おはようございます!
水野です。
いつものメルマガの前に、お知らせを。
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さて今日は、あなたに部下がいた場合、またはこれから
部下が出来る、という人たちに向けて、素晴らしい本を
ご紹介したいと思います。
では、早速参りましょう!
━━━━━
● 小倉広さんの新刊が発売されました
─────
最近、色々とおつきあいさせて頂いている、小倉広さんという
方がいます。
面識は数年前からあったのですが、昨年11月に横内会長の
合宿セミナーで相部屋になって久しぶりに再会して以来、
何度かお会いしてはお話しさせて頂いている人なんです。
このメルマガでも、以前の編集後記でご紹介したこともあり、
それ以来、小倉さんのメルマガを愛読してくれている
方もいらっしゃるようで、うれしく思います。
そのときの記事はこちら
【子宝が授からないとわかった時に】
→ http://goo.gl/RjGUR
小倉さんは、リーダーシップ開発と理念浸透に特化した
組織人事コンサルに取り組まれている方で、それに関する
著書も多数ある方。
その小倉さんが、最近最新刊として「任せる技術」
という著書を出されました。
→ http://goo.gl/LqwVv
この本は、部下をお持ちの管理職の方、またはその予備軍の
方たちに向けて、部下をどのように育成していくか、という
ことを、「仕事を任せる」という視点から解説したもの。
リクルート時代から現在までの間で、部下だった時代に
任されたことで起きた成功・失敗体験、そして、自らが
管理職となってやってしまった成功・失敗体験が、赤裸々に
書かれながら、どんなプロセスで部下を任せたらいいか、
ということを、非常にわかりやすく書いています。
私自身も、これから自分が抱えている仕事を徐々に人に
任せていく必要性を感じていたので、我がことのように
読みました。
ということで今回は、この本を私なりにどう読み
どう理解したかをお話したいと思います。
━━━━━
● 部下に仕事を任せるためには
─────
この本には、先ほども言ったとおり、部下に仕事を任せる
具体的なプロセスと方法が書かれています。
しかし、そのプロセス、方法すべての底流にあるのは、
★ 部下に敬意を表し、信頼し、成長するまで耐える覚悟を持つ
というメッセージでした。
こういった、耳あたりが良い言葉というのは、ともすると
言葉だけに酔ってしまい、実践するところまで行かなくなって
しまうのがよくある話。
でも、この本には、この抽象的で曖昧なことを、具体的に
どう実践していくか、かみ砕いて書かれています。
だから、理屈の上では、確かに誰もが実践できますし、
実践すれば間違いなく結果を出すことができるでしょう。
しかし、私はこの本を読んでいて、私は昔の自分を思い出し、
身もだえをしていました。そして、読みながらずっと
「あのとき、こんな事が自分に出来るのだろうか」
「あのとき、ここまで耐えることが出来るのだろうか」
「あのとき、ここまでやり切ることが出来ただろうか」
と、問いかけ続けていたんです。
そして、その問いにはことごとく「NO」という
返事が返ってきたんですよね。
おそらく、昔の私だったら、ここで書かれていることを実践
しても、きっと途中であきらめてしまい、部下の無能を罵り、
人になんか任せていられるか! と開き直って、自分で仕事を
抱え込んでしまったでしょう。
では今はどうか。
今だって、もちろんこの本に書かれているようなことが
完璧に出来ている訳ではありません。
いや、むしろかなり怪しいと言えるでしょう。
しかし、そんな今の自分に、先ほどの問いかけをしてみると、
面白いことに、すべての問いに「YES」という答えが
返ってくるんですよね。
この違いは、一体何だろうか。
じっくり考えてみると、大きな理由が見えてきました。
それは、
★ 昔は自分に敬意を表し、信頼し成長するまで耐える覚悟がなかった
けれど、今は敬意を表し、信頼し成長するまで耐える覚悟がある
という違いなんですよね。
今の自分の未熟さを受け入れ、それでも敬意を表し、自らの可能性を
信じ、そして、自分自身が成長するまで耐えて、決してあきらめず、
あらゆる事に取り組み続けていく。
そういう覚悟が、昔の自分にはなく、今の自分にある、と
いうことが、この本を読みながら分かってきたんです。
では、昔無かったその覚悟が、なぜ今の自分のように成長できたのか。
それを振り返りながらこの本を読んでみると、自分自身を成長させる
ためにやってきたことが、部下を育てるプロセスとほとんど同じである
事に気づいたんです。
さらに、小倉さんご自身の体験も多く語られていますが、
その中で小倉さん自身が成長していくプロセスもまた、
部下の成長の前に、ここで書かれているプロセスで自らを
成長させてきたのではと思ったんです。
そんなことをあれこれ考えながら読み進めていくうちに、きっと
小倉さんは、部下に仕事を任せていくプロセスを説明して
いくと同時に、
★ 上司自身の自己承認・信頼・成長の確信を築き上げる必要性とプロセス
をも語りたかったんじゃないかな、と思ったんですよね。
もちろん、ご本人に聞いた話ではないので、本当のところは
どうか分かりませんが、少なくとも、そういった視点で読むと
学びが増えると思うのです。
ですから、もし上司として任せることに苦手意識を持っているなら、
是非この本を読んで下さい。
そして、その時は、部下をどうしようか、ということばかりに
意識を向けず、
★ 自らを育てるつもりで、このプロセスを自分にどう実践するか、
ということに、是非思いを向けてみて下さい。
きっと、たくさん得るものがあると思いますよ。
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今日のトーク術・まとめ
「任せる技術」は、部下だけでなく、自らを育てるつもりで読もう!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
以前のメルマガにも書きましたが、私自身、人を育てるにあたり
行き詰まっていて悩んでいた時期がありました。
その悩みとは、どうしても、育てる人に厳しく接してしまい、
相手を認めたり褒めたり出来ない、というもの。
その悩みを、私のメンターに相談したところ、
「君は自分のことを認めたり褒めたりしているかい?」
と問われ、いいえ、と答えたら、
「自分にしてやれないことは、人にしてあげられる事は出来ないよ」
とずばりと言われてしまい、愕然としたんですよね。
それ以来、人を育てようとする際には、まず自分自身を
成長させることを意識するようになったんです。
今回この本を読んでいて、このときの言葉がまざまざと浮かびました。
★ 自分自身の成長を脇に置いて、人を成長させることは出来ない。
そのことを、小倉さんはこの本を通じて、自らの経験を
さらけ出しながら、伝えてくれているのだと思います。
そういう意味では、先ほどは部下を持つ上司の方に
是非読んで頂きたいとお話しましたが、それだけでなく
子育てをしている親御さん始め、人の成長に関わる
すべての人に読んで欲しい本だと思っています。
「任せる技術
~わかっているようでわかっていないチームリーダーのきほん~」
→ http://goo.gl/LqwVv
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● 編集後記
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猫は本来水嫌いと言われていますよね。
うちの子たちも、お風呂に入っているときに遊びに来ますが、
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