仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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プロフェッショナルの訓練とは

おはようございます!
水野です。
さて今日は、ネットで流れている自衛隊の勇姿を紹介しつつ
なぜ彼らがそこまでできるのかを考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 自衛隊の神エピソード
─────
東日本大震災が起き、東北と関東の一部が大変な状況に
陥り、すでに1週間が過ぎました。
その間、多くの方たちが救助・支援活動に従事して
下さっています。
その中でも、特に目覚しい活躍をしているのが、自衛隊の
方たち。
その勇姿は、ツイッターでも頻繁に流れてきています。
たとえば、元自衛隊員という方のツイートでは、
 福島の奴と話せた時に自衛隊の無双ぶりをきいた。
 マジですごいらしい。背中に年寄り2人背負って
 両腕に年寄り1人ずつ。計4人の年寄り抱えて
 ダッシュとか普通にしてるらしい。それなのに
 食事も睡眠もろくにとらず、笑顔でがんばってるようだ。
  → http://goo.gl/cQ200
という投稿がありましたし、被災地に向かっている
自衛官の妻と称する方は、
 ぜんぜん眠っていないであろう旦那に、
 「大丈夫?無理しないで。」とメールしたら、
 「自衛隊なめんなよ。今無理しないでいつ無理するんだ?
 言葉に気をつけろ。」と返事が。彼らはタフだ。
 肉体も、精神も。
  → http://goo.gl/4UsFo
とツイートしていたり。
また、テレビでは、ビルの狭い屋上に、ブラックホークを
着陸させて人を救助する、というシーンも放送されて
いましたね。
金網などの障害物があって、ちょっとでも狂うと、
ローターがそこにぶつかり大惨事になるうえ、機体が
重いために、完全に着陸してしまうと屋上が崩落して
しまうかもしれないので、半分ホバリング状態のまま
機体を安定させないといけない。
これは、神業のような操縦テクニックだそうです。
このほど左様に、すばらしい働きをしている自衛隊の
皆さんのおかげで、赴任後3日目で9700人もの方たちを
救助されたそうです。
もちろんまだまだ救助を待っている方たちもたくさん
いらっしゃいますし、亡くなられた方も多数いらっしゃい
ますから、もろ手を挙げて喜ぶわけにはいきませんが、
彼らの活躍がなければ、もっと被害が広がっていたと
思うと、感謝と尊敬の念を抱かずには入られないのであります。
 
 


