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社会人から学生たちへのメッセージ

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
11月23日に、メルマガ読者交流会を開催いたします。
今回は、研修講師や人材育成担当者の方向けのテーマで、
~参加者の成長を促す研修・セミナーカリキュラムを作ろう~
であります。
成果を生み出す研修に興味や関心のある方は、
是非いらしてくださいね。
 お申し込みはこちら → http://goo.gl/g5TUS
さて今回は、これから世の中に出ていこうとする学生の方たちに
向けて、ある社会人の方のメッセージをお送りしましょう。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 読者会での出来事
─────
11月6日に、メルマガ読者会を開催したことは以前の
メルマガでもお伝えしました。
その時の参加者に、現在学生の佐竹さん(仮名)が
いらっしゃいました。
佐竹さんは、大学院2年生で、これから就職しようか
それとも、もうしばらく大学に残ろうか、悩んでいました。
そして、社会に出るに当たり、どんなことを考えれば
いいかという質問をぶつけてきました。
私も含め、参加者の方たちは、学生時代の自分のことを
思い返しつつ、思うところを色々と伝えたのですが、
その中の一人である久地さん(仮名)が、ことさら熱心に
メッセージを伝えていたんですよね。
久地さんは、自社の若手社員がやめて行ってしまうという
ことを憂い、組織改革に名乗りを上げて、奮闘している
最中とのこと。
ですから、ことのほか、佐竹さんに対して、伝えたい
想いがあったようです。
しかしながら、限られた時間の中では、自分の想いを
上手く伝えられず、それを悔やんだ久地さんは、私宛に
是非これを佐竹さんに送ってくれないか、と、長文の
メールを送ってこられました。
それを読んだ私は、これは是非、佐竹さんだけではなく、
これから社会に出る学生の方たちにも読んでもらいたいと
思い、無理を言って、久地さんのメールを公開させて頂く
約束を頂きました。
なお、個人が特定されないよう、また、読者会に参加され
なかった方が読んでもつじつまが合うよう、水野が若干
本文に手を加えましたことをご了承ください。
ではお読みください。
 
 


