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この考え方を持てば、傾聴できるようになる

昨日のブログでは、傾聴について
お話しました。

傾聴しても上手く行かない、という人へ

本日は、傾聴しようと思っても、ついつい
相手の話をジャッジしてしまう人に向けて、
そんな人でも傾聴できる考え方について
お話します。

まず、傾聴してもジャッジしてしまう
ことについて、なんとかしないといけない
訳なんですが、おそらく、それをやめろ、
と言われても、無理だと思うんですよね。

だから、当面は、ジャッジしても仕方が
無いとしましょう。

ただし、昨日のメルマガでも書いたとおり、
自分が相手の話をジャッジしていることは
気付くようにしていきましょう。

そうやって、まずは、自分が相手の
言葉に反応し、ジャッジしたことを
すぐに気付く訓練をします。

次に、ジャッジをしたことに気付いたら、
こう考えてみましょう。

「なぜ彼は、そうしたのか?」
「なぜ彼は、そう考えるのか?」
「彼が、そう考え、行動する目的は
一体何なのだろうか?」

このように、あなたがジャッジを下した
その言動や考え方の、理由や目的に
あなた自身の意識をフォーカスさせる
のです。

前回も書きましたが、傾聴の目的は、

★ 相手のことを深く理解する

ことです。

もし、あなたが、相手の考えが間違って
いると思い、それを適切な形に正したい
ならば。

そして、頭ごなしに

「お前は間違ってる!」

と言っても、正してくれないのならば。

なぜ相手がそうなってしまうのか、
そうしてしまうのか、その理由や目的を
きちんと理解する必要があります。

その理由や目的を理解した上で、相手に
どう伝えれば理解され、納得されるか、
考えて伝える訳です。

そのためにも、まずは傾聴して、相手の
ことを深く理解する。

そういう気持ちを持って、相手の言葉に
耳を傾け、必要であれば、問いを投げかけ
ながら、まずは相手を理解する。

これが、傾聴する、という事になるん
ですよね。

だから、一度は自分の中でジャッジを
下してしまったとしても、そこで終わりに
せず、ちゃんと相手を理解しようと、意識を
切り替えることが出来たら、最終的には
傾聴できるようになるのです。

もちろん、始めのうちは、相手の話を
聞いている時に、何度もジャッジをして
しまうでしょう。

でも、そのたびに、相手がそう考える
理由や目的に興味関心を向けるように
する、ということを続けて行くうちに、
性急にジャッジをする事が無くなって
行くことでしょう。

私自身、瞬間湯沸かし器とまでいわれて
いたくらい、人の話を最後まで聞かず、
聴いた端からジャッジして怒っていた
人間でしたが、このトレーニングをして
いったおかげで、今では、最後まで
人の話を聴き切ることが出来るように
なりました。

まあ、パーフェクトではありませんし、
気を抜くと、ジャッジしたがる自分が
顔を出してしまいますけどね(笑)。

でも、昔に比べたら、はるかにマシに
なりましたよ。

そして、それが出来るにつれ、私からの
言葉が、相手に届く確率も、どんどん
上がってきました。

その理由は簡単。

こちらが相手の話をノージャッジで最後
まで聴くわけですから、相手にもそれは
伝わります。

そして、相手だって、自分の話を聞いて
くれるこちらの話を聞こうという気持ちに
なりますからね。

逆に考えれば、すぐにジャッジしてくる
人の話は、聞き入れたいとは思わない
でしょう?

だからこそ、リーダーは、相手の話を
きちんと傾聴することが出来ると、
メンバー指導やチーム運営が上手く行き
やすくなるのです。

なので、是非、上に書いたトレーニングを
あきらめずに続けて下さいね。

ホント、指導やコミュニケーションが
楽になりますよ。

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