━━━━━
  ● プロフェッショナルの訓練とは
─────
そんな自衛隊の方たちの訓練は、想像を絶するレベルのようです。
とある健康番組で、人間のストレスが、体にどのように出てくるか、
という内容のものがあったのですが、その検査対象になったのが、
自衛隊員。
レンジャー部隊に対して行う、自衛隊の中でも、もっとも
過酷な訓練があるそうですが、それに参加した隊員たちを
訓練直後に胃カメラで検査したところ、ほとんどの隊員の
胃壁が、真っ白になっていました。
みんな大きなストレスを受けて、ひどい胃潰瘍になって
いたんですよ。
いったい、どんな訓練をしているのかと話を聞くと、
ただ大変なだけでなく、死ぬ直前、ぎりぎりまで
追い詰められるような訓練を受けているそうなん
ですよね。
またこれは、自衛隊ではなく、海上保安庁の方から聞いた
お話ですが、訓練するに当たっては、
 ■ これほどひどい状況はない、と思う以上の状況
で訓練するそうです。
要するに、本番の救助活動は楽だと思えるくらいの
過酷な訓練をしておくことで、実際の救助活動で、
どんな厳しい状況でも、冷静に、かつ効果的に行動
できるようになるのだそうです。
おそらく、自衛隊も同じような考えで、あえて過酷な
訓練を行っているのでしょう。
今回の震災で、自衛隊の方たちのすばらしい活躍を
見ていて、この話を思い出したんですよね。
そして、自分を振り返って、
 ★ 本番以上の過酷な状況を想定して、日々訓練しているか?
と問うてみましたが、胸を張ってYesなどとは、とても
言えませんでした。
大いに反省しながら、自衛隊の皆さんの活躍をテレビでみていて、
改めて、本当のプロフェッショナルならば、
 ★ 本番で100%の力を発揮するため、訓練に120%で取り組む
ものなのだと思い知らされ、彼らの平素の努力があればこそ、
これだけの事を成し遂げてくれるのだと感謝したのでした。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
  本番以上のレベルで訓練に取り組み備える人こそプロフェッショナル
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
私も含め、ホワイトカラーの方たちに良くある
勘違いとして、
 ■ 知った事で安心し、それ以上深めない
という事があります。
このメルマガでも良くお話していますが、仕事において結果を
生み出すためには、具体的な行動が必要になります。
そして、どういう行動を取るかを、そのときそのときに
的確に判断し決断する事も、同時に必要となります。
しかし、結構な数の人たちが、知識レベルで情報を集めた
だけで、その知識を実際に行動レベルまで落とし込まない。
そしてその結果、具体的な行動をしていないがために、
どんなときにその情報や知識を使うのかも判断する
ことができず、結局、
 ■ いざというときに具体的な行動に起こせない
人になってしまっているんですよね。
学んだ事は、訓練を経て、行動レベルにまで落とし込む事で
使える知識や情報となります。
自衛隊の方たちが被災地で次々と下す判断と行動を見ていると、
ジャンルは違えども、自分たちの仕事において、あそこまで
的確に、かつ効果的に行動できるだけの訓練をきちんと積んで
いるかどうか、改めて反省しなければならない、と思い知った
のでありました。
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  ● 編集後記
─────
昨日のメルマガは、予想通り、賛否両論があったようで、
たくさんの方たちからコメントを頂きました。
人それぞれ意見がありますし、この状況において、何が
正しく、何が間違っている、という事は言えませんので、
皆さんのお考えは、それ相応に受け止めさせていただきました。
ただ、その中で少々誤解されている方もいらしたようですので、
若干の補足をさせていただきます。
私は、被災地の方たちを思うあまりに、喪に服し、その結果
必要以上に経済活動を自粛しない方がいいといっているのであり、
安全を確保するために行動を制限する事まで否定をしている
わけではありませんし、精神的につらい状況の中で、無理を
しろといっているわけでもありません。
関東エリアにつきましては、私は準被災地だと考えています。
交通機関もかなり復旧したとはいえ、まだまだ不安定ですし、
原発のトラブルによる放射能の心配も、ないわけではありません。
また、大きな余震があるという事もまだありえるでしょう。
ゆえに、東北ほどの被災はしていないものの、人によっては、
精神的にかなりストレスフルな環境である事は間違いありません。
その中で、従業員の身を案じ、ここしばらくは自宅待機、
という判断をされる経営者もいらっしゃるのは当然でしょう。
また、行動したくとも、精神的にしんどく、ここ数日は行動する
事ができない、という方もいらっしゃることでしょう。
その方たちはその方たちなりに、賢明な判断・行動を
とられていると私は思います。
この混乱も、数日たてば収まってくる事でしょう。
ですから、それまではあえて動かず、再度行動できる時の
準備期間として、備えておく時期にしてもいいと思います。
その代わり、行動できるようになったら、いままで以上に
バリバリ働いて、バリバリ消費して(買占めはNGだけど)
経済をまわして行きましょうね!
西日本の方たちは、東日本ほどの被害はないと思いますので、
被災地の方たちに哀悼の意は持っていただきながらも、それで
自分自身の行動を押さえ込まないでほしいなあ、と思います。
心では喪に服していつつも、日本経済を衰退させないために、
元気に働き価値を提供できる人は、どんどん行動して、経済
活動をさらに盛り上げて欲しい、というのが、昨日のメルマガの
意図なのであります。
このようにご理解いただいたうえで、後は、お互いに良かれと
思う事を考え、そしてお互いに自分の持ち場でできることに
取り組んで行きましょう!
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