仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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その共感型コミュニケーションでは人は動かない

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
近々、また新しい教材をリリース致します。
今度は、セミナーを始めて開催したいという人向けに、
どうやったら初めてのセミナーを開催できるかについて
お話ししています。
リリースまで、今しばらくお待ち下さいね。
さて、今日のメルマガは、共感型のコミュニケーションに
取り組んでいるものの、成果が出ない、と悩んでいる人に
是非読んで欲しい内容であります。
では、まいりましょう! 
 
 
━━━━━
  ● なぜ彼らはかくも人の話を聞かないのか?
─────
昨日の全編漫画ネタのメルマガ、個人的には、結構ピンと
こない人が多いかな、と思ったんですが、なかなか響く人には
響いたようで、結構メッセージを頂きました。
ということで、調子に乗って今回も漫画ネタで行きましょう。
昭和のスポ根マンガの基本形は、
 ・才能はあるが未熟な主人公がいる
 ・厳しい指導者がいる
 ・主人公の思惑と関係なく、指導者に育てられる
 ・主人公が成長する
という流れになっています。
「あしたのジョー」では、ボクシングに興味がない、という
ジョーに対して、段平が無理矢理ボクシングの世界に引きずり
込もうとする。
「巨人の星」では、飛雄馬が幼い頃から否応なく巨人の星を
目指せと一徹に押しつけられます。
「エースをねらえ」では、お蝶婦人に憧れてテニスをやって
いただけの岡ひろみに対して、宗方コーチは、部内に軋轢が
生じても選手に抜擢し、トッププレイヤーになれと厳しく
指導します。
どれもこれも、今世間で言われている
「上司がとるべき部下とのコミュニケーション」
の視点から見ると、間違いだらけのような接し方に見えます。
特に、最近よく言われるようになった、「共感型コミュニケーション」
という点から見ると、もう真逆に行ってしまっているような接し方
にも見えます。
しかし、なぜか主人公たちは、指導者の思惑に乗り、それぞれの
世界の頂点を目指して頑張り始めるのです。
それは一体なぜでしょうか?
「だって、作り話のマンガだから」
という人もいるでしょうが、平成の時代になった今でも、
スポ根マンガの指導者ような接し方をして、大きな成果を
上げている人も、実にたくさんいます。
逆に「共感型コミュニケーション」に、多くの人が取り組んで
いるようですが、結果に美味く結びつかずにいる人もまた、
非常にたくさんいるようです。
しかし、なぜ、今の世代には忌み嫌われるような、昭和の
スポ根マンガのノリでも上手くいく人がいるのか。
また、「共感型コミュニケーション」に取り組んでいるにも
関わらず、相手の気持ちを変える事が出来ずに上手くいかない
状況に陥っているのか。
この2つの事例を見比べると、「共感型コミュニケーション」
に取り組んで上手くいかない人たちが犯している、決定的な
間違いを見つけることが出来たのです。
 
 


