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自分を支えるものとは

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  ● ジョン・ウー監督の最新作は
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週末テレビを見ていたら、お昼の番組で、「レッドクリフ」の
紹介をやっていました。
レッドクリフとは、日本でも有名な「三国志」を映画化したもの。
長江の赤壁(現在の湖北省)において曹操軍と孫権・劉備連合軍の
間の戦いを描いた、壮大なスケールの映画です。
総制作費も、中国映画史上最大の100億円という金額を投入
したそうで、これもまた壮大なスケールであります。
監督は、ジョン・ウー。「ミッション:インポッシブル2」や
「フェイス・オフ」など、アクション・バイオレンス映画を
監督させたら、天下一品の人です。
私もとても大好きな監督の一人で、フェイスオフの中にあった
オーバーザレインボーの音楽とともにスローモーションで
銃撃戦を表現したシーンは、思わず固唾をのんで見とれてしまいました。
そんなジョン・ウーが、ハリウッドから中国に戻って、
この映画を撮影することに、どれだけの想いを持っていたか。
テレビでは、そんな話も語られていて、それを聞いた私は、
「やっぱりそういうことなんだよなぁ」
と唸らずにはいられませんでした。
 
 


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  ● 自分を支えてくれるものとは
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ジョン・ウー監督は、ハリウッド映画の監督として今は有名ですが、
以前は中国で活動されていて、今回の「三国志」を映画化することを
その頃から20年以上も夢見てきていたそうです。
ただ、この映画は、なにぶんスケールがあまりにも大きい。
なにせ、80万人の曹操の軍勢が、劉備・孫権連合軍に
襲いかかる、ということですから、人数だってもう半端
じゃありません。
また、曹操の水軍だって、撮影しようとしたら大変なものに
なります。当時の一大映画監督だって、映像化するのは、
おそらく難しかったことでしょう。
ということで、ジョン・ウーは、あまりにもスケールが大きくて、
そのときの自分では出来ないと考え、まずはそれだけの映画を
作れるだけの立場になろうということでハリウッドに渡ったそうで。
そして、名実ともに大監督となり、今回晴れて自分の夢だった
赤壁の戦いの映像化に取り組んだそうです。
しかし、やはり映画が完成するまでは本当に大変だったそうで、
詳しくは語られていませんでしたが、ジョン・ウー自身が
自分の私財10億円も投入したということが、この映画の大変さを
物語っていることでしょう。
私は、この話を聞いて、つくづく思ったのは、
 ■ 大変だったときに何が自分を支えてくれるか
ということ。
ジョン・ウー自身はなにも語ってはいませんでしたが、
私自身が勝手に思うに、やはり一番の支えとなったものは、
 ★ 必ずこの映画を完成させるのだ、と言う決意
であろうな、と思うんですね。
でなければ、20年以上も企画を暖め続け、しかも私財を
10億円もつぎ込んで完成などさせなかったでしょうから。
でも、決意だけあればいいのかといえば、決してそうではなく、
最低でも、もう一つ重要なものがあると思うんです。それは、
 ★ 過去に大変な状態を乗り切ったという自分の経験
だと思うんですよね。
ジョン・ウーも、中国からハリウッドに進出するとき、
そして、ハリウッドでヒット作を作るまでの間に、
おそらく色々大変なことがあったと思います。
しかし、そういったことを乗り切ったからこそ、今回の
三国志の映画化を実行に移すことが出来たのだろうな、
と、私は勝手に思っております。
本当にしんどくなったときに、最後の最後で自分を支えて
くれるものって、他人の励ましでもなければ、お金でもなく、
やっぱり自分自身なんですよね。
人生長いこと生きていると、大変なことは必ず襲ってきます。
そこで、踏ん張ってその大変なことを乗り切れるかどうかは、
それ以前の自分の生き方にかかっている。
とすると、今もし自分が大変な状態だったとしたら、
 ★ 将来また襲い来る大変な状態に対処できるよう、
   今の大変な状態を乗り切ろう
と考えれば、今の大変さだけを考えているよりは、
気持ちが前向きになるかも知れませんね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
  大変なときに自分を支えてくれるのは、大変さを乗り切った自分自身
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
おそらく、皆さんもすでに過去の体験の中で、大変なことを
乗り切ったことが一度や二度はあるはずです。
そのときの体験を今後の自分の人生に活かすためには、
その体験を忘れないということと合わせて
 ★ そのときの体験から何を学んだかを言葉にしておく
ことが重要なことと思います。
それをやっておくことが、今後の自分に大変なことが起きたときに
自分をさらに強く支えてくれるようになるでしょう。
ちなみに、私が経験した大変な出来事のひとつは、
以前のメルマガに書いた2000人から罵倒された出来事でした。
その1
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/370916.html
その2
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/370884.html
まあこれは、なかば事故みたいなモンでしたが、そんな体験でも
学んだことを言葉化しておくと、結構その後の人生に勇気を
与えてくれるものです。
ぜひ、自分の過去を振り返って、大変なことから学んだことを
言葉にしてみて下さいね。
 
 
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  ● 編集後記
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昨日の日曜日は東京地方は大雨でした。
私はセミナーが東京駅近辺であったのですが、終わって
家に帰る前に電話したところ、八王子の自宅の方も
大雨だったようで。
「おとうちゃん、すごい雨だねぇ」
「こっちもそこそこ降ってるよ」
「うちの方なんかもうすごいんだから……あっ!!」
「ん? どしたの?」
「今、すごい雷が落ちたの! みた? すごかったでしょ?!」
あの……八王子と東京駅とは、50キロくらい離れているんですが……
 
 

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