仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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なぜ部下を管理する必要があるか

おはようございます。水野です。
さて今日は、あるセミナーに参加してお話を伺い、
衝撃を受けて反省したことをお話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● Twitterを使いこなす会社
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先日、EC studio代表の山本敏行さんの講演を
伺う機会がありました。
山本さんは「iPhoneとツイッターで会社は儲かる」を
出版した方で、デジタルツールを活用して社内活性を
図ることを提案されています。
実際に山本さんの会社では、社長以下全員が、iPhoneを
持ち、Twitterに発言をしています。
そして、お客様とコミュニケーションを取ったり、
社長のつぶやきを社員のみんなでフォローしていたり、
会社に関心のある方の質問に答えたりと言ったように、
自由に、縦横無尽に、使いこなしていらっしゃる模様。
その時のセミナーでも、参加者の方たちからの質問を
Twitterで受けたりして、使いこなしている様をみせて
なるほど、こんなやり方があるんだと、勉強になりました。
しかしながら、もう一方で、いろんな心配も出てきました。
 もし、社員が重要な情報を漏らしたらどうしよう?
 会社内の話をTwitterでやってしまっても良いものだろうか?
 もし、社員がTwitterで遊びほうけてしまったらどうしようか?
実際に、Twitterで寄せられた質問の中には、その手の疑問を
感じた人からのものも寄せられていました。
しかし、その質問に対しての山本さんの答を聞いて、
ああ、根本的なところを自分は勘違いしていたんだと、
反省してしまったんです。
 
 


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  ● なぜ部下を管理する必要があるか
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話変わって、とある大手の大企業。
その時の研修にて、先方の人事の方と世間話をしていたとき、
その方が、得意げに、
「今度から、うちの会社では、休み時間と休憩時間を
 厳密に決めて、それをきちんと守ることを徹底させる
 事にしたんですよ」
とおっしゃいました。
まあ、この会社が製造業で、生産ラインの方たちに対して
やるということなら、なんとか話も理解出来ます。
そんな仕事で、各自まちまちに休憩取られたら、生産効率も
下がってしまいますからね。
でも、管理される対象の方たちは、営業マンなんですよ。
どちらかと言えば、クリエイティブな仕事も多い方たちですから、
かっちり管理されてしまったら、やりにくくてしょうがないだろうな、
と思うんですよね。
まあ、世間話ですし、研修がこれから始まるというときだったので、
深くは突っ込みませんでしたが、一応、その目的を伺ったところ、
 「もちろん、生産性の向上です。
  働くときは働く、休むときは休む。
  メリハリを付けていきませんとな」
とのこと。
なるほど、おっしゃることは正しいように聞こえる。
しかしながら、そのメリハリを、なんで自分で付けずに、
会社で強制しなければいけないのか、ということについては、
思い至っていらっしゃらないよう。
ていうか、管理しなきゃ従業員は動かないと思い込んで
いるようなんですよね。
いい年こいた大人が、
 「9時から10時まで仕事。その後10分休憩」
みたいなことを、会社から強制されないとまともに働かない。
これって、変な話だと思いませんか?
でも、これで生産性が上がるかというと、多分少しは
上がっちゃうんじゃないかな、と思うんです。
また、会社が今より管理の手をゆるめると、きっとこの会社は
生産性が下がるとも思うんですよ。
なぜなら、
 ■ 大元の仕事に対しての意識とモチベーションが低すぎる
のだから。
そんな状態で、行動管理を手放したら、きっと業績は
大きく落ち込むことでしょう。
こうした、根っこの問題をなおざりにして、管理で結果を
絞りだそうということを続けてしまうと、結果として、
取り返しのつかないよじれの構造が生まれてしまうわけです。
そして、私の様な40代は、そんな構造を持つ企業の中で
ずっと働いて来てしまったわけです。
だから、外の世界と自由につながり、しかも四六時中楽しく
使えるTwitterのようなツールを社内で使おうという話になると、
 「管理しなければ問題が起きる」
という発想に、ついついなってしまうんですよね。
しかし、根っこの問題など無く、変なよじれ構造のない
企業の人は、そんな発想は毛頭無いようなのです。
山本さんは、「従業員がTwitterにかまけてしまう心配は?」
という質問に対して、そもそもの意味が分からないという
顔をされていました。
そして、困ったように
 「いやあ、社員がTwitterをやっていたら、
 『ああ、仕事が順調にいって、息抜きをしているんだなあ』
 位にしか思いませんし、そもそもTwitterにかまけるという
 事が起きるはずもないですから」
と答えました。
山本さんの会社と社員の方たちからすれば、仕事そのものが
非常に楽しく、やり甲斐があるものになっているので、
 ★ 従業員を遊ばせないような管理などする必要ない
様なのです。
この質問をされたときの、山本社長の心底困った顔を見たときに、
 ■ 今の企業の多くが、本来の企業の姿から大きく逸脱している
事を感じ、私自身の中にも、悪しき考えがいまだ根強く残っている
事を、大いに反省させられたのでありました。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
    遊ばない管理をしている企業は、根本の問題に目を向けよう
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もちろん、山本さんの会社にも、ルールはあります。
このルールが、別の意味で徹底しているんですよね。
連絡方法も、メールやメーリングリストの使い方のルールを
厳密に決め、コミュニケーションの効率化を図っていますし、
2回以上教えなければいけない事は、全てビデオに撮って
マニュアル化する、という事も義務づけているそうです。
しかし、このルールは、純粋に
 ★ 会社の生産性を最大限に上げる
ためのルールであり、理にかなったものと言えます。
先の企業のように、休み時間と労働時間を管理するという
 ■ 従業員を信頼しない事により生まれたルール
とは、根本的な意味が違います。
さらには、社長はきちんと自分の考えを、ブログやTwitterで
定期的に発信しているため、社員全員社長の考えを理解・共有
出来ていますし、社員みんなで、情報ツールを駆使しながら、
顧客への対応もしているとのこと。
こんなことが出来ているのも、
 ★ 根っこの部分がしっかり出来上がっている
からこそ出来るんでしょうね。
ちなみに、山本さんの会社、人材育成会社の大手、
リンクアンドモチベーションが行っている企業診断サービス
で、なんと、関西でNo.1の企業になったとのこと。
山本さんも、こちらで自慢されています(笑)
 → http://bit.ly/bpivA0
そのお話を伺いながら、この社長の考えと行動ならば、そうなるのも
うなずける、と、私は思いつつ、自分の仕事への取り組み姿勢も、
改めてもう一度考え直そうと、痛烈に思わされたのでありました。
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  ● 編集後記
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毎朝デニーズ通いをして、長居をしている私。
そのことを、Twitterでつぶやいていたら、なんと
御本家のデニーズさんから、
「いつも利用してくださってありがとうございます!」
とのお返事が来ました。
いやあ、びっくりしました。
こんな風に、個人と企業が気軽にコミュニケーションとれるのも、
今までに無かったこと。
なんか、これからますます世の中が面白くなりそうです。
さて、昨日の我が家のネコブログ。
啓介は気を遣うが、あつみ♂は好き勝手なヤツなんで、
割を食うのはいつも啓介の方。かわいそす。
 → http://ameblo.jp/keisukeatumi/day-20100406.html
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