テレワークに移行している方たちが
沢山いらっしゃることと思いますが、
それによって、今までとは大きく違う
コミュニケーションスタイルをとらざる
を得ないことに、戸惑いを感じている
方も多いことと思います。
リアルに接しながら、気軽に話をする、
という形とは大きく違うので、当然の
事ながら、今までとは違った意識で
コミュニケーションをとる必要があります。
私自身、昨年より、ZOOMを使って、個人や
グループセッションを行ってきていました
ので、今回は、ネットを介したテレコミュニ
ケーションの取り方についてお話しますね。
今回は、テレコミュニケーションを行う
際の、3つの心構えについてお話します。
まずひとつ目に、心構えとして持っておく
と良いのは、
★ 言語化しないと伝わらないと考えよ
ということです。
リアルに会って話をする場合は、相手が
目の前にいるので、得られる情報量が
たくさんあります。
また、日本人特有の、というのでしょうか、
察する、とか、空気を読む、ということも
求められますが、それがうまく機能するのは、
リアルに接しているときに得られる情報量が
あればこそです。
ネットを買いしてのコミュニケーションは、
映像を介したとしても、かなりの情報量が
そぎ落とされます。
であるにもかかわらず、リアルの感覚と
同じように、察すること、空気を読む
ことをしようとしたり、相手に求めても、
おそらくうまく行かないでしょう。
なので、できるだけ、今までは口に出さな
かったことも、あえて言葉にして、確認を
すること、共有をすることを心掛ける必要が
あります。
コミュニケーションの目的は、意思疎通に
よる相互理解です。
そのためにも、言葉、というものを、より
意識して使っていきながら、理解の齟齬が
起きないようにしていきましょう。
そして、それだけ、言葉を介して相互理解を
するためには、ふたつ目の心構えとして、
★ 発言の長さを短くし、コミュニ
ケーションストロークを増やせ
ということです。
リアルで会っていると、自分が長々と話して
いても、相手の雰囲気やリアクションが
身近に見えるので、なんとなく、双方向で
会話が成り立っているように感じます。
また、相手も、話している人が目の前に
いるので、ほどよい緊張感と集中力を
持って相手の話を聞く事が出来ます。
しかし、テレコミュニケーションの場合、
リアルに相手が目の前にいない分、相手の
リアクション情報も少ないので双方向感が
薄れます。
また、相手も、目の前に人がいない、という
状態では、緊張感と集中力が失いがちに
なります。
そのような状態で、発言が長いと、話す方も、
聞く方も、かなりの苦痛を強いられることと
なるでしょう。
なので、発言の長さは、できるだけ短くし、
その代わり、ここまでの話をどう理解したか、
疑問や質問、意見はないか、ということを
こまめに確認して行きましょう。
そうやって、コミュニケーションストローク
を、増やしていく事で、双方の緊張感と
集中力を良い形で保っていきましょう。
さて、最後の3つ目の心構えはなにかというと、
★ 今までより、コミュニケーションに
時間がかかることを覚悟する
ということです。
上記のようなコミュニケーションをとる
ためには、今までより、時間がかかります。
同じ時間をかけてやりとりできる情報量は、
おそらく、リアルが10割とすると、テレ
コミュニケーションの場合は、7割くらいに
減ると思っておいた方が良いでしょう。
※ 注 ※
あくまでもこれは、元々、有益な話し合いを
していた場合の話であります。
無駄話や脱線が多かった場合は、テレコミュ
ニケーションになったおかげで、大幅に時間
短縮されるケースもあります(笑)。
※ 注 終わり ※
なので、テレコミュニケーションで話を
する場合は、内容のボリュームを絞るか、
普段より多めの時間を用意する必要が
あるかと思います。
最初のうちは、お互いテレコミュニケーション
になれていないため、非常に疲れると思うので
時間を長めに取るより、内容のボリュームを
絞ることをお勧めします。
ということで、まとめますと、テレコミュニ
ケーションを行うに当たっての3つの心構え
とは、
1.言語化しないと伝わらないと考えよ
2.発言の長さを短くし、コミュニ
ケーションストロークを増やせ
3.今までより、コミュニケーションに
時間がかかることを覚悟せよ
でありました。
さらに、具体的にどのようなテクニックで
コミュニケーションをとればいいかについては
こちらの記事もご覧下さい。