おはようございます。水野です。
本編の前にセミナーのお知らせを。
8月26日に、講師をされている方向けに、セミナー・研修の
構築手法のポイントをお話しした
【オープニング・エンディング構築手法セミナー】
を開催いたします。
内容は、受講者の意識をカリキュラムに集中させ、受講後の
行動変容率・実践率を向上させるセミナーや研修を創るための
手法をお伝えします。
短時間でご自身のカリキュラムをブラッシュアップしたい、
という方は、是非いらしてくださいね。
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さて今日は、映画のメイキングを見ていて、思った事について
お話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 「アポロ13」のロケット発射シーン
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先日、以前録ったビデオを整理していたら、10年前の
映画のメイキング番組が見つかりました。
その映画は、トムハンクスが主演の「アポロ13」。
宇宙飛行士3名を乗せて月へと向かうはずだったアポロ13号に
トラブルが発生し、それから彼らが無事に生還するまでの実話を
元にした映画です。
非常に手に汗握る内容で、私もハラハラドキドキしながら
見た覚えがあります。
この映画、内容もさることながら、出来るだけリアルな表現を
追求したということでも有名であり、特に、ロケットの発射
シーンは、今でもその素晴らしさが語り継がれています。
何せ、試写会に招いた、当時のNASA関係者が、
口を揃えて、
「良く、あの発射シーンが、あれだけきれいな資料映像として
残っていたね」
といったそうですから。
それほど、リアルで臨場感のある映像だったんですよね。
この映像、もちろん、特撮で録ったものであり、模型や
合成、そしてCGによるものでした。
特に、CGでは、当時の季候状態を元に、気流による
煙の流れや、ロケット壁面に張り付いた氷が、発射と
同時に、ばらばらとはがれ落ちていく状態を、全て
計算しながら再現したそうです。
メイキング映像でも出ていましたが、はがれ落ちる
氷の破片ひとつひとつまで、動きや質感にこだわって、
リアルさを追求してい他のに驚かされました。
そこまで徹底的にやれば、当事者たちも、本物の映像だと
信じてしまうのは、無理のない話なのかもしれません。
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● 手抜きと効率化、何が違うか
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例えば、あなたが「アポロ13」を作る側の立場にいたとして、
「当時の気象状況なんか気にしなくてもいいや」
「はがれ落ちる氷の質感なんて小さくて分からないから適当に」
と思って作ってしまったらどうなるでしょうか。
確かに、一般の視聴者が見たら、それほどの細かい違いを見抜く
ことは出来ないでしょう。
視聴者が見抜けないなら、やらなくてもいい。
こういう考えは、確かにあるかもしれません。
しかし、その考え方が、
「これくらいなら、やらなくても分からないだろう」
という考えのもと、あちこちの部分にドンドン波及していったら
その映画は、一体どんなものになってしまうでしょうか。
多分、今回作られた「アポロ13」とは、似ても似つかぬ
作品になってしまうことでしょう。
限られた至言の中で、最大限の効率化を図るために、
■ これはやらない、ときちんと決める
という判断は、非常に重要な意志決定だと思います。
しかし、制約条件がある中で、これといって明確な基準も決めず、
■ これくらいならやらなくても分からないだろう
という判断で手数を減らし、それを持って効率化を図ると
いってしまうのは、いささか問題であると私は思います。
前者は、あくまでも与えられた環境の中で、最大限の
成果を生み出そうとするための効率化の判断になりますが、
後者の場合は、目標も理想もない、ただの手抜きでしか
ありません。
映画のアポロ13も、本来ならば、リアルさを追求するなら
実際のロケットを飛ばしてそれを撮影することが一番だという
判断になるかもしれません。
ただ、そこまで出来るだけの資源がないからこそ、
模型や合成、CGなどを使い、その代わり、徹底的に
細部までリアルさにこだわって再現してやろうと取り
組んだからこそ、あそこまでリアルな映像に仕上がった
のだと思います。
「限られた資源の中で、どこまで理想に近づくか」
という気持ちで仕事に取り組む人。
「これくらいやらなくても分からないだろう」
という気持ちで仕事に取り組む人。
もしその二人が
「これが効率的な仕事の仕方だ」
だと思っていたとしても、両者には、あまりにも
大きな開きがあるのです。
ぜひ、あなたも、「効率化」、という言葉を使って、
「手抜き」の仕事をごまかそうとしないで下さいね。
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今日のトーク術・まとめ
自分がやっている作業軽減は、「効率化」なのか「手抜き」なのか?
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私自身も経験があるのですが、相手に分からない範囲で手抜きを
する考え方が身についてしまうと、
「これもやらなくても分からないかな」
「これだってやらなくても分からないだろう」
という思考に、ドンドン進んでいってしまうんですよね。
つまり、明確な基準も無しに、「ちょっとだったら分からない」
という考えだけで、作業レベルを落としていってしまうと、
下がったところで安心し、そこからまたちょっと下げ、という
考え方が続いてしまうわけです。
その結果が生み出すものは
■ 想像以上に粗悪な商品やサービス
なんですよね。
ついこの間まで、色々と騒がれていた、食品の産地偽装、
賞味期限の改ざんといった事件も、この
「ちょっとだけなら分からない」
という考え方の行き着いた先のことだと思うのです。
また、やってはいけない薬、してはいけない横領など、
こういった犯罪行為も、最初は「ちょっとだけなら」
ということが、きっかけになってしまうんですよね。
要するに、効率化、という言葉で自分をだまし、
人に見破られない(と本人が勝手に勘違いしている)手抜きを
するということは、ゆくゆくは犯罪者になってしまうという
事も、あながちいいすぎではないんじゃないかと思うのです。
私など、こういった悪魔のささやきには、本当に弱いので、
「ちょっとだけなら分からない」という言葉に流され
ないように、気をつけたいと思います。
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● 編集後記
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事務所のエアコンが壊れたため、窓設置用のエアコンを買ったのが
一昨日のこと。
昨日、配達されてきましたので、早速取り付けようとしたところ、
なんと、サイズが合わないことが判明。
売り場でも、サイズの確認をしたところ、
「サッシの高さが77センチ以上あれば大丈夫ですよ」
というので、それなら問題ない、と思っていたのですが、
横幅が、45センチ以上必要だという事が、マニュアルを
見て判明。
設置しようとした窓は、幅が40センチ弱しかないので、
これでは取り付けられない、とパニックになりました。
が、外枠の取り付け場所を工夫したりなど、何とか
四苦八苦して、少々変則的ながらも取り付け完了。
多少見栄えは悪くなったものの、何とか無事冷風が
事務所内に送り込まれることとなりました。
ようやく、灼熱地獄から解放され、快適に仕事が出来る
環境が整いました。やれやれ。
さて、昨日の我が家のネコブログ。
かみさんから皆さんへの、残暑見舞いであります。
ちょっと素敵な感じ。
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