おはようございます。水野です。
本題に入る前のお知らせであります。
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さて今日は、昨日のメルマガに引き続き、考えるという
事について考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 考えるということ
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昨日のメルマガで、考えすぎてしまうという人に向けて、
お話ししました。
【考えすぎてしまう人たちへ】
→ https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/825160.html
このメルマガでは、考えすぎてしまうという言葉を使いながら、
実際は、考えているのではなく、悩んでいるというケースが
多いようなので、そのことを確認してみては、というお話を
しました。
今回は、さらに考えを進め、「考える」ということについて
考えてみたいと思います。
大辞林によると、「考える」とは、以下のような意味であると
書かれています。
1 物事について、論理的に筋道を追って答えを出そうとする。
思考する。
2 さまざまなことを材料として結論・判断・評価などを
導き出そうとする。
3 (形容詞・形容動詞の連用形に付いて)それが…である、
という感情や評価をもつ。…だと感ずる。
4 結論を出すための材料の一つとみなす。
5 計画する。意図する。
6 工夫して新しいものを作る。
7 罪を問いただす。処罰する。
8 比較検討や占いの結果に基づいて判断する。
これらを見るに、考えることのゴールは、答を出したり判断したりと
いうことになるようです。
そういう意味では、全ての人は考えるということをやっている
事になりますよね。
しかし、同じ事を考えても、人によって、他愛のない答しか
出せない人もいれば、非常に深いことまで導き出せる人もいます。
この違いは、一体どこから来るのでしょう。
地頭の良さ?
確かにそういうところも大きいかもしれません。
しかし、私自身、企業研修でも、考えて頂くワークなどを
やっていますが、大手企業で働く、学歴も高く、頭もいい
と思われるビジネスパーソンの方たちを見ていても、ちゃんと
考えられているように思える方には、ほとんど出会いません。
彼らは、立派な大学を卒業し、競争率の高い就職競争に
勝ち抜いて、その会社に入った人たちです。
地頭も、かなりいいはずなんですよ。
なのに、たいした答えを導き出せない。
なんてえらそうなこと言ってますが、実は、私自身も
以前は大してきちんと考えることが出来ませんでした。
しかし、ある方の思考プロセスを見て、考えるという
事が、どういう事なのかということが分かったんです。
─────
● メンターの考え方
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私のメンターの一人であるコンサルタントの方は、非常に
オリジナリティの高い手法を独自でいくつも創り上げました。
私は、よくこんな事が考えられるなぁ、一体この人の
頭の中は、どんなことになっているんだろう、と思って、
しばらく張り付いて、その人の頭をのぞき見ようと思ったんです。
すると、やはりその人は、常に何かについて考えを巡らせて
いるんです。それはそれでなるほどな、と思いました。
しかし、その考えている最中の話を聞いてみると、
■ え? これほどの人が、これくらいの答しか導けないの?
