本日のテーマ:【本質を見誤る思考の罠】
こんばんは! 水野です。
今日は、企業で人材育成に関わっている方々に、是非お読み
頂きたいお話であります。
企業研修などで、人材育成担当の方から頂く依頼は、
ほとんどの場合、
■ もっと○○のようになって欲しい
というものであります。
・もっとやる気を出して欲しい
・もっと元気になって欲しい
・もっとやり甲斐を感じて欲しい
・もっと活き活きと働いて欲しい
などなど。
一つ一つの言葉が目指す状態というのは、どれをとっても
素晴らしいものでしょう。
そして、職場で働いている人たちの状態を見ていると、
たしかにこういった状態ではない人たちが多いと見えて
しまうのも事実でしょう。
組織で人を育てる立場にいる方たちというのは、基本的に
優しい人が多いので、そういう状態を見ていると、どうしても
「なんとかしてあげたい!」
という気持ちが働いてくるようです。
しかし、その気持ちを、ストレートに研修に盛り込んでしまうと、
受講者の状況によっては、予想とは逆の結果になってしまう
ことになってしまいます。
どういうことかというと、こういった研修を受けることになった
受講生が
■ 自分の現状を否定されている
と受け止めてしまいかねないからなんです。
特に、受講生の気持ちが、本当に弱まっている時や、
会社に対して不信感を持っているときなどに、この手の
ものをテーマにした研修をやってしまうと、主催者と
受講生の間に、かなり深くて広い溝が出来てしまうことが
よくあります。
そして、
「別にやる気が無いわけじゃない!」
と突っ張ったり、
「そんなに私はやる気が無いように見えますか……」
と、必要以上に落ち込んだりしてしまうんですよね。
せっかく、よかれと思って企画した研修も、これじゃあ、
まったく逆効果となってしまいます。
最近、マインドセット系の研修を行う企業が増えてきて
いるそうですが、その際に、こういった思わぬハプニングが
起きているケースもおそらくたくさん出てきているんじゃ
ないかと思うんですよね。
実際に、私自身も、この手の研修を依頼されてやることが
ありますが、思わぬ抵抗に遭って、リカバリーに時間を
取られることもよくあります。
ですから、特にマインドセット系の研修を行う場合は、
★ 受講者たちに対して、肯定的なテーマを設定する
ところから企画をスタートしましょう、という事を、私自身も
もう一度改めてきちんと押さえておきたいと、ここしばらくの
研修を通じて思ったのでありました。
人材育成担当者の方たちの優しさを、つまらない誤解で
無に帰してしまわないよう、お互い気をつけていきましょうね。
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P.S.
今週の「みんなで考えよう」、テーマは
「あなたにとってお客様とは何か?」
です。
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とは何かを、是非聞かせて下さいね。
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● 編集後記
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なそんなことを聞くのかと不思議に思わなかったのだろうか?
[25]名も無き被検体774号+[]
2013/09/15(日) 07:29:37.20 ID:LGgjjhCPO AAS
104のダイヤルで、電話番号を調べてもらうときに
「どういう漢字の人ですか?」
と聞かれ、
「おもしろくて明るい感じの人です」
と電話局のお姉さんを1分間笑わせてしまった。
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