仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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お母さん、ありがとう

こんにちは!
水野です。
本編の前にお知らせを。
以前もご案内していましたが、メルマガ仲間でもあり、
ビジネス書作家でも大人気の、小倉広さんと私とで、
合同セミナーを行うこととなりました。
テーマは、「思考力と表現力の向上」です。
お互いが発行してきたメルマガの中で、読者が選んだ
ベスト1,2を元に、以下にしてこのメルマガを書いた
のか、という事を、お互いがお互いにインタビューする
事によって、二人の頭の中をつまびらかにしてやろう、
という目論みであります。
小倉さんも私も、初の試みですので、非常に楽しみに
しているこのセミナー。
自分の思考力・表現力を高めたい方は、是非いらしてください。
という事で、セミナーの詳細とお申し込みはこちらです。
 → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=5783
さて今回は、私がやってしまった、思いやりの無い行動を、
懺悔と共に告白したいと思います。
では、まいりましょう!
 
 
━━━━━
  ● 泣き叫ぶ子供が店内に放置されていた
─────
昨年の夏くらいのことでしょうか。
八王子にある本屋さんで、あれこれ本を物色していた
時のことでした。
お店の売り場のどこかから、子供が泣く声が聞こえて
きたんですね。
最初はさほど気にならなかったんですが、かれこれ5分くらい
経っても、まったく泣き止まない。
一体どうしたんだろう、と思って、泣き声がする
場所まで行ってみると、4,5歳くらいの男の子が、
通路の真ん中に立って、泣いているのが見えました。
お店には他にもお客さんはいましたし、男の子が泣いている
すぐそばにはレジがあって、店員さんからも、その子が泣いて
いる姿が見えます。
しかし、誰もその子に声をかけない。
かくいう私も、しばらく傍観していたんですが、あまりに
誰も構わず、親御さんも現れないので、気になって店員さんに
「あの子は迷子ですか?」
と聞いて見るものの、店員さんも首をかしげて
「解りません」とのこと。
こうなると、放っておけない性分なので、そのこのところに
歩み寄り、
「どうした? お父さんやお母さんとはぐれちゃったか?」
と声をかけました。
その子は声をかけられたことに驚いたのか、すぐに泣き止み、
「ううん、ちがう……」
とポソリとつぶやきました。
といっても、親御さんも見当たらないので、その子から
離れることも出来ず、どうしたもんかな、と思っていたところ、
店の奥から、生後半年くらいの赤ん坊をだっこしたお母さんが
近づいてきたんです。
そして、
「ほら、こっちおいで」
とそのこの手を引き
「すいません、大丈夫ですから」
と私に言ってきたんです。
どうやら、そのお母さんは、そこ子が泣いていることは
知っていたにもかかわらず、そのままずっと放置していた
様だったんです。
私は驚くと共に、少々不快な気持になりました。
自分の子供がこれだけ泣き続けているのに、どうして
ほったらかしておけるんだ。
しかも、本屋という、基本的には静かであるべき
場所であるにもかかわらず、周りが迷惑している
事を承知で、この状態を放置しているとは!
親としてなってないんじゃないのか!!
そんな気持ちが湧いてきたんですよね。
ただ、一応大人でもありますし、見ず知らずの初対面の
人に対して、そんな失礼なことを言える人間でも無いので、
黙ってその場を立ち去りましたが、去り際に、そのお母さんの
顔を、上に書いたような不快な思いをいっぱいにしながら、
まじまじと見つめてしまったんですよね。
そのお母さんは、私の目を見て、申し訳なさそうに
うつむきながら、そそくさとその場を離れていった
のでありました。
 
 


