今日は、珍しく、時事ネタを。
テレビもネットも、最近は
吉本興業についてのニュースが
かなり流れているようですね。
闇営業、という話から、今では、
吉本興業という会社に対する
批判の話がメインとなって来て
いるようです。
まあ、吉本興業の是々非々については、
私はジャッジする立場にありませんので、
ここではそのことには触れません。
が、もし私が芸人だったとしたら、
吉本興業に所属するのは、非常に、
有意義だろうな、と思うんですよね。
それはなぜかについてお話します。
吉本興業が他の芸能事務所と比べて、
圧倒的に芸人さんが所属する価値が
あるところのひとつが、
「舞台をいくつも所有している」
ってところだろうな、と思います。
芸人は、自分の芸を見られることが、
すべての始まりですが、その
「見られる場を得ること」
が、難しいわけです。
だから、そういう場を与えられるならば、
お金を払ってでもその場に出たい、と
考えるのが、売れたい芸人さんの、
まともな思考だと思うんですよね。
それを、吉本興業は、会社側が舞台まで
作って、しかもいくつも作って、そこに
お客さんを呼ぶ、というセッティングまで
してくれて、そこに、無名の芸人さんを
立たせてあげる、ってことをやっている
訳ですよね。
しかも、些少とは言いながら、ギャラまで
払っている、と。
これ、ホントありがたいことだと思うん
ですよ。
でも、多くの一般人が、その舞台に立った
時のギャラの金額を聞いて、
「これはひどい」
「ギャラの搾取だ」
みたいな事を言う訳です。
いやいや、芸人にとっての舞台は、
広告宣伝活動なんですよ。
会社から命じられた業務とは違うんですよ。
自分を世間に知らしめるための、金では
買えない、絶好のチャンスを、会社側から
逆に提供してもらっているんですよ。
だから、ステージのギャラが安いという
点については、私は、全く問題が無い
どころか、吉本すごい! 太っ腹だ!
と思うのであります。
もちろん、その他の点については、多々
問題があるかもしれません。
でも、売れてない芸人にとって、自分の
芸事でのし上がっていきたいならば、
吉本興業という会社は、その、のし上がって
いくためのインフラは、かなりきっちり
整っている会社だと、私は思うんですよね。
吉本のギャラ批判が結構目に付いたので、
こんな視点で考えてみても良いのでは?
と思って、こんなことを書いていました。
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