仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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プレッシャーとの向かい合い方

おはようございます。水野です。
本編の前に、お知らせです。
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そして、10月に「結果を出す人の勉強法」を出した
水野が、本には書ききれなかった話を、半日かけて
させて頂きます。
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さて今日は、昨日に引き続き、マイケル・ジャクソンの
映画を見て感じたことについてお話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● ステージ上でにやりと笑うマイケル
─────
昨日のメルマガで取り上げました「THIS IS IT」。
映画を見に行くにあたり、私が関心を持っていたこととは、
 ■ マイケルが公演のプレッシャーをどう受け止めているか
ということでした。
何十億円というコストをかけたステージに、何万人といった
人たちが群がり集まり、その前で世界最高のパフォーマンスを
することが求められているマイケル。
その彼の背中にのしかかる重圧は、私たちのような
一般人には、想像すら出来ません。
そんな、押しつぶされてしまうようなプレッシャーに対して、
マイケルはどのように向かい合い、そしてそのプレッシャーを
どうやってはねのけているのか。
桁が3つくらい違うとはいえ、私も講師という立場で、
多くの人前に立ってパフォーマンスを行う身として、
ぜひ、その重圧への向き合い方を学びたい。
それを知るためには、本番ではなく、その本番を
迎える前の、リハーサルの段階の彼を見ないと
分からないのではないか。
そんなこととを思いながら、映画を見ていたんです。
で、映画が始まってすぐのとき。
私の想像は、根本から間違っていたと思っていました。
マイケルは、プレッシャーの重圧に立ち向かってなど
いなかったのです。
彼は、最初のリハーサルのとき、歌い踊り終わって、
ポーズを決めたとき、照明が消えていく中で、
 ふっと笑ったんですよ。
その時に、ああ、この人はこのステージを本当に
楽しんでいるんだなあ、と感じたのです。
そして、その時に、30年近く前の自分の体験を
思い出したのでありました。
 
 


━━━━━
  ● プレッシャーとの向かい合い方
─────
昭和57年の9月。高校3年生の私は、NHKホールの
ステージ上に立ち、3400人の前で震えていました。
高校時代、私は、合唱部の指揮者として活動していました。
そのクラブでは、毎年「NHK全国学校音楽コンクール」という
ものに参加していまして、高校3年の時、運良く西東京地方で
最優秀校に選ばれたのです。
そこで最優秀校に選ばれると、今度は、全国大会の東京地区代表の
チケットを獲るべく、東東京の最優秀校と競い合うんです。
その会場が、NHKホールだったんですよね。
会場は、小・中・高校の地方予選を勝ち抜いた学校の生徒たちと
課題曲の作詞家、作曲家、その他著名な音楽家で埋め尽くされて
いるといった状態。
しかも、うちの学校以外は、全て指揮者が先生で、
学生が指揮をしている学校はうち一校のみ。
毎年紅白歌合戦が行われている、あの有名な舞台の上で、
それだけの面々に見られつつ、しかも、その時の歌声は
NHK-FMで流されるという状況の中、高校3年生の
私の緊張は、もうピークを優に超えていました。
歌を歌う連中は、最初にみんなでぞろぞろとステージに
登ってしまいます。
一人舞台袖に残された私。
スタッフの方の合図に促されるんですが、そう簡単に
動けません。
早くしろ、と言わんばかりに手招きされ、舞台袖の柱を
拳で叩き、えいっと気合いを入れて舞台に歩き出しました。
膝をふるわせながらも、舞台中央へ。
そして、司会者の方に紹介され、お辞儀をして
なんとか指揮台の上にたどり着く。
観客席に背を向け、合唱部の方へ向き直り、
おもむろに指揮棒を構えると……震えているんですね。
指揮棒の先が、緊張しているせいで、プルプル震えるんです。
慌てて、指揮棒の先を左手でつまみ、震えを止めました。
でも、
「だめだ! だめだ! 緊張しちゃ負けだ!!」
と思いながら、ずっとプレッシャーをはねのけようとし続けて
いたんですが、もう、ここが限界でした。
構えた指揮棒を一旦降ろし、深呼吸しました。
そして、
「これはもう、楽しむしかないな」
と開き直ったんです。
そして、舞台上のメンバーたちを見て、にやっと笑い、
すっと指揮棒を構えました。
不思議と、指揮棒が震えませんでした。
同じように震えている膝も、今はもうしっかり伸びていました。
その後は、気持ち的にも、焦りや緊張を一切感じることなく、
課題曲と自由曲を演奏し終えて、舞台からおりたのでした。
マイケルの映画を見るまで、30年前のこの出来事を
すっかり忘れていました。
そして、プレッシャーとは、戦ってはねのけるものと、
ずっと思い続けていたんですよね。
でも、戦ってはねのけられるプレッシャーって、
実はたいしたもんじゃないんですよね。
あるレベルを超えたプレッシャーは、戦ってはねのける
ことは、もう無理です。
そこから先は、もうあきらめてそのプレッシャーを受け入れ、
 ★ むしろ、その置かれた状況を楽しむ
という気持ちにならないと、プレッシャーにつぶされて
しまい、どうにもならなくなるんですよね。
リハーサルの舞台で見せる、マイケルの自然な笑顔を見て、
忘れていた大切な事を思い出したのでありました。
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・質問
プレッシャーとは、戦ってはねのけるものではなく、受け入れて楽しむもの
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
そういえば、また別の機会に、このとき以上のプレッシャーを
経験したことがあります。
それは、2000人の人から、一斉に罵倒されたというもの。
以前のメルマガでも取り上げましたが、良かったら
読んでみてください。
突発事態への対処法は?
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/370916.html
決意はどのように行われるのか。
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/370884.html
きっと、あなたも極度のプレッシャーに襲われることは
頻繁ではないかも知れませんが、経験があることと思います。
その時には、ぜひ、そのプレッシャーを受け入れて楽しもうと
してみて下さい。
「そんなこと出来ない!」
と思うかも知れませんが、そう思わないと、つらくなる一方
だったとしたら、無理にでも楽しもうと思ってチャレンジして
見るのは、決して損にはならないと思いますよ。
今日のメルマガは役に立ちましたか?
良かったらクリックしてください。
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   なかなかお返事ができませんが、
   よかったら感想や、叱咤激励など、
   聞かせて下さいね。 
 
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  ● 編集後記
─────
iPhone、引き続き使っていますが、これホントに良いですね。
昨日は、研修で外出したんですが、早速研修会場まで
ナビを使っていって見ました。
使い方も迷うことなく、また、かなり軽快に動いてくれるので、
イライラすることもなく研修会場まで導いてくれました。
とにかく、起動するアプリが早いんですよね。
また、指で直接タッチしながらコントロールするのも
とても軽やかです。
知り合いにappleが多いんですが、確かにこれなら、
信者になるのも分かるような気がします。
下手すると、マックを買ってしまうかも……
さて、昨日の我が家のネコブログ。
あつみ♂のいたずら、そして啓介の密告。
 → http://ameblo.jp/keisukeatumi/day-20091117.html
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書くこともありますし、時間に追われ、慌てて書くこともあります。
そのせいか、時々文章がおかしかったり、誤字も多いのが玉に瑕の
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ありますが、基本的には全てお断りしております。
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