仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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履き違えるな

おはようございます。水野です。
さて今日は、ネットで見つけた、ある小さな事件について
お話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 万引きした子供の母親が取った言動が
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某掲示板で見つけたお話であります。
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店で万引きをした中学生を捕まえたんだが、
とりあえず親と警察に連絡をした。
店長と自分、中学生の三人で警察が来るのを待ってたら、
母親が先に到着して怒鳴り込んできた。
よくあるような
「うちの子の将来をどうしてくれるんだ」
「訴えてやる」
みたいな感じで、ギャーギャー喚いてた。
自分はこれがうわさに聞くモンペか、すげえなと
思って見てたたんだが、母親が
「子どものしたことなんだから」
って言ったとき、ずっと黙ってた店長が口を開いた。
「その言葉はやられたほうが許すときに使う言葉だ」
母親は驚いた表情をしているところに続けて、
「それに、子どもには責任はないのかもしれんが、
 でも、それは親の責任だ。
 本当に子どものことを思ってる親なら、子どもが二度と
 こんなことをしないようにしっかりと叱って、
 迷惑をかけたことを子どものかわりに懸命に謝って、
 子どもと一緒に償おうとするはずだ。
 あんたは自分が嫌な噂を立てられたくないから喚いてるだけで、
 結局自分のことしか考えてない」
こんな感じで間髪いれずに警察が来るまで話していた。
母親は何も言えなくなってたし、中学生は泣いてた。
警察が到着して、中学生と母親は連れて行かれた。
あとから店長に、すごいですねって言ったら、
「子どもを守るっていう意味をはきちがえてる親が
 多いんだよな」
って笑いながらいってた。
 


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  ● 履き違えるな
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ここで出てきた母親は、大きく二つのことを履き違えています。
ひとつは、
 ■ 目的を履き違えている
という事。
子供を守るためと称して、犯した罪を無いものとしようとする。
しかし、店長が言うように、犯した罪を子供に償わせ、
二度と同じ過ちを犯さないようにすると共に、迷惑を
かけた人に誠意を持って謝ることが、本当の意味で、
子供を守ることになるでしょう。
であるにもかかわらず、被害者を責め、自分の過ちを
認めようとしない姿を子供に教えようとしている。
これでは、「子供を育てる」ということの目的を
まさにはき違えていると言えるでしょう。
もうひとつは
 ■ 立場を履き違えている
ということ。
まさに店長も指摘していますが、
「子供のしたことなんだから」
と、本来の立場なら出てくるはずもないような言葉を、
一番言ってはいけない人に、平気で言ってしまう。
この母親のように、目的と立場を履き違えている人って、
実は意外と多いようなんですよね。
私は仕事柄、たくさんの人と接することが多いのですが、
自分が思っていた以上に、こういう人がたくさんいます。
具体的な事例は避けますが、セミナーや研修の受講者が、
学ぶ目的や、受講者である立場を履き違えているケースは、
実はもう、枚挙にいとまがありません。
こういう人とたちを多々見ていると、私自身も、実は、
目的や立場を履き違えた言動、行動を取ってしまって
いるかも知れないと、我が身を振り返ってしまいます。
で、振り返ってみると、やっぱりやってるんですねぇ。
特に、何らかのきっかけで感情的になった時ほど、
目的や立場を履き違えたことをやってしまっている
ようなのです。
いやあ、お恥ずかしい限りであります。
ということで、自分の言動、行動が、履き違えたものに
なっていないかどうか、こまめにセルフチェックを、
していこうと、この書き込みを読んで思ったのでありました。
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
   目的や立場を履き違えていないか、こまめにチェックしよう
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
こういった母親のような話を聞いた時、大きく二つの
反応に別れるようです。
ひとつは、
 ■ 我が身を振り返らず、一方的に母親のことを批判的に見る人
そしてもうひとつは、
 ■ この母親のような言行をしていないか、我が身を振り返る人
です。
で、前者のようなタイプの人に、今回のような母親に似ている
人が多いように思うんですよ。
こういう場合、ついついこの母親の極端さに目がいってしまいますが、
本質的な誤りや、勘違いというものは、誰しも持ち合わせているもの。
底をきちんと見抜き、我が身を振り返って自らを
適宜襟を正していこうとすること。
こういう考えって、私はとても大切だと思います。
おかしな人を見て、その人を批判ばかりしてしまう人は、
その批判のエネルギーを、自らの成長に向けてみては
いかがでしょうか。
きっと、その方が、自分自身にとって有意義に働く事に
なるとおもいますよ。
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  ● 編集後記
─────
以前、メルマガでもご紹介しました、ステージ登場後、
2分間微動だにしなかったという伝説のステージ、
「デンジャラス・ツアー」ブカレスト公演のDVDが、
ようやく手に入りました。
早速見てみたんですが、いやあ、脂ののりきった頃のマイケルは、
やっぱりすごいですねぇ。
本当にもったいないなあ、と思ったのは、ハイビジョン映像では
無かったということ。
もっとも、1992年のステージですから、ハイビジョン撮影
なんて不可能ではあったと思うんですが、このステージは、
ワイド画面で、密度の濃い映像で見たかった。
とはいえ、マイケルのすごさ、素晴らしさは色褪せていませんので、
もし興味ある方は、ぜひ手に入れてみて下さい。
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さて、昨日の我が家のネコブログ。
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