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自分の過去の扱い方

おはようございます。水野です。
今日は、唐沢寿明さんのエピソードを知って、
いい話だなぁ、と思ったことをお伝えしたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 実力派俳優の下積み生活
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壮大なスケールの漫画を、豪華な出演陣で実写映画化したことで
今話題になっている「20世紀少年」。
先週末より公開されたとのことで、今、主演の唐沢寿明さんが
色々な番組で、宣伝もかねて出演しているようです。
唐沢さんは非常にいい男で、かつ、俳優への取り組みも、
非常に真剣との印象がありますが、トーク番組では、
実にざっくばらんな性格で、話が面白いんですよね。
特に、昔の下積み時代のお話しなどは、彼の役者としての
キャラクターとは不釣り合いなほどの話で。
デビュー前はキャバレーの客引きやショーパブに出演したりも
していたそうですし、デビュー後もしばらくは、ヒーローものの
脇役や、スーツアクター(いわゆる、顔が出ない格好で出るという
もの)をしていたそうです。
バラエティでは、そんな話もあけすけに話してしまい、
周りの共演者が気を遣うことも、以前はしばしばあったとか。
昨日も、おしゃれイズムで、下積み時代にショーパブで
やっていたヒーローもののおもしろエピソードを話してましたし。
しかし、ここまで役者として成功しているのならば、
あえて今、昔の下積み時代の話などをしなくてもいいのに、
と思う方もいるかもしれません。
実際、「20世紀少年」は、制作費・キャスティング共に邦画史上
最大規模ともいわれる映画であり、その主役を張るということは、
唐沢さんは、名実ともにトップクラスの俳優となるわけです。
共演者が気を遣う、ということは、そういう意味もあるでしょうからね。
でも、そんな唐沢さんは、全く別の考え方を持って、あえてその
下積み時代の話をしているのだそうです。
その理由を知って、私はとても素敵だなあ、と思ったのであります。
 
 


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  ● 自分の過去をどう扱うか
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ある程度成果や実績を出した人の中には、
自分自身の過去を隠そうとする人がいます。
まあ、それはそれで、その人の考えですので、
私がとやかく言うつもりはありません。
しかし、隠そうという意識がなくとも、あまり自身の
昔話を語ろうとしない人は、比較的多いように思います。
そういった人たちの中には
 ■ 自分の過去に価値を見いだしていない
という理由で、語れないと考えている人が、
意外と多いのではないでしょうか。
例えば、自己表現をテーマにしたセミナーや研修などで、
「あなたにも、人に語るに足る体験、経験があるんですよ」
といっても、多くの受講生は、
「私は人に語るほど有意義な体験を持っていない」
とか、
「私の経験なんてたいしたものありませんよ」
といって、視線を落としてしまいます。
しかし、自分自身が些細なことでしかない、と思っている
経験も、受け止め方によっては、人に対して語るに足るだけの
素晴らしい素材になることは、充分にあるのです。
そう、まさに重要なことは
 ★ 自分の過去の体験をどんな想いで扱うか
ということが、とても重要なのではないかと思うんですよね。
唐沢さんは、過去にキャバレーの客引きやスーツアクターを
やっていたことを積極的に話していますが、その理由は
 ★ 今の自分があるのは過去のおかげ
という感謝の気持ちがあるから、積極的に語っているんだそうです。
このことを聞いて、とても素敵な考えだなぁ、と思ったんです。
そして、私自身も、過去の自分を語りますが、その語っている
ときの自分の気持ちを振り返ると、唐沢さんと同じように、
 ★ 今の自分を作ってくれた体験としての感謝
の気持ちがベースにあることに気がついたんです。
どんなすごい体験をしているか、ということで、語れる過去が
あるかどうかを計るのではなく、どんな些細な体験でも、それが
今の自分の何かを作ってくれたと感謝する気持ちがあれば、
あなたにも、きっと人を惹きつけるような、自分の話が
出来るようになるのかもしれませんね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
 過去の体験を、今の自分を育ててくれたものと感謝して受け止めよう!
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ところで、皆さんの中には、過去の自分の体験を語ることが
 ■ 昔の苦労話を自慢げに語る醜さ
として受け止められてしまうのではないか、と不安に感じている
人も、ひょっとしたらいらっしゃるかもしれません。
確かに、昔の苦労を得意げに話す人の話は、聞いていて
気持ちのいいものではありませんよね。
そうならないためにはどうしたらいいか。
実は、これを回避するのは、実に簡単なことなんです。
それは何かと言えば、話し始める前に
 ★ 「これは本当に感謝していることなんですが」
と、一言、言い添えるんです。
自慢話というのは、シンプルに言えば「俺ってすごいだろ」
という話になるわけですよね。
その話で表現したいことのベクトルは、自分に向いてしまって
いるわけです。
それは、体験に感謝している状態ではありませんよね。
今回の話は、自分の体験に感謝しろ、と言っているわけです。
感謝とは、その体験をさせてくれた自分以外の誰か、または何かに
対してベクトルが向いている、ということになるわけですよね。
その感謝の対象者に気持ちを向けつつ話すことが出来たら、
絶対に人は、あなたの鼻持ちならない自慢話とは受け止めない
はずです。
だから、自慢話にならないようにするためには、話し始める前に、
まず自分で「この話は自分が感謝していることである」と宣言
してしまえばいいのです。
そういったことを繰り返していくうちに、次第に聞く人に対して、
気持ちよく、そして役に立つように、自分の過去の体験を語れる
ようになることでしょう。
あなたらしさを表現するのは、あなたの体験を語ることでしか
出来ません。
是非、過去の自分の体験に感謝しつつ、自分をきちんと
語れるようになりましょう。
 
 
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  ● 編集後記
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28日の集中豪雨はすごかったですね。
我が家は、高尾に近い八王子ですので、ニュースで
災害が起きていると取り上げられていたまさにど真ん中の
エリアでありました。
雨の勢いは、本当にすごくて、バケツをひっくり返したような、
と言う表現が、本当に大げさではありませんでした。
自宅の前は、甲州街道が走っていて、片道2車線の結構広い幹線道路
なのですが、そこの道路が、まるで川のようになっていました。
完全に道路が水没し、推移が、歩道との段差を越えて、あふれかえり
そうなほどの勢いでした。
ここまですごい豪雨は、今まで見たことがなく、いつもは
子供のようにはしゃいで喜ぶところでしたが、いささか恐怖を
感じるほど、壮絶な状態でありました。
幸い、自宅も事務所も水害に遭うことはなく、瞬間停電で
書きかけの原稿が何度か消えてしまった、と言う程度の被害で
すみましたが、車で数分行ったところでは、床上浸水となって
しまったという方もいらっしゃったようで。
本当に、単なる雨だ、なんて馬鹿に出来ないと思い知らされました。
まだ、豪雨が降ることもあるようですので、是非お気をつけ下さいませ。
 
 

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