━━━━━
  ● 社会人から学生たちへのメッセージ
─────
さて本日は、読者会でちゃんとお伝えできなかった点について、
余計なお世話と思いつつも、どうしてもお伝えしたいことがあって、
ご連絡させていただくことにしました。
早速ですが、就職する前に是非やっておくべきとお勧めするのは、
「会社が目指していること対して、自分が共感できる点を探す」
です。
もっと具体的に言うと、
「自分の利益を捨ててでも会社に献身したい」
と思える点を探す、ということです。
昨日佐竹さんから伺った「企業を選ぷ理由」は、
自分の好きなことができるかどうか、でした。
これはこれで悪くないのです。
ですが、やりたいことができるかどうかは、
多分に会社から指示された作業によって変わります。
やりたくない作業を振られたら、どうなってしまうのでしょう。
つまり「やりたいことができる」という拠り所は、
「外的要因」(外部からの影響)によって
簡単に無くなってしまう可能性があるのです。
では、やりたくない作業を指示され、
作業量の多さに残業ばかりとなり、
自分の時間も作れなくなった場合に
佐竹さんは会社に対してどう感じるでしょう。
当然、不満を持つはずです。
もっと言うと、自分が頑張った結果、
それが会社の利益になるということが
許せないと感じるようになるかも知れません。
自分の疲労とストレスが極限まで高まり、
「自分は損をしている」と感じているときに
「会社で働き続ける理由」を見出せるかどうか・・・。
これが、辞めていったうちの会社の5年目です。
佐竹さんがしきりに不思議がっていた、
就職直後はやる気があったのに
なぜ5年目でやる気が下がってしまうのか、
その状況は、簡単に起こせるものなのです。
事は常に、辛い状況下に置かれてはじめて起こるのです。
ではなぜ、「働く理由」を見出せなくなるのか。
それは、就職の動機に「自分の利益」しか無いからです。
「自分の利益」を中心にした目的はもろいのです。
しつこいようですが「やりたいことをやりたい」気持ち自体は
間違っているわけではありません。
でも、それだけでは足りないのです。
そもそも、社会に貢献する機構である「会社」に入るのに、
その動機が「利己」であるのは、いかにも矛盾した話です。
となれば他に何が必要かは、おのずとわかるかと思います。
「他人の利益」です。
他人の利益が目的であれば、それが失われるという事態は
まずあり得ません。
厳しいことを言いますが、会社に入るのであれば
まずは一旦、自分の損得を捨てることです。
仲間のために尽くし、会社のために働き利益を上げる。
その結果、会社は「社会へ貢献する」という最大の目的を果たします。
そして最後に、自分のもとに利益が還元されます。
その時に拠り所となるのが、
 ★ 会社が実現しようとしていること
であり、それに対する共感です。
では会社は社員のために何もしないのか?
もちろん社員のためにも、会社は存在しています。
では「会社」とは何でしょう。
会社は社員の集まりであり、社員となった時点で、
佐竹さんご自身も「会社」の一部です。
つまり、会社が社員のためにある、ということを実現する
ためには、会社の一員になったその瞬間から、他の社員の
ために尽くすことが必然的に求められるのです。
これは、どこの会社に行こうと揺るぐことのない
厳然たる事実です。
私はこの当たり前の理屈に気づくのに
10年かかってしまいました。
自ら放棄した10年を取り戻すために、今自分は必死です。
でも20代で気づけば、他の誰よりも早く
成長することができます。
スキルという「自分の資産」を磨く時間をより多く
持つことができるのです。
最後に、
そんなこと言ったって、
 「就職する会社に共感できるものを見つけられなかったら?」
と思うでしょう。
一体どうなるか。
別にどうにもなりません。
前述した、厳しい状況に直面した時に、
拠り所を見つけられないだけ、です。
拠り所の在る無しに関わらず、会社は、社会は、
あなたに対して「貢献」を求めます。
平たく言えば「労力」です。
これはもう、世の中そういうもんだと思ってください。
「そんなのイヤだ」とあらがっても体力の無駄です。
であればもう、受け入れるしかありません。
拠り所を見つけ、腹をくくって覚悟をするか、責任を放棄して
やりたくない仕事に不平を言いながら人生を過ごすか。
遅かれ早かれ、いつかは誰もが判断を迫られるのです。
どちらを選ぶのも、間違いはありません。
理想の自分に合わせて選べば良いだけです。
今はまだ、研究室に残るか迷っていることと思いますが、
「こういう側面が社会にあることも事実なのだ」と
考察の中に少しだけ含めて頂ければと思います。
そして、佐竹さんにとってベストな判断を下すための
材料となれば幸いです。
もし困ったことや分からないことがあったら
いつでも連絡してください。
出来る限りの時間を割いて
喜んでサポートしましょう。
佐竹さんが我が社の社員じゃなくたって、
そんな小さいことは関係ありません。
共感できるものが見つからなければ
一緒に探しましょう。
それでは、残りの学生生活、有意義にお過ごしください。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
 やりたいことだけでなく、目指していることに共感出来る会社を選ぼう
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
このメルマガは、学生の方も結構読まれているようです。
また、社会に出たばかりの若手社員の方も、多く読まれています。
そんな方たちに、今回の久地さんのメッセージを、ぜひ
受けとめて欲しいと思うのです。
自分のエゴだけでなく、企業に共感を持ち、社会に貢献する
やり甲斐を感じる社会人に、是非なって欲しいのです。
そんな思いの中、学生の方や社会に出たての若手社員の
方たちに、是非参加して欲しいイベントをご紹介します。
来る11月27日に、私が尊敬する、福島正伸先生の
講演会があります。
この講演は、まさに今回のメルマガの対象者である、学生、
若手社会人を対象にした講演会です。
福島先生は、共感を重視したビジネスを展開されています。
そんな福島先生のお話をこのメルマガ読者である、学生や
若手社員の皆さまにもお聞きいただきたいと思います。
給与の額面や福利厚生、残業の有無、といった条件ばかりで
会社を選び、やり甲斐を感じられないまま、よどんだ目の
くたびれたサラリーマンになりたくないのならば、
最初の出だしが肝心です。
今回の久地さんのメッセージが響いた方は、
是非、さらに福島先生からも、
 ★ これからの社会で、やり甲斐のある働き方
を、学んでくださいね。
お申し込みは以下のURLからお願いいたします。
http://carriageway.jp/semi/HappyCompany/
今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。
   → http://clap.mag2.com/maedroutri?20111115
  ※コメントも書けるようです。
   なかなかお返事ができませんが、
   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
 
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   対象者:研修講師・人材育成担当者
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  ● 編集後記
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アメリカ人にとって日本って、ドンだけミステリアスなのよ……
667 名前:774RR[sage]  投稿日:2011/11/11(金) 10:35:51.51 ID:xjan9AWS
 上司がアメリカ人の客にインターネットを駆使しながら
 かっぱえびせんは海老&河童のスナックだと説明して
 いるのを聞きながら黙々と作業。
 クジラよりカッパの方が絶滅が近いからバレると
 国際的にやばいとか、
 カッパの寿司は国民食だとか話す合間に頻繁に
 「Oh my God…」って呟く声が聞こえる。
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「水野の足跡を知りたい」という人がいらっしゃったので、
『私の成長物語』としてまとめてみました。
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/935139.html
また、社会人になってから、独立するまでの私の足跡は
『私のサラリーマン物語』にまとめました。
→ https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/1264594.html
★☆ ツイッター、毎日つぶやいてます。
 → http://twitter.com/mizunohioshi/
★☆ アメブロも始めました
 → http://ameblo.jp/mizunohiroshi/
★☆ 現在、Biz.IDにて連載しています!
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基本的に毎日書きためをせずに書いております。
新鮮さが売りであるがゆえ、時には体調が万全でないときに
書くこともありますし、時間に追われ、慌てて書くこともあります。
そのせいか、時々文章がおかしかったり、誤字も多いのが玉に瑕の
メルマガでありますが、毎日、その時の想いをタイムリーにお届け
する、というところを一番大事にしたいと考えておりますので、
そのあたりは、どうかご容赦下さいませ。
     ※※ ご理解のお願いです ※※
最近、教材や商品、セミナーメルマガのご紹介依頼を頂くことが
良くありますが、基本的には全てお断りしております。
このメルマガで紹介しているのは、面識のある方で、直接
サービスを受けて良かったと思えるものだけをご紹介している
状態であります。
面識のない方からの、依頼を受けてのご紹介は、基本的に
やっておりませんので、その旨ご理解くださいませ。

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