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成長したかどうかは何で計るか?

本日のテーマ:【思い込みを捨てる】
おはようございます! 水野です。
昨日、研修をしていました。
入社3年目の若手研修、ということで、育ち盛りの
彼らに対して、
「成功することに気持をフォーカスするより、
 成長することに気持をフォーカスした方がいいよ」
というお話をしました。
シンプルな仕事ならともかく、複雑で多岐にわたっている
仕事に対して、性急に成功を求めても、若いうちはそうそう
上手くいくことはない。
そんな状態で成功できないからと気落ちをしていたら、
仕事のモチベーションも下がって、辛くなるだろう。
だからこそ、若いうちは成功ではなく自分が成長することに
フォーカスしよう。
そうすれば、成功しても失敗しても、そのことに取り組んだ
全ての行動と経験が、成長の喜びに変わるのだから。
……と、こんな感じでお話をしたんですよね。
すると、受講者の1人から、こんな質問を受けました。


「先生、成長にフォーカスした方が良いことは分かりましたが、
 自分が成長したことを、どうやって計ればいいんですか?
 具体的な成果が確認できないと、自分が成長したかどうかが
 分からないのですが……」
その質問に対して、私はこう答えました。
「成長したかどうかを成果で計ろうとしてはいけないよ。
 そんなことをしたら、成功したかどうかにフォーカスが
 当たってしまって、結局苦しむことになるからね。
 成長したかどうかを計るのは、成果を出すことに取り組んできた
 試行錯誤の時間の蓄積量で計るといいよ」
そして、自分の過去の経験をお話ししました。
以前、2年ほどゴルフをやっていたことがありました。
元々あまり興味はなかったのですが、父のつきあいで
週に1回、打ちっ放しでレッスンを受けていたんですよね。
そのレッスンでは、基本的に7番アイアンを使っていました。
最初の頃は、打っても打っても、奥にあるネットには届かず、
いつも手前に落ちてしまっていたんですよね。
まあ、練習しているうちに、徐々に届く様になるだろう、
と思ってたかをくくっていたんですが、半年経っても
一年経っても、距離が伸びる気配がありません。
理由はふたつあって、ひとつは左利きなのに、クラブの関係で、
右打ちでレッスンを始めたということ。
死してもうひとつは、私自身がゴルフにあんまり興味が
なかったということもあり、週1回のレッスンの時以外は、
全く練習をせず、素振りすらしなかったということ。
これじゃあ、一年経っても球が飛ばない、というのは、
当たり前と言えば当たり前ですよね。
でも、レッスン中は、自分なりに試行錯誤もしましたし、
先生からの教えもきちんと受けてはいました。
で、そんなこんだで1年半くらい経ったある日のこと。
いつものように、あれこれ試行錯誤をしながら打っていたら、
あるときいきなり、奥の方にあるネットに、ボールがバシバシ
当たり始めたんですよ。
たぶん、飛距離にして、20mくらい、ある時を境に
突然伸びたんですよね。
私はビックリしました。
「いったい我が身に何が起きた? 夢でも見てるのか?」
と思うくらいでした。
で、先生に報告すると、
「あー、ようやく来たね」
と一言。
今まで色々教わってきたことが、体に落ちてきて、
なおかつ、そのひとつひとつが、一連のプロセスと
なってつながって、ようやく球を飛ばすことが出来る
ようになったということだそうです。
普通は、もっと早くそうなるんでしょうが、慣れない右打ち
に加え、練習量が少なすぎたので、成果が出るまで、こんな
にも時間がかかってしまったようなのです。
この経験は、私にとって非常に貴重なものでした。
1年半、ほとんどと言っていいほど、期待した成果が出せずに
いたけれど、その裏側では、自分はしっかり成長をしていたんだ。
毎日などやらず、わずか週に1回の練習しかしていなかったけれど、
そこで取り組んできた試行錯誤は、確実に自分の中に積み上がって
いたんだ。
ということは、成功はしていなかったとしても、そこに向かって
試行錯誤を続けていたら、自分の中では確実に成長の蓄積が
行われていて、あるとき、コップから水がこぼれるような形で
突然成功するようになるんだな。
だとすると、成功にフォーカスするより、成長することに
フォーカスして、結果が出なくても粛々と試行錯誤に
取り組み、それに取り組んだことを、まずは喜んでいこう。
そうすれば、成長の努力は続けられるし、きっと近い将来
成功の喜びも手に入れる事が出来るのだろうから。
そう話をすると、質問した人は納得してくれたようでした。
成果ばかりを追いかけると、成功や失敗といった、
プラスとマイナスの振れ幅に振り回されてしまいます。
しかし、成長というものは、取り組んだ分が蓄積されて
プラスになり、それがマイナスになることはありません。
やればやった分だけプラスになっていき、いつか成功という
成果にたどり着くのならば、成功にフォーカスするより、
成長にフォーカスしながら試行錯誤をした方が、確実に
なおかつ心安らかに、成功への道のりを歩んで行けます。
 ★ 成長は、成果で計るのではなく、試行錯誤の蓄積量で計れ
このお話は、全ての人が、感覚レベルで納得しくれるとは思いません。
しかし、試行錯誤を続けた結果成功した、という経験を
お持ちの方ならば、きっと大きく頷いてくれることでしょう。
もしあなたが、成功ばかりにフォーカスし、それでも上手くいかず
モチベーションが下がっていたとしたら、今回お話した考え方に
切り替えてみて下さい。
気持が楽になる上に、成果も手に入るようになりますよ。
 
 
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  ● 編集後記
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なんて可愛い勘違い♪
430 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage]  投稿日:2013/08/12(月) 00:48:18.91 ID:Mxecm+j4
 3歳の息子が徒競走の練習の時上半身の動きがバラバラだったので
 「手を振って走ったら速いぞ」と教えた
 息子はバイバイしながら走って行ってこけた
 
 

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