仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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教育だけでは自律型人材は育たない

おはようございます!
水野です。
さて今日は、ネットで見つけて考え込んでしまったことを
お話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 人身事故が起きたときによく見る風景
─────
私は西八王子に住んでおり、移動はいつもJR中央線を
利用しています。
この中央線は、事故や故障でよく電車が遅れるんですよね。
都心に出向く用向きがあるとき、この遅れに出くわすと
致命的になることもあるんで、結構気を遣うんですよね。
もちろん、毎日時間厳守で会社に出社するビジネスパーソン
たちにとっても、朝から電車が遅れてしまうと、遅刻となって
しまいますよね。
しかし、実際に電車が遅れても、駅で発行される遅延証明書を
提出すれば、遅刻扱いにならない、という取り決めのある会社も
結構多いのだとか。
しかし、朝のラッシュ時などに、すでに遅れて急がなければ
いけないのに、改札付近で遅延証明書を受け取るための行列に
並んでいるのは、何ともしっくり来ないんですよね。
そんな状況を見つつ思ったことを、2年ほど前のメルマガで
書いてみました。
 【JR中央線の事故に想う】
  → http://goo.gl/q77QW
この記事は、今読んでも自分では納得のいくメッセージに
なっている、と思っていました。
そして、きっと多くの人が賛同してくれるものと思って
いたんですよね。
ところが、今日たまたまネットでこんなサイトを見つけ、
びっくりしたんです。
 【「遅延証明書」を求めて列をなす光景に違和感あり】
  → http://goo.gl/W51jA
このサイトでは、私と似たようなことを思った人が、
その思いを記事に書いているんですが、そこに寄せられた
コメントにかなり否定的なものがあるんですよね。
これを見て、私はいろんな気持が芽生えてきて
しまったんです……
 
 


━━━━━
  ● 教育だけでは自律型人材は育たない
─────
最近、社員教育の世界で注目を浴びている「自律型人材」
というキーワード。
私自身も、「セルフリーダーシップ」という言葉を
使っていますが、大きく言えば、自律型人材の育成が
テーマであると言ってもいいでしょう。
自らが考えて行動し、社会によりよい価値を提供し、そして
収益を生み出すことが出来る社員を育てたい。
「自律型人材」というものを望む企業は、おそらくそう
願いがあることと思います。
しかし、企業研修の世界に飛び込んで丸3年やってきて、
 ■ 研修自律型人材を育成することへの限界
を、つくづく感じてきているんですよね。
それが顕著に表れているのが、今回ご紹介した記事と、
それに寄せられたコメントの数々です。
会社が求める、自律型人材として考えるならば、
遅延証明書を受け取るためだけに、時間をかけて
並ぶことには、少なくとも違和感を感じるはず。
しかし、会社のルールが、
 ・口頭による遅刻理由は認めない
 ・証明無き遅刻に関しては罰則を適用する
ということになってしまっていては、いくら自律型人材として
頑張っていこうと思っていても、証明書を受け取る行列に並ば
ざるを得ません。
そして、この遅刻だけに限らず、
 ■ 自律型人材が育たないルール
を一杯作って、そのルールに従わせながら、なおかつ
「自律型人材を育てたい」
と思ったとしても、無理があるんですよね。
少なくとも、今回紹介した記事に寄せられたコメントを
見る限りは、自律型で行きたいのに、それがかなわぬ
人や、完全に自律型で行くことを放棄し、奴隷型人材で
生きていくことにまったく疑いを持たない人すらいるようです。
こういう人たちに対して、現状のルールに一切手を加えずに
自律型人材になるように教育しても、奴隷のように生きている
人たちに変化を起こすのは、まず難しいでしょう。
もしあなたが、経営者、または人事の方で、自社の従業員を
自律型人材にしていきたい、と思っているのであれば、
御社のルール・人事評価の制度を見直してみて下さい。
支持命令型・奴隷型人材しか育たないようなものに
なっていませんか?
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
   自律型人材を育成するには、教育だけでなく制度も見直そう
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
しかし、今回の件に関して言えば、
 「じゃあ、電車が遅れた場合は口頭で済ませる」
と決めればいいのか、という話になると思いますが、そうなると、
「口頭の報告を許し始めると、遅刻するもの皆がウソの報告を
 し始めるかもしれない。
 そうならないためにも、きちんとした証明が必要だ」
という人も出てくるでしょう。
確かにその危惧は分からないでもありません。
でも、それはあくまで個別論であり、ルールとしてのルールに
こだわりすぎているように、私は思うんですよね。
そういった細部の話より、もっと大元のことから考えることが
必要なのだと思うんです。
では、自律型人材が育つルールや評価制度とはどういうものか。
それは、
 1.企業の理念・ビジョン・ミッションが明確になっている
 2.その理念・ビジョン・ミッションに基づいて、ルールや
   制度が決められている
ということが、大前提にあると思います。
「従業員がウソをつき始めたらどうしよう」
などといった事を心配して、細かいルールを決める前に、
1.と2.をきちんと定めることこそが、重要なこと
なんですよね。
もし、自律型人材を本気で育てたいと思っているのならば、
この2点をしっかり踏まえて考えた上で、細部のルールを
検討してみて下さい。
その上で教育を施せば、きっと従業員の考え方や行動も
変わってくることでしょう。
私自身も、これからは研修だけでなく、人事制度も含めて
企業の方たちと一緒に、自律型人材を育成することに取り
組んで行きたいと思っています!
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