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罰則がルール違反を加速する

おはようございます!
水野です。
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さて今日は、先週のルールと罰則について、もうひとつの
側面から考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 正座に閉め出し、何でも来い!
─────
私は、小さい頃は本当に聞き分けのない子供でした。
親の言うことも先生の言うことも、まず満足に聞いた試しが
ありません。
 ・教室で授業中に騒ぐ
 ・掃除当番はちゃんとやらない
 ・宿題はやってこない
 ・時間通りに帰ってこない
 ・親に隠れてつまみ食い
そんな感じでしたから、もう、ほとんど毎日、大人に
怒られていたんですよね。
昔は、学校だって体罰が当たり前でしたから、頭やお尻を
叩かれることはもうしょっちゅう。
授業中に床に正座させられることから、徐々にエスカレートし、
教室の前に引きずり出され、みんなの方を向いて、一日正座
させられるなんてことも、やらされました。
おかげで、小学校を卒業する頃には、二,三時間正座させられても
足がしびれないような座り方をマスターするほどでしたね。
自宅でも、家から追い出されることもしょっちゅうでしたから、
悪いことをして親にばれたときは、さっさと本を持ち出して、
率先して家の庭に出てしまいます。
そして、カーテンの隙間から漏れる光を頼りに、当時好きだった
名探偵ホームズを読むのが、毎日の日課になっていました。
本当に、今振り返ってみたら、頭を抱えてしまうくらいの
きかん坊でやんちゃな子供時代を過ごしていましたよね。
でも、何でこんな聞き分けのない子供に育ってしまったのか、
というと、実は、大人たちが与え続けた罰こそが、大きな原因
だったんですよね。
その理由とは……
 
 


━━━━━
  ● 罰則がルール違反を加速する
─────
前回金曜日のメルマガでは、JR福知山線の脱線事故を
取り上げ、罰則が生み出すリスクとして、
 ■ ミスのごまかしと隠蔽によるトラブル
についてお話しました。
 → http://goo.gl/78Y0V
さて、この事故が起きたときに流れていたニュースで、
街行く人にインタビューをしていたのですが、ある人が
「日勤教育で厳しく締め上げず、もっと優しく『次は気ぃつけや』
 ぐらいにしておけば、こんな事故にはならなかったのに」
と言ってたんです。
要するに「罰が厳しすぎた」のが原因だから、罰をもっと
緩くすればいい、という考えだったんですね。
たしかに、罰を緩めたら、あれほどの痛ましい事故は起きな
かったかもしれません。
しかし逆に、慢性的な遅れや速度違反、オーバーランといった
細かいトラブルが一気に増える可能性が出てきます。
特に、今までルールを守るということが、罰則によって
コントロールされている組織では、まず間違いなく
トラブルが増えることでしょう。
その理由は、小さい頃の私の破天荒な行動と通じる
ことがあります。
というのも、私の場合、先生や親から受けた罰を
 ■ つらくてしんどい罰だとは認識していなかった
からなんです。
みんなに笑われながら正座するくらい、家から追い出されるくらい、
当時の自分にとっては、たいした苦しみとは感じなかったんですよね。
それ以上にやりたいことをやる方が、私にとっては重要で
大切なことだったんです。
そんな状況で、ルールを破って、罰を受ける、ということを繰り返して
行くうちに、徐々に私の頭の中には
 ■ 罰を受けることによって、ルールを破る権利を得ている
という考え方になっていったんです。
だから、先生から指示される前に正座をしましたし、家から出ろと
言われる前に、自分から進んで家から出て行ったのです。
こうなると、もう堂々と胸を張り、何を悪びれることもなく、
ルールを破るようになれるんですよね。
でもこれは、分別がつかない子供だからこうなってしまう、
というわけではないようです。
いい歳をした大人だって、例えば「遅刻をしたら罰金」という
ルールを作っても
「お金を払えば遅刻してもいいんでしょ」
と言って、堂々と遅れてくる人も出てくるように、
 ■ 義務を果たさない権利を、罰を受けることで獲得しよう
という考え方を持つ人が、必ず出てくるんですよね。
あなたの家庭や会社でも、罰を受けることによって、
義務や責任を放棄する権利を、譲り渡してはいませんか?
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
   罰則が、ルール違反をする権利獲得に使われていないだろうか?
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
さて、こうして二日間に渡って、罰則のことについて考えてきました。
皆さんは、この罰則について、どう思ったでしょうか。
ひょっとすると、人によっては、過剰なストレスもかけず、
かといってルール破りの権利に使われるような緩い物でもない、
絶妙なバランスの罰を考えることに力を注ごうとしている人も
いるかもしれません。
しかし、その考え方は、罰を受ける物と与える物の間で、
不毛ないたちごっこを続けるだけだと思うんですよね。
ではどうしたらいいか。
私思うに、仮定や組織の中において、
 ★ 罰則という物は不要である
と考えています。
特に、遅刻したら罰金千円とか、運転ミスったら精神的いじめ、
といったように、
 ■ ルール違反と罰則の間に、因果関係が薄いもの
ほど、作る意味がないと感じる物はありません。
これはもう、教育という物ではなく奴隷にむち打つ行為と
同じだと思います。
それに、何より問題なのは、
 ■ 教育する側が罰を与えることで教育したと勘違いしてしまう
ことだと、私は思うのです。
では、一体どうしたらいいのだろうか。
これについて、名作映画「赤毛のアン」を題材にしながら、
明日のメルマガで、もう少し考えて見ましょう。
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