おはようございます!
水野です。
いつものメルマガの前に、お知らせを。
本年初の1分間自己アピール講座を
1月30日に開催いたします。
自分の売りや強みをきちんと伝えたいと考えている人は、
この機会に是非いらして下さいね。
詳しくはこちらです
→ http://sp.m-stn.com/seminar/speech/
さて今日は、5年前に起きた、ある事故を振り返って
考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
━━━━━
● JR福知山線で起きた痛ましい事故
─────
昨日、電車の遅延証明書についてのお話をしました。
その情報を集めている際に、たまたま、JR福知山線の
事故の記事を見つけ、ついつい読み入ってしまいました。
この事故は、2005年4月25日に起きた痛ましい事故。
JR福知山線の塚口駅-尼崎駅間で制限スピードを
超えた列車が、カーブを曲がりきれないまま横倒しに
なって脱線。
その結果、死者107人、負傷者562人を出す、大惨事と
なってしまいました。
この事故の原因は複数あるようですが、やはり一番の原因は、
制限速度70キロのカーブに、時速116キロで突入したことによる
転覆脱線事故だと言われているようです。
ここで大きく取り上げられていたのは、なぜ運転手が
それほど速度超過をしてしまったか、ということ。
その原因が、運行ミスをした運転手に対して行う、
「日勤教育」に関わりがあるということも語られて
いました。
日勤教育とは、運行ミスをした運転手に対して、改善教育を
行うものとされていましたが、実態は懲罰に近いものがあった
らしく、以前から国会でも採り上げられていた問題でした。
今回の運転手も、日勤教育を受けることが嫌で、自分のミスを
なんとかしようという気持が今回の事故を引き起こしてしまった
のだとか。
実際、この運転手は、事故を起こす前に、速度超過を2回行い、
緊急停止させてしまった上に、事故直前の伊丹駅では、
72メートルのオーバーランをしてしまい、その結果、1分半の
運行の遅れが生てしまったのだとか。
ここまでを読んで、私は、その遅れを取り返すために、
スピードを上げて運転していたために起きた事故だと
思っていたんですが、事故報告を聞いたとき、驚いて
しまいました。
そして、この事故を振り返り、罰則というものについて、考えて
しまったんですよね。
━━━━━
● その懲罰に効果はあるか?
─────
教育を行う歳のひとつの方法に
■ 罰を与える
というものがあります。
確かに、人は罰を与えられるならば、その罰を受けたくないが
ために、間違いを犯さないように努力します。
そういう意味では効能もあるでしょうが、実際には、
罰則がそのように働いていないケースが往々にしてあります。
今回のお話に出てきた脱線事故などは、まさにその典型。
運転手はまず最初に、速度超過による緊急停止を起こしてしまい、
その後も動転したのか、2度3度と速度超過で緊急停止。
その件を報告されることを恐れ、なんとか報告をしないかどうかの
無線連絡に気を取られてしまい、停止案内を聞き逃して72メートルの
オーバーラン。
その後も、自分のミスが報告されることを恐れ、オーバーランの距離を
短くしてくれ、と駅員に依頼し、なおかつ、報告がどうされるかを
気にしすぎたあまり、速度超過に気づかず、結果として、猛スピードで
カーブに突っ込んでしまい、脱線してしまったということだそうです。
こうなってしまうと、もう罰則の意味がないどころか、
全く逆の効果になってしまっていますよね。
このほど左様に、厳しい罰則を課す、ということには、結果として
■ ごまかしの努力を強いることで、さらなるトラブルを生み出す
ことにもなりかねないのです。
あなたの会社の罰則規定は、有効に働いていますか?
うわべの現象や結果だけでなく、本質的な点で
機能しているかどうか、ぜひ確認してくださいね。
取り返しのつかないトラブルが起きる前に。
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
今日のトーク術・まとめ
会社で与えている罰は、有効に機能しているか?
