仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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自律型人材はどう育てるのか

おはようございます。
水野です。
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さて今日は、昨日のメルマガについて頂いたメッセージに
ついて考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● Sさんからの鋭い質問
─────
昨日は、企業で行う教育について考えてみました。
工業型教育と農業型教育
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/1257866.html
簡単要約すると、最近「自発・自律型人材」というものを
育てたいという企業が増えているが、工業製品を作るような
やり方では、自律型人材は育たない。
自律型人材は、農業のような気持ちで取り組まないと、
望むような人材は育たないのではないか、というお話でした。
これについて、メールやツイッターから、いくつかの
ご意見やメッセージを頂きました。
その中でも、Sさんから、非常に突っ込んだ質問を
頂きましたのでご紹介しましょう。
  「自発・自律型人材を育てる研修をやって欲しい」
  という発言の背景には、研修を提供している会社側にも
  問題があるように思います。
  導入としてそうした意識付けを行っていくことは必要かも
  知れませんが、メニューとして「自発・自律型人材研修」
  等を用意している研修会社・講師の方も多いように思います。
  水野さんも講師として、様々な研修を依頼されるかと
  思いますが、水野さんが
  「自発・自律型人材を育てる研修をやって欲しい」
  と言われた場合はどの様に対応されるのが良いと
  考えていらっしゃいますか?
Sさん、ありがとうございます。
この、研修業界にもツッコミが入っているような、
このメッセージと質問について、今回は考えてみたいと
思います。
 
 


━━━━━
  ● 自律型人材はどう育てるのか
─────
私の場合、企業研修のほとんどは、営業パートナーに
お願いしているので、直接依頼を受けることはほとんど
ありません。
また、私自身は、自律型人材を作るためには、
昨日お話ししたとおり、単発の研修を取り入れる
だけでは、成立しないと思います。
正直、工業型教育になれてしまっているような
大手企業が、自律型人材という、農業型教育に
切り替えるのは、恐ろしい規模の組織改革になります。
これは、トップに失敗したら切腹するくらいの覚悟が
無いと、出来ないんじゃないかな、と思っています。
それほどの覚悟を持った上で、自律型人材が
育つような環境と制度を、社内に整えて行くこと
で、ようやく自律型人材が生まれるのでしょう。
でも、実際はこれだけの環境を整えることが
出来ない会社がほとんどなんですよね。
それはなぜか。
その前に、そもそも、自律型人材とは何かを
考えてみたいと思います。
日本経済団体連合会では、自律型人材を
 ■ 自ら主体的に考え行動する人
と定義しているようです。
でも、浮ついた気持ちで、研修を導入すれば
自律型人材が出来るんじゃないか、と勘違い
している組織の人たちは、結局のところ、
 ■ 自律型人材とは、会社にとって都合の良い社員
と思ってしまっているように思うんですよね。
ものすごく極端な言い方をしてしまえば、上の人間の
手間を煩わすことなく、都合の良い結果を、ほったらかし
でも出してくれるような人材を、自律型人材だと思っている
人も、結構いるように思うんですよね。
幸い、私がお付き合いしている方達は、営業パートナーが
優秀ですので、そこまで勘違いしたことを考えている人は
いません。
でも、風の噂に聞いたり、傍目で話を見聞きしていると、
こういった勘違いをしている人が少なくないように
感じます。
自律型人材教育とは、自分に都合の良い人間を、1日2日の
単発研修で、インスタントにほいほいと育てるものではなく、
組織の中で時間をかけて育てるものです。
その点を、まずは理解しておく必要があるのではないでしょうか。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
  自律型人材は、研修で育てるのではなく、組織が育てるもの
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
では、研修が無意味かというと、もちろんそんなことはありません。
時間をかけ、計画を立て、全社員それぞれの立場に必要な
自律型人材を育てる考え方ややり方を伝えていくことは、
研修というステップで行う方が良いでしょう。
さらに、環境や制度の整備も必要ですから、このあたりも
外部の専門家を交えて作り上げていく事も、やる価値が
あるでしょう。
とはいえ、あくまでも、変革の主体は組織にあります。
専門家にお願いしたら、いつの間にか素敵な組織が出来上がり、
自律型人材が湧いて出てくるなんてことはありません。
自律型人財を育てるには、それぞれのポジションに置かれた人が、
必要なことを実践し、結果が出るまでそれを継続することを、
企業自身が覚悟し、決断することが必要なのです。
ですから、企業が研修を発注する際は、その点を十分に含んだ上で、
研修会社やコンサルティング会社が、
 ★ 何をしてくれて、何をしてくれないのか
を、その理由や背景、実績等も含め、明確に理解し、
その上で、発注することに努めて下さい。
それをせずに、相手の営業トークをほいほいと信じて
丸投げし、結果が出なかったとしても、それは研修会社や
コンサル会社のせいではありません。
自律型人材を育てたいと行っている人自身が、
自律もせずに相手に依存した結果なのです。
まあ要するに、自律型人材を育てたいというならば、
当の本人が、まずは自律型人材となることなんですよね。
自分は依存しながら、他人を自律型人材に育てる
ことなど出来ませんから。
では、Sさんのご質問にあった
  「自発・自律型人材を育てる研修をやって欲しい」
という依頼が来たらどうするか。
「あなたが自律型人材にならない限り、研修は成功しませんよ」
「組織が本気で覚悟していなければ、無駄な研修になりますよ」
と突っぱねても良いかもしれませんが、それではあまりに
つまらない。
ということで、自分ならどう対応し、普段どんな研修をして
いるのか、ということについては、また日を改めてお話し
しましょう。
今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。
   → http://clap.mag2.com/maedroutri?20100908
  ※コメントも書けるようです。
   なかなかお返事ができませんが、
   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
 
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