最近、
「好きなことを仕事にしよう!」
「好きなことで起業しよう!」
という言葉が、巷に溢れています。
以前の私は、これに眉をひそめていました。
「仕事は遊びじゃないんだ!」
「給料は我慢料なんだ!」
なんてことを、40代の前半くらいまでは、
思っていましたね。
でも、40歳も後半になってくる頃には、
自分自身、結構好きなことを仕事に
出来るようになってきた、という事もあり、
「やっぱり、好きなことを仕事にするのは
良いことだよね」
という考えに寄ってきました。
しかし、ここ数年の世の中の動きを
見ていると、
「好きなことが仕事に出来たら良いな」
なんて、甘えたことは言っていられない
状況になってきたように思います。
これからの時代は、むしろ、
■ 好きなことを仕事にしなければ
生き残っていけない時代
になって生きているように思います。
理由は大きくふたつ。
今日はそのうちのひとつめを。
それは何かというと、ビジネスの世界に
おいては、選ばれる力が無いと、すぐに
コモディティ化してしまう、ということ。
コモディティ化、とは、つまり、
誰でも代替がきく聞く人、という事。
ある領域において秀でておらず、
誰でも出来る仕事しか出来ない人は、
最終的に、単価が安い人に流れるか、
自分の単価を下げていくしかない。
そうなりたくなければ、選ばれる人に
ならなければいけないわけです。
しかし、そうなるためには、それなりの
情熱やエネルギーをを注いでいく必要が
あります。
そして、どんな領域でも、好きを
エネルギーに、情熱を注いで仕事に
取り組んでいる人がいます。
そういう人と、好きじゃないけど単価を
下げられたくないから、しぶしぶ働く、
といった考え方で働いている人とは、
実力の格差はどんどん広がっていく
ことでしょう。
おそらくこれからの時代は、こういう
格差が、あちこちで生まれてくるのでは
ないかな、と思います。
だからこそ、自分の好きなことを知り、
それを仕事に活かしていく必要が、
あるのではないか、と思うんですよね。
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