━━━━━
  ● その共感型コミュニケーションでは人は動かない
─────
そもそも共感とは何か。
一般的に理解されている意味は、
 ■ 相手と感情を共有すること
でしょう。
もちろんこれは正しいのですが、こと「人を育てる」という
状況下では、さらにこの意味を深掘りする必要があります。
共感型コミュニケーションに取り組んでいて上手くいかない指導者は、
ほとんどの場合、
 ■ 指導される人たちの感情を共有しようとする
んですよね。
もちろん、これは間違いであるとはいいません。
指導育成のプロセスの途中で、こういった事に取り組む
というのであれば、納得であります。
また、指導者側が腹が座って軸が立っている人で、その人が
相手と深い共感を得るために、徹底的に話を聞く、という
事であれば、成果は出てくることも多いでしょう。
しかし、共感型コミュニケーションを行って上手くいかない人は、
指導される人たちの感情を共有したところで止まってしまい、その
思いに振り回されてしまって、指導者としての軸がぶれまくって
しまっているんですよね。
指導される人の弱音、不安、不満、そういった、ネガティブな感情を
一生懸命汲み取り、その気持ちをなんとかしなければ、といった事に
エネルギーを使っていくうち、
「何をどう言ったら、彼は育ってくれるんだろう」
という悩みでいっぱいになり、指導の方向性を見失ってしまう……
これはもう、根本的に「共感型コミュニケーション」の
本当の意味を間違って捉え、悪しき方向に向かって
しまっているていると言えるでしょう。
ではなぜこんな事が起こるのか。
その指導者は、共感型コミュニケーションの目的を勘違い
しているからです。
指導者が目指すべき共感とは、上とは全く真逆で、
 ★ 指導される人たちが、指導者の想いに共感する
ことなんですよね。
つまり、相手に共感するのではなく、相手をこちらに
共感させるのです。
指導される人たちの感情を共有するのは、あくまでもこの目的を
達成する一環で行うことであり、振り回されることではない
のです。
さらに誤解を恐れずに言ってしまえば、相手の感情を
共有することは、指導をしていく際の絶対必要条件
ではないのです。
実際、昭和のスポ根マンガの指導者や、そのように振る舞って
成果を出している人たちは、相手の感情を共有することに
それほどエネルギーを使っているようには見えません。
彼らがそれ以上にエネルギーを注いでいるものは、
指導者である自分自身の想いを、
 ★ 徹底的に、諦めず、あらゆる手段を使って、相手に伝え続ける
からなんですよね。
相手のことなど考えず、自分が信じた想いを、とにかく徹底的に
伝え続けて行く。
そのうちに、相手がその想いに呼応して、その気になって成長の
一歩を踏み出していってしまうわけです。
是非、共感して相手に振り回されるのではなく、共感されて
相手に影響を与える指導者を目指して下さいね。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
指導される人の気持ちに共感するのではなく、自分の思いに共感させよう!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
相手の気持ちに共感するのではなく、こちらの気持ちに共感させる。
私はこれを、共感型コミュニケーションというより、むしろ
 ★ 共振型コミュニケーション
と言った方が適切のように感じます。
そして、この共振を起こすには、先ほど言ったとおり、
「あらゆる手段を使って」
という点が重要なポイントでしょう。
それは、当選の事ながら、言葉や文章で伝える、といったこと
以外のものも含まれてきます。
いわゆる「背中を見せる」という、自らの行動を通じて伝えて行く
ことも、当然ながらやっていかないといけないでしょう。
情熱を持って、理想を目指して、自らが出来る事に、精一杯取り組む。
そんな背中を見せ続けていくことで、指導される人たちが、
あなたの姿に共振され、そして、同じ方向に進む一歩を踏み出す。
その時に、あなたが提供するノウハウや考え方は、指導される
人たちにとって、非常にありがたい言葉となるでしょう。
私のメンターの1人である、福島正伸先生は、メンターが行うべき
ことは、次の3つであると言っています。曰く、
 1.見本
 2.信頼
 3.支援
そしてさらに、
 ★ これらは、1から順に行わなければいけない
と説かれています。
とにかくまずは徹底的に見本を見せる。
それは別に、具体的なやり方とか方法を行動で見せるという
事ではありません。
生き方そのものを見せるということなんです。
その「生き方の見本」を見せることで、指導される側は、
その生き方に共振を起こすのです。
これは、時間をかけて行う覚悟を持っておいた方がいいでしょう。
一度や二度、背中を見せた程度で、相手が共振を起こすことは
まずありません。
焦った気持ちで行って、結果が出ないと落ち込み、その落ち込みに
振り回されていては、指導者として失格です。
でも、時間をかける覚悟を持って行動すれば、その覚悟すら相手に
伝わりますので、思った以上に早く、望んでいた成果がでるはず。
ぜひ、あなたの素晴らしい想いを強く持ち、その想いを持って
行動し、大切な人たちの心を奮わせて下さいね。
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  ● 編集後記
─────
まあ、ある意味、風と水の話をしている訳だから、
彼氏の言い分も解らなくもないけどねぇ……
184 名前:恋人は名無しさん[sage]  投稿日:2012/10/20(土) 13:00:26.87 ID:ThWEAiAl0
 彼の部屋はいつもお風呂の窓閉めっぱなし、
 換気扇もつけてない、
 「これじゃカビはえるから換気したほうがいいよ」
 と言うと「え、風水とか信じちゃうタイプ?」と言われた
 風水じゃないだろ・・・・
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