━━━━━
  ● お母さん、ありがとう
─────
そんな出来事など、すっかり忘れ、数ヶ月が経ちましたが、
先日、あることをきっかけに、その時のことを鮮明に
思い出してしまったんです。
それは、個人セッションを行っていたあるクライアントの
神山さん(仮名)とのやりとりでのこと。
神山さんは、授乳期のお子さんがいらっしゃるかたで、
その中で、フリーで仕事もこなしている方。
そんな彼女の課題は、時間の使い方が悪く、仕事に
割く時間が無い、という事でした。
私は、神山さんに、
「時間の問題を解決するなら、まず毎日どう過ごしているのかを
 15分単位で表にして書き出してみてください」
という提案をしました。
神山さんは、その表を1週間分作って、私に送って下さいました。
その時のメールには、
「水野さんにこんな愚痴をこぼしても仕方が無いことなんですが」
と前置きしつつ、子育ての大変さが書かれていました。
 授乳の時間に多くの時間をとられてとても大変だ。
 また、夜中も授乳のために頻繁に起こされ、ゆっくり眠る
 ことが出来ず、精神的にも体力的にも限界を感じている。
 だけど、子供はおっぱいの執着が、最近ますます強くなり、
 頻繁に求められ、家事もなかなか進まない。
 また、夫も、子供が満足するまで挙げた方がいい、
 と考えているが、いつまでこれが続くのかと思うと
 正直このままではつらい。
そして、実際に時間表を見たところ、夜中も1,2時間おきに
起こされたうえ、日中も、かなりの頻度で授乳に時間を
細かくとられている様子でした。
その神山さんのメールから伝わる大変だという心情と、
時間表に書かれた授乳の頻度の多さを見て、私は突然、
本屋で泣いていた男の子と、そのお母さんのことを
思い出したんです。
そうか。
あのときのお母さんも、乳飲み子を抱えて、毎日、
寝る時間を削ってまで子供を育てていたんだな。
そんな状態の中、気晴らしに本屋に行くときも、二人の
子供を連れて、行かなければいけない。
しかも、1人はワンワン泣き出してわがままを言い始める。
ほんのちょっとだけでも良いから、ゆっくり出来る
時間が欲しかった。
なのに、乳飲み子を抱えて、上の子がわがまま言って
泣き出して……
もうそうなったら、本当につらくてしんどくて、
ついつい、泣いている子供をそのままにして
しまったのかもしれない。
そんなことを想像したら、もう胸がギューッと苦しく
なってしまったんですよね。
 なんであのとき俺は、もう少し優しい気持ちで
 お母さんに接してあげられなかったんだろう。
 なんであんなに、さげすむような目で、責めるような目で、
 お母さんを見てしまったんだろう。
 せめて、
 「子育ては大変ですね」
 と、労をねぎらう一言くらい、かけてあげれば良かったのに……
そう思って、自分の思いの至らなさと、あのお母さんに
つらい思いをさせてしまった後悔とで、本当に申し訳なく
思ってしまったんですよね。
今子育て中のお母さんたちへ。
本当に大変だと思いますけれど、それでも愛情を注いで
育ててくれてありがとうございます。
心から感謝し、心から尊敬しています。
そして、子育て中のお母さんの周りにいる人たちへ。
私たち一人ひとりは、みんなお母さんに育てられて、
今の自分たちがあります。
だからこそ、子育て中のお母さんには、もっと感謝と尊敬の
思いを持って、接してあげて下さい。
泣いている子供がいても、「この子の親は何やってるんだ」
などと腹を立てず、お母さんを応援し、協力してあげて下さい。
私も、今回の件を期に、あのときの自分を反省し、お母さんを
尊敬し、できる限り協力してあげることを誓います!
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
      お母さんに感謝し、お母さんを尊敬しよう!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
という事で、反省した私は、神山さんに何か出来る事は無いか
と思って、僭越ではありますが、こんなメールを送らせて
もらいました。
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それと、授乳の件ですが、私自身も、時間管理表を見ていて、
「お母さんは大変だなぁ」
としみじみ思ってしまいました。
こういうお話も、話して楽になるなら、是非私にして下さいね。
私は子育て経験はありませんが、悩みを軽くするようなお話は
出来ることもありますので。
