になったんですね。
で、些細なことではあっても、その人の良さというものを
素直に認められるようになってくると、相手にかける言葉にも
ウソが無くなってきたんです。
そして、そういうことが徐々に出来る様になると、不思議なことに、
そうやって接してきた人たちが、だんだんそれなりの成果を出して
きてくれるようになるんですね。
もっとも、今もまだだめ出し癖が残っていて、ちょっと気を抜くと、
すぐに、もっとこうせいああせいといってしまうんですが(汗)。
それでも、以前のように頭から否定、というスタンスではなく、
相手を認める姿勢を見せた上での発言になりますから、
少なくとも前向きに耳を傾けてくれるようにはなったんです。
前段でご紹介した方も、変わるきっかけは、認められたこと。
部下を持たされ、役職もきちんと与えられたことがきっかけと
なって、自分に自信が持てたとのことでした。
【認められる】ということはその人が成長する際の、大きな
足がかりになるんですね。
部下を持つ皆さん、是非実践してみて下さい。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
          部下をきちんと認めてあげよう!
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こんな話をしていると、中高年の管理職の方の中には、
 ■ なんでそこまでしてやらなければいけないんだ
とおっしゃる方も、結構な数います。
  自分たちの時は、そんな育てられ方はしなかった。
  最近のやつは、なにくそ、と頑張る根性が足りなすぎる。
そんなことをいいながら、ここまでやる必要がないのではないか、と
食い下がってくるんですね。
私も、元々はそういった考え方を持っていた人間なんで、
そういうことをおっしゃりたい気持ちはよくわかります。
でも、なんでそこまで、という以前に、
 ■ 部下を育てるのがあなたの仕事
であるならば、そして、
 ■ 今のやり方では、思うように部下が育たない
のであれば、これはもう、やり方を変えるしかないでしょう。
私が最近感じる、中高年管理職層の多くが持つ問題は
 ■ 結果ではなくやり方にこだわる
ということ。
「ビジネスは結果だ!!」
なんて口ではいいながら、部下たちに対しては、自分のやり方を
ひたすら押しつけてしまい、結果が出ないことを彼らのせいにする、
という上司、結構いるんですよね。
やり方、方法論なんて言うものは時代時代に合わせて変わって
くるものなのですが、そんなことお構いなく、自分のやり方に
固執し、そしてそのやり方を部下にひたすら押しつけていく。
その姿は、あたかも「この俺を認めろ!!」と強弁に叫んで
いるかのようです。
自分を認めろ、と声高に叫びながら、人のことは認めないという矛盾。
  こんな上司がいたら嫌ですよね。
  こんな自分だったら嫌ですよね。
私もみなさんも、胸に手を当てて、自分がこんな人間になっては
いないか、自らを振り返って考えてみましょう。
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  ● 編集後記
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この間、事務所用の掃除機を買いました。
いままで、リサイクルショップで2台、掃除機を購入したんですが、
2台とも、どうも吸引力が悪くて、思うようにゴミや埃を吸い込んで
くれなかったんですよね。
しばらくはだましだまし使っていたんですが、いよいよイライラしてきて、
ついに先日購入、と相成りました。
本当はダイソンを買おうかとも思ったんですが、アレってメチャ
高いんですね! びっくりしました。
さすがに掃除機であれだけの金額は出せない、ということで、
価格.comで色々調べた結果、国産のサイクロン式掃除機を
買ったんです。
そして、昨日がその掃除機のお披露目。
いやあ、新品の掃除機、良いですね!
あれだけ吸い込まなかった埃やゴミをどんどん吸ってくれて。
事務所じゅうを掃除機かけて、ゴミをストックするところを見たら、
まあ、今まで見たこともないくらい埃を吸ってくれました。
ということで、久しぶりにさわやかな気分で事務所にいるのであります。
 

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