といったような、たいしたことのない答えが出てくることが、
もうしょっちゅうあるんですよ。
最初に、そのたいしたことのない答えにであったとき、私は
軽い失望感を感じました。
ところが。
その方は、即座にその導き出した答えを足がかりに、
再度考えを巡らし始めたのです。
そしてまた、ひとつの答を出す。
まあこれもたいしたものではない。
しかし、さらにこの答を足がかりに考え始め……
と、考えて答を出すという行為を、繰り返し続けたんです。
そして、そのスパイラルを繰り返していくうちに、導き出した
答が、ドンドン磨かれて素晴らしいものになっていくのです。
ああ、なるほど。 私はこの時に悟りました。
それまで私は、いい答を導き出す考え方は、
■ じっくり考え尽くして、一度で良い答を出す
ということだと思っていたんです。
しかし、私がメンターをやっていたことは、
★ 素早く答を出す行為を延々と繰り返す
ということをやっていたんですね。
これを見て、私もこの考え方をまねてみました。
すると、今までよりも、明らかに考え方が深まったんです。
具体的に、一番変わったところは、
★ 自分が出した答は、ゴールではない
という意識が常にあるため、答を出した後に「これで大丈夫」
という、油断や安心をすることが無くなりました。
だから、常に自分が出した結論について、さらに思考を深めて
行こうという習慣がついたんですね。
だから、自分なりに持っているたくさんの答や結論が
★ 常にバージョンアップしている
という状態になっているのです。
そういう癖や習慣が身についた上で、周りの人たちを見ていると、
■ 一回考えて答を出し、その答が正しいと安心しきってしまう
という人が、非常に多いということが分かったんです。
一度だけしか考えずに出した答を持って、
・「これはもう分かった」と安心してしまう
・「これが正解だ」と言い切ってしまう
・「こちらが正しくあなたが間違っている」と決めつける
という行為を、かなりの人がやってしまっているんです。
一度だけ考えて出した答に、なぜそれだけ正しさをゆだねて
しまうのか。
そんな浅い結論に身をゆだねる怖さをなぜ感じないのか。
もしあなたが思い当たるようでしたら、今回お話しした方法で、
考えを深める習慣を身に付けてみるのもいいかもしれません。
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今日のトーク術・まとめ
一度出した答で安心せず、それを足がかりにさらに考え続けよう!
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ちなみに、あるとき、私はそのメンターに、
「先生は、こういった繰り返して考えることを ひとつの
テーマに対してどれくらい行っていますか?」
と聞いてみました。
私は、そのときの答を一生忘れられません。
その方は、私の質問に対して、コンマ一秒も間を開けず、即答で
「2000回」
と答えたんです。
ここで、本当にこの方が2000回考えているのか、
という真偽について考えようとした方、その気持ちは、
よく分かります。
でも、せっかくこれを自分の人生に活かすのであれば、
自分の意識のベクトルを、事の真偽に向けるのではなく、
■ 間髪入れずにこういう数字が答として返ってきた
ということについて、まずは考えてみましょう。
私の質問に対して、間髪入れずに返ってくる、ということは、
きっとこの方の中には、
「何を考えるにしても、これくらいは考え続けよう」
という、自分なりの基準値を、すでに明確に持っていた、
ということなんだと思うんです。
もちろん、全てのことについて、2000回も考えている
わけではないでしょうが、些細なことについても、この数字が
基準にある以上、簡単に流して、これでオッケー、という
安易な結論は出さないでしょうね。
だから、10回や20回、いや、100回や200回考えたと
しても、
■ これくらい考えたんだからもういいだろう
という気持ちにはならない、ということなんですよね。
自分なりに、そのように解釈して、私自身も、常に
2000回は考えていこうという基準を掲げました。
まだまだ、2000回を考えきったものはないですが、
それ故に、自分の出した結論や答のバージョンアップは、
常に怠らないよう、考え続けているのであります。
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もし良かったら一言声かけて下さいね。
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● 編集後記
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連日雨で外に出にくい天候ですね。
昨日は、荷物の発送もなく、受け取る荷物もなし、ということで、
久しぶりに事務所に行かずに、自宅で仕事をしていました。
かみさんと、ネコたちと一緒に、まったりとした時間を
過ごしましたが、やっぱり仕事は進みませんね(汗)。
ついつい、ネコたちと遊んでしまいます……
ということで、昨日の我が家のネコブログ。
2番目の写真、啓介がある犬の真似してます。
ビクターに関係ある方は、必見であります!
→ http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/20090508000/
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このメルマガは、出来るだけ新鮮な気持ちをお届けしたく、
基本的に毎日書きためをせずに書いております。
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書くこともありますし、時間に追われ、慌てて書くこともあります。
そのせいか、時々文章がおかしかったり、誤字も多いのが玉に瑕の
メルマガでありますが、毎日、その時の想いをタイムリーにお届け
する、というところを一番大事にしたいと考えておりますので、
そのあたりは、どうかご容赦下さいませ。
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