仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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料理の鉄人、怒りに震える

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さて今日は、199年後半に大ブームになった番組の中で
起きた出来事について間が手みたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 料理の鉄人、怒りに震える
─────
1993年野秋より放送が始まった伝説の番組「料理の鉄人」。
料理の世界に戦いを持ち込み、ど派手な演出と、料理人同士の
ガチンコの戦いが評判を呼び、当時は、ブームとも言えるほどの
人気を誇りました。
料理界の方たちからは賛否があったようですが、それでも
レギュラー番組は1999年まで続き、その後も特番が
何度か放送されています。
また、この番組は、海外からの評価も高く、オリジナル版が
アメリカで放送されると、1995年にはエミー賞にまで
ノミネートされました。
さらには、2005年からは、この番組を作った日本人スタッフ
からの監修を受け、本家お墨付きである「Iron Chef America」
という番組が製作されこちらは現在も放送されているようです。
この番組は、たくさんのエピソードを残していますが、
2000年に「料理の鉄人・ニューヨーク決戦」という
日本で放送された番組内で起きた話が、非常に興味深い
ものでした。
日本の鉄人たちがニューヨークに渡り、現地の料理人と戦う、
というテーマで、日本代表は、和の鉄人・森本正治、対する
アメリカのシェフはボビー・フレイという対戦カード
ロッククラブというカニをメイン食材にした対決で、
例によって白熱したバトルが繰り広げられました。
問題のシーンが起きたのは、タイプアップし、料理が終了した
直後のこと。
挑戦者のボビーが、かなり手応えのある料理を作れたためか、
観客席にアピールするため、なんと、靴を履いたまま、まな板の
上に立って、バンザイをしたんですよね。
それを見た森本は激しく怒りをあらわにし、料理終了直後の
インタビューに対して、
 「彼は料理人ではない。まな板の上に乗った。
 私が勝つかはわからないが、まな板の上に乗った彼は
 料理人ではない。
 料理人にとってまな板は大切なものなのだ」
と語りました。
しかし、ボビーは反省するそぶりもなく、
「ただの『もの』でしかないのに、怒る理由がわからない」
と、後日関連番組で語っていました。
さて、あなたは、このボビーの行動について、どのように
思われるでしょうか?
 
 


━━━━━
  ● 多様性を受け入れる難しさ
─────
私自身も、放送当時これを見ていた記憶があるのですが、
やはり、見た瞬間に怒りが湧き、料理人としてあるまじき
行為だと激しく非難した記憶があります。
だから、森本氏の怒りの心情も理解出来ますし、発言にも
諸手を挙げて賛同していました。
今でも、このシーンを思い出すと、同じような感情が湧いて
しまい、心穏やかではいられない状態になります。
しかし、最近は、この自然に湧いて出てくる嫌悪的感情と
同時に、
 ■ ボビー氏を完全否定して拒絶してしまうことへの違和感
も、感じてしまうんですよね。
確かに、自分の基準で見てしまうと、まな板の上に土足で立つ、
という彼の行為は、とてもじゃないけど、許されるようなもの
ではない。
でも、彼の価値観や考えの中では、まな板などただの道具であり、
料理の最中に土足でたつならまだしも、完全に料理が終わった
後の行為なのだから、全く問題はない、という訳です。
正直、納得できる話ではないですが、しかし、彼がそう考えている
ということに対して、全く理解を示さず、当人含めて全否定して
しまうのも、行き過ぎのような気がするんですよね。
ビジネスの国際化が広がる中で、コミュニケーションやマネジ
メントの世界では「ダイバーシティ」という言葉が取り上げられる
様になってきました。
ダイバーシティとは、日本語では「多様性」と訳されています。
人種や文化の違う人たち同士で組織を作って行くにあたり、
この多様性というものを、いかに組織の力に変え、価値を
生み出す集団としていくためには、この多様性をどう捉え
活用していくかが重要となってきます。
そのときに、一人ひとりが持っておかなければいけない心構えに
 ★ 相手が持つ価値観を否定してはいけない
というものがあります。
その人が持つ価値観は、あくまでその人が大切にしている
ものですから、それを自分の価値観で否定することは
よろしくないですよという話です。
言葉だけで見れば、全くその通りで、異論など全くありません。
しかし、実際にまな板の上に立つ人を見てしまうと、
こういうことを知っていながらも、つい感情として
 ■ 相手の価値観どころか、人格までも全否定してしまう
ことをやりかねない自分がいるんですよね。
以前はそのことに対して、全く疑問を持ちませんでした。
しかし、これからさらに多様性が広がっていく時代になる
ことを考えると、そこできちんと生きていくためには、
こんな相手否定の考え方では駄目なのではないかなあ、
と思えてならないんですよね。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
 価値観の違う相手を、人格含めて全否定してしまうのはいかがなものか?
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
まな板事件の時の勝負は、鉄人森本の勝利に終わりました。
しかしその後、リターンマッチを求めたボビーは、2001年に
日本のキッチンスタジアムに登場し、伊勢エビという食材で、
再び森本と戦いました。
このときのバトル終了直後、ボビーは、まな板を外し、シンクの
上に立ち上がって、バンザイをしていました。
一応ではありますが、ボビーは森本の価値観を受けとめた
対応をしたんですよね。
それを見た森本は苦笑い。
おそらく「シンクだって料理人にとって大切なものだ」と言い
たかったのだろうと思いますが、ボビーがまな板を外したことは、
受けとめていたようなんですね。
その時は、ボビーが見事雪辱を果たし、1勝1敗のイーブンと
なりました。
その後、2005年にアメリカで「Iron Chef America」が製作・
放映されましたが、このときに登場していた鉄人は、あの因縁の
森本とボビーでした。
彼らは毎週番組で競演し、一度は、二人でタッグを組んで料理を
作ることもありました。
一度は、相手に怒りをあらわにしたほど価値観が違う二人の人間が、
同じ仕事場で活躍し、さらにはタッグを組んで活躍しているんです。
これが、もし私だったら、
「あいつと同じ番組に出られるか!」
と共演を拒絶してしまうかもしれない。
そんな自分を鑑みたうえで、彼らが共演している姿をみると、
 ★ 森本もボビーも格好いい!
と、心底思ってしまい、自分も多様性を受けとめられる人間に
なりたいと思えてならないんですよね。
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  ● 編集後記
─────
教え子をやる気にさせる教師の言葉。
なかなか上手い持って行き方ですな。
346 名前:名無しなのに合格 [sage]     :2011/06/12(日) 20:11:38.05 ID:LOWixJc20
 教「お前どうすんの?」
 僕「うーん」
 教「想像してみ? フリーターでなんとなく生きて、
   40くらいになって人生振り返って後悔したとする。
   タイムマシン完成しました。18に戻ってやり直せます。乗る?」
 僕「乗る!」
 教「はい戻ってきた。って考えるとやる気出ない?」
 僕「お、おう」
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