という事で、これについても、私なりの考えをお伝え
しておきますね。
今回の場合、多分一番つらいのは、
 ■ いつまでこれを続けるのか
というところだと思うんですよね。
人間、苦しいことが、期限がはっきりせずに続くと、
誰もがつらく憂鬱になります。
でも、逆に期日が決まっていると、つらいこともなんとか続けられる
ものでもあります。
ですから、今回の件に関して言えば、
 ★ いつまで授乳を続けるか、まず決めてしまう
という事をしてみてはいかがでしょうか。
それを決めれば、少なくとも、決めた日までは、確実に続ける
事になりますから、その日までは、余計なことに悩む必要は
無くなります。
決めた日以降、授乳を続けるかどうかは、またその時に決めれば
良いでしょう。
母子の心理については、私はよく解らないので、今から語ることは
勝手な思い込みによる想像も多分に入っている、という前提で
読んで下さいね。
つらい、面倒、と思いながら、母乳をあげてしまうと、その母の
ストレスが子供に伝わり、自分を遠ざけようとする母の気持ちを
敏感に察してしまうんじゃないでしょうか。
お子さんが、おっぱいに固執するのも、母の授乳が面倒だ、という
気持を察し、遠ざけられたくない、という気持が強く芽生えてしまう
事の現れかもしれません。
だから逆に、期日を決めた上で、
「お母さん、あなたにこの日までは、一生懸命おっぱいあげるからね。
 だから、それまできちんと育って、次のステップに進んでいこうね。
 お母さん、あなたの成長を応援しているからね」
という気持で、前向きな気持で授乳をして行き続けていけば、
ひょっとすると、授乳に固執することが無くなり、スムーズに
断乳のステップへと移行するかもしれません。
まあ、もし、そんな風に上手くいかなかったとしても、母子共に、
決めた期限までは、少なくとも、精神衛生上良い状態で、
授乳が出来ますしね。
ということで、勝手なことを言ってしまいましたが、
期限を決めると楽になる、というのは、きっと
ストレスを軽減するテクニックとしては使えると
思いますので、お試し下さいませ。
ではでは!
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はたして、まともなアドバイスになっているだろうか、
心配しましたが、翌日、神山さんからは、こんなメールが
返ってきました。
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時間管理表の件だけでなく、
授乳に関しても、丁寧なメールをいただいて、
ありがとうございます。
子どもに対して、
かわいいという気持ちを持ちつつも、
「あ~、はやく授乳を終えたい」
「4月には、やめよう。そうしたら、楽になる」
「この授乳が終わったら、あれやろう、これやろう」
「あ~、なんでこんなにぐずるんだろう、早く寝てくれないかな」
と、授乳をしながら子どもを慈しむことよりも、
自分のことで頭のほとんどを占めていたように思います。
ある教育者の方に、言われたことを思い出しました。
「母親の気持ちは、ことばに出していなくても、
 拡声器で話をしているくらい子どもに伝わる」
最近の息子のおっぱいに対する執着は、
私のせいだったんですね。
期日を決め、
それまでは授乳という貴重な時間を味わい、
楽しみたいと思います。
なんだか、スッキリしました。
ありがとうございます!
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そして、そのあとには、今後の授乳についての対応と
ご主人ときちんと授乳について話し合う旨の内容が
書かれていました。
もちろん、この私の話は、全てのお母さんに通用する
ものでもないと思いますが、もしお役に立てる人が
いましたら、この考え方、是非使ってみて下さい。
私も含め、みんながお母さんたちを応援していますからね!
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━━━━━
  ● 編集後記
─────
確かに間違えやすい形かもね。
 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
  :2013/01/04(金) 22:43:34.36 ID:b3hkVx340
 喫煙所で同僚と話ながら携帯灰皿のふたを開けたら、朱肉だった

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