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
今回お話しした、日勤教育についてですが、対象者を
決めるに当たっては、理不尽なところも多々あったようです。
例えば、運行スケジュールを守れない人間を処罰する、という
ことについても、そもそものダイヤがタイトすぎるということや、
運行時間のずれについては、乗車客の乗り降りのタイミングなど、
運転手の努力だけではいかんともしがたいこともあるのに、
それらを考慮に入れずに罰則を与えることもあったのだとか。
こうなってしまうと、罰則規定そのものが機能しなくなります。
なぜなら、処罰される人が、自分自身の非を自覚しないまま
罰を与えられるということになってしまうわけですから。
それはもはや、教育的見地で行われる処罰ではなく、
■ ただの運否天賦による罰ゲーム
のようになってしまいますよね。
せめて、罰を与えるのであれば、その前に、当人が率先して
自らの非を認めている状況を作らない限り、その罰は、ただの
嫌がらせにしか過ぎません。
あなたの会社の罰則は、本人にきちんとした反省を促し、
二度と繰り返さないような仕組みになっているでしょうか?
それとも、発生の原因をきちんと調べもしないまま、
悪者作りだけするようなものとなり、従業員に不用意な
プレッシャーばかりを与えるようなことになっていないで
しょうか?
今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。
→ http://clap.mag2.com/maedroutri?20110107
※コメントも書けるようです。
なかなかお返事ができませんが、
もし良かったら一言声かけて下さいね。
┌────
● 1分間で、あなたの魅力を伝え、人脈を広げるトークを身につけよう!
★☆★☆ 1分間自己アピール講座 ★☆★☆
DVD教材はこちら
→ http://sp.m-stn.com/seminar/speechdvd/?sid=3t
先着100名の方には、9,800円→7,350円で提供中!
┌────
● 参加者の行動を変え、成果を生み出す研修・セミナーの構築手法を学ぶ
★☆★☆ 高品質セミナー作成講座 ★☆★☆
DVD教材はこちら
→ http://sp.m-stn.com/seminar/semsem/?sid=3t
┌────
● 文章が苦手だった私が、あることに気づいただけで人の心を動かす文章が
書けるようになりました。その『あること』とは・・・
「読み手の心をググッと掴む! 人の心を動かす文章の作り方」
詳しくはこちら
→ http://sp.m-stn.com/seminar/bunsyou/index.php?sid=3t
━━━━━
● 編集後記
─────
ネットで見つけた怪現象動画
穴の中に次々とペンが吸い込まれていきます……
→ http://goo.gl/vBeQO
▽▲▽▲▽▲ ご案内 ▽▲▽▲▽▲
新刊「結果を出す人の勉強法」発売中。
現在、立ち読み用PDFを無料プレゼント中!
お申し込みはこちら
→ http://sp.m-stn.com/info_book/present/
「水野の足跡を知りたい」という人がいらっしゃったので、
『私の成長物語』としてまとめてみました。
→ https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/935139.html
★☆ ツイッター、毎日つぶやいてます。
→ http://twitter.com/mizunohioshi/
★☆ アメブロも始めました
→ http://ameblo.jp/mizunohiroshi/
★☆ 現在、Biz.IDにて連載しています!
→ http://bizmakoto.jp/bizid/mizuno_index.html
★☆ 今日のかみさんのネコブログはこちら
→ http://ameblo.jp/keisukeatumi/
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
このメルマガは、出来るだけ新鮮な気持ちをお届けしたく、
基本的に毎日書きためをせずに書いております。
新鮮さが売りであるがゆえ、時には体調が万全でないときに
書くこともありますし、時間に追われ、慌てて書くこともあります。
そのせいか、時々文章がおかしかったり、誤字も多いのが玉に瑕の
メルマガでありますが、毎日、その時の想いをタイムリーにお届け
する、というところを一番大事にしたいと考えておりますので、
そのあたりは、どうかご容赦下さいませ。
※※ ご理解のお願いです ※※
最近、教材や商品、セミナーメルマガのご紹介依頼を頂くことが
良くありますが、基本的には全てお断りしております。
このメルマガで紹介しているのは、面識のある方で、直接
サービスを受けて良かったと思えるものだけをご紹介している
状態であります。
面識のない方からの、依頼を受けてのご紹介は、基本的に
やっておりませんので、その旨ご理解くださいませ。
この記事へのコメントはありません。