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見切りとあきらめ

おはようございます。水野です。
今日は、読者の方から寄せられたご質問について、
お答えしてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 映画監督になりたかったのに……
─────
学生時代、私は映画監督になりたいと思っていました。
どうしてもその思いが抑えられず、大学2年のときに、
思い切って映像関係の専門学校に通い始めました。
しかし、通い始めてすぐ、私の夢は同級生達に叩き潰されて
しまったのです。
何せ彼らの感性は、私が理解できるレベルのモノではありません。
彼らの撮るもの、創るものが、よく解らないんです。
しかし、よく解らないなりにすごいパワーのある映像が
出来上がってきて、見ていて理解は出来なくとも、
何かドシンとしたものが伝わってくる。
翻って私が作るものは、なんかこう、どこか説明的で、
感情に訴えるモノが全然感じられないんですよね。
先生方の評価も、
「水野の作品は解りやすいがつまらない」
といわれ、他の連中の評価は
「よく解らないが、何かこう、伝わってくる」
という評価でありました。
この先、この業界で生き残れる才能が、一体どちらにあるのか、
この評価を見れば一目瞭然でしょう。
専門学校に入学して半年後、私は、映画監督を目指すことに
ついては、早々に見切りをつけてしまいました。
しかし、映画作家となること、そのものをあきらめてしまった
わけではありませんでした。
ですから、学校にはそのまま卒業するまで通い、卒業後には
映像業界に就職して作品作りを手がけていました。
【見切りをつける】事はしたが、【あきらめる】事はしなかった。
この二つ、似ているようでずいぶんと違いますよね。
一体何が違うんでしょうか?
 
 


─────
  ● 見切りとあきらめ
─────
私が思うに、見切りをつけるとあきらめるでは天と地ほどの
開きがあります。
私が思うに、
  【見切りをつける】とは、物事を前に進めること。
  【あきらめる】とは、元の生活に戻ってしまうこと。
なのではないか、と考えています。
私の場合、映画監督を目指すということはあきらめました。
これは、一見、後ろ向きに見えるようでもあります。
しかし、同級生の能力の格差をまざまざと見せつけられたとき
 「なんで映画監督になりたいと思ったんだろう」
ということを考えたわけですね。すると、
 「人の気持ちを動かしたい」
という想いが、映画監督になりたいという気持ちの
向こうにあったんですね。
で、そのためのひとつの方法論として「映画監督になる」
ということを選択していたわけなんです。
しかし、人の気持ちを動かすという事であれば、映画監督以外でも
選択できる仕事は、他にいくらでもあるわけです。
少なくとも、専門学校に入って、ぶっ飛んだ感性を持った
友人たちを見たときには、自分が最終的にやりたいことを
実現するためには、映画監督を目指すより、違うルートを
取ったほうが、本当の想いを実現する近道だと思いました。
だから、そのときは、映画監督になろうということに
見切りをつけたわけです。
結果としては、映画監督には今現在なっておりませんが、
本を出したり、セミナーをやったりと、人の気持ちを動かす
仕事につくことは出来ました。
これは、最初に思い描いていた夢の実現とは、ちょっと
違う結果かも知れません。
しかし、私としては、現在の結果でも、十分満足できる
あり方のように思っています。
つまり、見切りとあきらめの違いを、具体的にいえば、
 【見切りをつける】とは、その方法論や道筋を捨てること
 【あきらめる】とは、その夢や目標を捨てること
ではないかと思うのです。
もし、あなたが壁にぶつかってしまい、物事が思うようにいかず、
進む道を変えようとする場合には、
「これから自分は、見切りをつけるのか、それともあきらめるのか」
ということを、ぜひ自分に問いかけてみてくださいね。
 
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           今日のトーク術・まとめ
    あきらめて歩みを止めず、見切りをつけて前に進もう!
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念のため言っておきますが、今回のお話は、ちょっとうまく
いかないからといって、すぐに違うやり方を求めよう、という
ことではありません。
前に進むときは、必ず大なり小なり障害物が現れますから、
そのたびにその道筋を見切りをつけていったら、いつまで
たっても前には進みません。
あくまでも、道筋にこだわりすぎて、視野が狭くなって
しまわないための考え方として受け止めてください。
私自身、見切りをつけたのは「映画監督にしかならない」
という道筋だけであって、実は、映画監督になることを
完全にあきらめたわけではありません。
20歳そこそこで、まっすぐに映画監督に向かうことが
得策ではなく、もう少しいろいろと世間を勉強した上で
目指したほうがいいという考えであります。
だから、今でも映画監督になろうという気持ちがなくなった
わけではありません。
チャンスがあれば、ぜひやってみたい仕事であることは、
今も変わりないですからね。
 ★ 夢をたくさん持っていても、重たくはありません
から、夢は夢で、いつまでも持ち続けておきたいと
私は思っています。
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  ● 編集後記
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ずっと見たいみたいと思っていたWALL・E。
先日、ソフトが発売されたので、早速買って観ました。
やっぱり、PIXERの映画は、裏切りませんね。
本当に面白かったです。
ロボットの感情表現が、とても素敵に表現されていました。
あと、いつも映像はフルCG、というのがウリのPIXER映画
ですが、今回、初めて実写映像が使われていました。
これにはびっくり!
でも、実写を使う意味がきちんとあったので、
これはこれで納得、であります。
とにかく、ぜひ観て欲しいと思える映画でしたよ。
さて、昨日の我が家のネコブログ。
かみさんに、大阪土産に難癖つけられました……
 → http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/200904280000/
 
 
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