仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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本当の読解力の身に付け方

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
人の上に立ち、人を導くリーダーの方たち向けの話し方講座を
来月の8月25日と9月2日の二日間をかけて開催致します。
タイトルは、
 『リーダーのための、人を動かすスピーチ実践講座』(仮称)
です。
自分が伝えるべきメッセージがあり、人前で話す必要もあるが、
人まで話すことに苦手意識があったり、もうひとつ聞き手の
反応が思わしくない、という方や、さらに説得力・納得感が
高まるスピーチをしたい、とお考えの方は、是非このセミナーに
参加して下さい。
詳細は、サイトの準備ができ次第お知らせ致しますが、興味のある
方は、8月25日と9月2日は、予定を押させておいて下さいね。
 
 
━━━━━
  ● この人たちは、いったい何を読み取ったのだろうか……
─────
先日、とあるブログで、ある本の書評を見かけました。
そこで取り上げられている本は、以前私も読んだことが
あり、結構面白かったので、いったいどんな書評が書かれて
いるか、興味津々で読んだんですよね。
ところが、その書評を読み進めていくうちに、何ともいえない
違和感を感じ始めたんです。
書いていることそのものは、非常にロジックも明快で、
わかりやすく、そして、書いてあることそのものも、
非常に納得のいくものだったんです。
ただ、一点、どうしても理解出来なかったことがありました。
それは何かというと、
 ■ その本の著者が伝えようとしたことが、一切書かれていなかった
ということでした。
確かに、その書評に出てくる、表面的な単語や、断片的な
メッセージは、取り上げられている書籍にも書いてあることでした。
ただ、全体的に書かれていることとは、この本で伝えようとしている
ことは全くといっていいほど触れられていず、書評を書いた人の
考えや意見ばかりでしめられているものだったんですよね。
結構この本が好きだった私としては、この書評を持ってして、
この本をきちんと評されたというのは、かなり納得がいかず、
気分が悪くなってしまいました。
もちろん、本というものは、一度世間に出てしまえば、どのように
解釈され、どのように読まれても文句を言う筋合いはありません。
ただ、書評というのであるならば、せめてきちんと書き手の
メッセージを受け止めた上で、持論を展開するのが、最低限の
礼儀だと思うんですよね。
しかし、著者の言わんとしていることを汲まずに、書評を書いて
いる、自称書評家というのは、結構多いようです。
私自身、書籍は3冊上梓しており、またメルマガやコラムなど、
不特定多数の方たちの目に触れるようなところで文章を書いて
いますので、多くの方たちから書評や、感想などを書いて頂いたり
送っていただいたりしています。
ですから、ちゃんとこちらの意図を読み解いてくれている
ものについては、それが辛口の批評であっても、なるほど、
と思いながら受け止めさせて頂きます。
しかし、こちらの意図を、全く読み取ってくれていないもの
については、たとえそれがお褒めの言葉であっても、むなしさを
感じてしまうんですよね。
 
 


