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多くの人に伝わる話をするための逆転思考

おはようございます。
水野です。
いつものメルマガの前に、お知らせを。
1分間自己アピール講座ですが、開催あと6日後に迫って
きました。
今回は、教材販売をした直後のためか、かなり申し込みが
少ない状態です。
ですので、フィードバックもみっちりと行っていきたいと
思っていますので、是非この機会に参加してくださいね。
ということで、自分の能力をきちんと伝えたいと
考えている人は、まずはこちらをご覧ください。
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 ※申込締め切りまで残り3日。残席5席です!
さて今日は、ある大学教授が行った、感動的な授業を
ご紹介したいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 次々と夢を叶えた大学教授が実は……
─────
2007年9月18日。ペンシルバニア州ピッツバーグにある
カーネギーメロン大学の講堂で、ある教授が講義を行いました。
その講義に集まった人は400名。
その教授の名は、ランディ・パウシュ。コンピュータ科学や
マンマシンインターフェースを専門としていました。
このときの講義は、普通の講義とは違い、この大学で行われている
特別講義シリーズで、「最後の授業」と名付けられていました。
内容は、
「もし自分が死ぬことが分かっていたら最後にどんな講義をするか」
という仮定で行われているものでした。
ランディが講義をする今回のタイトルは
「最後の授業:子供時代に抱いた夢の実現」
というもので、彼が子供時代に、どんな夢を抱き、
その夢をどのように実現してきたかとということを
ユーモアたっぷりに語りました。
会場ももちろん大盛り上がり。
笑いが絶えない、愉快な講義となりました。
しかし、実はこのランディ教授、このとき末期の膵臓がんで
余命数ヶ月の宣告を受けており、会場にいる人たちも、
そのことを知っていたのでした。
まさに、本当の意味での「最後の授業」。
ですが、その悲壮感は全く感じさせず、ランディは
ひょうひょうと講義を続けています。
楽しい講義ながら、大きな実績を納めてきた彼の言葉は、
非常に含蓄深いものがあり、会場に集まった400人の
老若男女は、多くの学びを得ていました。
そして最後、ランディは、最後に伝えたい2つのメッセージとして、
「正しく生きることで、人生の歯車が回り、夢が実現する」
、とひとつめを語り、そして、最後にもうひとつ目の
メッセージを語って講義が終わったとき、会場は
スタンディングオベーションの状態に。
それは大きな感動と共に、老若男女入り交じっての
参加者たちに、等しく感動を与えた、ランディの講義の
秘密が語られた瞬間でもありました。
 
 


━━━━━
  ● 多くの人に伝わる話をするための逆転思考
─────
普通私たちは、たくさんの人を前にして話をしようとするとき、
「出来るだけ多くの人に伝わるようにしなければ」
と思ってしまいがちです。
確かに、この考え方は悪くはないのですが、そう考えて
語るメッセージは、たいていの場合
 ■ 心に余り響かない
という結果になってしまいます。
その理由はいくつかあるのですが、一番大きく影響を
与えているのは、
 ■ 伝える相手の顔が明確に思い描けない
ということだと、私は考えています。
多くの人に伝えようとすると、伝えようとする相手が
どんどんぼやけていきます。
伝えようとする相手がぼやけると、メッセージも
どんどん抽象的になって言ってしまい、結果、
頭では分かるけど、心に響かないものになって
行きがちなんですよね。
さらに、それ以上に問題なことは、
 ■ 伝えようとするパッションが薄まってしまう
ということ。
メッセージがインパクトを持って伝わってくるときって、
たいていは、語り手が
「この人に伝えたい!!」
っていうパッションがあるんですよね。
でも、多種多様な人に伝わるようにしようとすると、
対象がぼやけてしまい伝えようという意識に振り回されて
しまいます。
結果、伝えたいメッセージに載せるパッションが
薄まってしまうと共に、聞き手に振り回されて
語る軸がぶれてしまうことになってしまうのです。
ランディは、最後の講義の、まさに最後にこう語っていました。
「この講義は僕の子供たちに向けたものです」
この言葉を聞いたとき、冒頭から最後まで、ぶれることのない
一貫したメッセージがあったこと、そして、それがとても
わかりやすく、そして情熱を持って語られていたことに
対して、合点がいったのでした。
この、多くの人に伝わるようにしようという考え方を逆転させ
 ★ たった一人の人に伝えようとする
とすることで、むしろたくさんの人に響く語りになるんですよね。
あなたも、もし人前で何かを語らなければいけない時には、
多くの人に伝わるように話そうとするのではなく、勇気を
出して、「この人に伝えたい!」という人を思い描きながら
パッションを持って伝えて下さいね。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
  「この人に伝えよう」とパッションを込めて語ると、多くの人に伝わる
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
このメルマガも、読者が8千人近くいます。
そして、下は10代の学生さんから、上は70を越える
お年寄りまで、多種多様の方たちが読んで下さっています。
そういう人たち全員に,私のメッセージを伝えようとしたら、
たぶんこのメルマガを今まで続ける事が出来なかったでしょうし、
おそらくあなたも読んで下さらなかったと思います。
でも、曲がりなりにも2年以上、毎日こうしてメルマガを書き
続けていられるのも、ランディと同じように
 ★ いつも伝えたい人を一人だけ明確に思い描いている
からなんですよね。
この人に伝わればいい、この人の心に何か響いてくれればいい。
それだけを考えながら、メルマガを書いているんです。
そうすることで、メッセージを発信するストレスからも解放され、
パッションを持って書き続けることが出来るんですよね。
今回、ランディの講義を聴きながら、改めて
「一人の人に伝えようとするパッションのパワー」
について、思い知らされたのでありました。
今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。
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  ※コメントも書けるようです。
   なかなかお返事ができませんが、
   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
 
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  ● 編集後記
─────
今年の始め、某中学で講演を行いました。
その音声データをいつか公開したいと思っていたんですが、
技術的にどうして良いか分からないまま、9ヶ月も時間が
過ぎてしまいました。
でも、昨日ようやく、やり方が分かったので、自分のブログに
アップしてみました。
今日のテーマで言うなら、この講演は、小さいときの
自分に向けて語ったものです。
普段の社会人向けの講演とは違う内容と雰囲気で語って
いますので、もし良かったら、聞いてやって下さい。
 → http://goo.gl/zjSI
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『私の成長物語』としてまとめてみました。
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