━━━━━
  ● 本当の読解力の身に付け方
─────
書き手の考えをくみ取り、それを理解する力。
これを読解力と言います。
私思うに、この読解力が弱い人というのが、非常に多い
ような気がするんですよね。
実際に、企業研修などでも、文章を読んでもらったり、
課題を提示してそれに答えてもらおうとする場合に、
「この人たちは、なんで読解力が弱いのだろう」
と思ってしまうことも少なくありません。
では、彼らは頭が悪いが故に、読解力が無いのだろうか。
いやいや、そんなことはないはずです。
いい大学を出て、一流の大手企業で働き、社会人として
何年も立派に頑張ってきた人たち。
こんな立派なキャリアを持った人たちの中にも、読解力が
無い、または弱い人たちがたくさんいるのです。
では、なぜ頭が悪いわけでもないのに、読解力が無いのか。
その理由は、読解力の弱い人は
 ■ 書いてある文章を理解しようとしている
からなんですよね。
え? 何でそれがいけないの?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
文章を理解しようとすることは、決して間違った
読み方では無いと思われる人は、これの問題が、
どこにあるかわからないですよね。
では、読解力のある人は、どうしているのでしょうか。
実は、彼らは、文章を理解しようとしているのではなく、
 ★ 書き手の考えや主張を、文章を通じて理解しようとしている
んですよね。
読解力とは、【読み】【解く】チカラと書きます。
そして、文章とは、人間と人間との思いをつなぐために
存在する道具でしかないのです。
ですから、読解力とは、文章を通じて、書き手の
思いを読み解いていくことに他ならないんですよね。
だからこそ、文章を読むときには、
 ★ 文章に気持ちを向けるのではなく、書き手に気持ちを向ける
ことをしないと、どんなに頭が良くても、まともな読解力など
身につけることは出来ないのです。
もしあなたが、文章を読んでいるときに、書いてあることばかりに
気持ちが奪われていたとしたら、ぜひ今回のお話を参考に、書き手の
メッセージをしっかりくみ取る読解力を身につけていってくださいね。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
  文章を理解するのではなく、書き手の思いを理解するのが本当の読解力
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
では、本当の読解力を身につけるためには、いったい
どうしたらいいでしょうか。
一番大事なことは、
 ★ 文章を読む最中には、自分の判断を交えない
ということでしょう。
文章を読んでいる途中で、
 「それは違うんじゃないかな」
 「自分はこう思うけどね」
ということを、いちいち考えていては、書き手の意図をきちんと
くみ取ることなど出来ません。
ですから、まずは全部の文章を、自分の判断を交えずに
全部読み切り、その後で、自分の意見や主張を考えるように
しましょう。
そしてさらに、より深い読解力を身につけるためには、
 ★ 常に、書き手の気持ちと同化しながら、文章を読み進める
ことにチャレンジしてみましょう。
「書き手は、なぜここでこういうことを書いたのだろうか?」
「この文章を書いているとき、書き手はどんな感情だったのだろうか?」
「そもそも、なぜ書き手は、この文章を書こうと思ったのだろうか?」
というように、
 ★ 徹底的に書き手の立場や気持ちに立って、一行ずつ読み解いていく
ことを心がけてみてください。
こういうスタンスで、文章に取り組むことによって、本当の読解力が
身についてくるのです。
そしてこれは、文章を読むと言うときだけに必要なことではなく、
 ★ 人と対峙してコミュニケーションをとるときも、全く同じ
ことなんですよね。
文章となると、目の前に書き手がいないために、ついつい
このあたりの意識がおろそかになってしまいますが、ぜひ
目の前に相手がいると思って、その相手の思いに心のベクトルを
向けながら、丁寧に読み解いていってくださいね。
最初は大変だと思いますが、一度身につければ、後の人生を
豊かにしてくれる、非常に素晴らしい能力となってくれる
ことでしょう。
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  ● 編集後記
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読売巨人軍、読解力なさ過ぎ……
6 : ハバナブラウン(栃木県)
 :2012/07/29(日) 23:45:28.66 ID:PWI+OspG0
 自由研究といえば、俺の兄が小5か6くらいにやった
 読売ジャイアンツ松井秀喜の夏休み中の成績という
 課題はすごかった。
 夏休み中の松井の全打席の結果を事細かに書いたものだった
 内容も細かいし、毎日テレビと新聞を見ながら書いてたのを
 覚えてる。自由研究の学校最優秀賞ももらってた。
 学校側の厚意で巨人側に自由研究ノートを送ると、
 後日当時巨人に在籍していた後藤のサインボールと
 サイン入り下敷きが送られてきた。
7 : ターキッシュアンゴラ(兵庫県)
 :2012/07/29(日) 23:46:42.84 ID:vEqu1h0U0
 >>6
 そこでゴジラのサインじゃねえのかよwwww
8 : メインクーン(東京都)
 :2012/07/29(日) 23:47:06.62 ID:QPJilQT90
 >>6
 なんで後藤のサインなんだよw

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