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結果を追い求めるべき人、結果を追い求めてはいけない人

こんばんは! 水野です。
先日、研修を受けている受講生の方から、
こんな質問を受けました。


よく、結果を出している人たちがアドバイスをしているが
この間、なかなか結果を出せずにいる人に対してそれぞれ
別の人が、こんな真逆のアドバイスをしていた。
 ■ 常に結果を追い求めよ
 ■ 結果など気にせず、自分を出し切れ
このアドバイスは全く矛盾しているけれど、いったいどちらが
正しいのか? と。
なるほど、確かに全く正反対の内容とも受け取れる
このアドバイス。
果たして、どちらが正しいのでしょうか?
今までの私の経験からすると、この問に対する答えは、
 ★ どちらも正しい
となります。
ただし、その正しさは、相手の成長ステージや状況に
合わせて伝える必要があります。
例えば、前者の「常に結果を追い求めよ」という言葉は、
スキルが低くて成果を出せない人や、成果を産み出す
プロセスを学んでいる最中の人に対して有効なアドバイス
であると言えるでしょう。
自分の言動が、望む結果につながっているのか、それを
常に意識しながら、正しいスキルを身に付けたり、
現状のスキルレベルを上げていく。
そうやって、結果を出していくことを覚えていく必要が
あるわけです。
しかし、それなりにスキルを身に付け、そして結果を出す
プロセスを身に付けた人などが、必要以上に結果を気にして
しまうがゆえに、上手くいかなくなっているときには、
このアドバイスは逆効果になります。
こういう人は、ますます焦って、地に足が付かないまま、
空回りした努力をしてしまうことがままあります。
そんなときは、「結果など気にせず、自分を出し切れ」
とアドバイスすることで、上手くいかないスパイラルを
抜け出して、結果を出すことが出来るようになることが
よくあるのです。
他にも、練習の時には、結果を追い求めていくけれど、
本番の時には、結果を気にすると余計な緊張をしてしまい
自分を発揮できなくなるので、あえて結果を気にせず、
自分を出し切ることにのみ、意識を集中する、という
ことを行います。
以前のメルマガにも書きましたが、オリンピック選手が
試合直前のインタビューで、
 「とにかく、楽しんで、自分を出し切りたいと思っています」
と答えているシーンをよく見ますよね。
これに対して、
「国の威信を背負っているんだから、
 『必ず金メダルを取ります!』
 と、なぜ言わないんだ!!」
と怒りをあらわにする人もいたりします。
でも、実はこのように結果にこだわるような意識を
試合直前に持ってしまうと、本来の力が出せず
逆効果となってしまうため、彼らはあえて、
ああいった、一見のんきに聞こえるようなことを
行っているわけです。
そのためにも、自分を出し切ったときに優勝できるよう、
練習では、結果にこだわって、徹底的にトレーニングを
行うんですよね。
……と、このように、成長のステージや、置かれた状況に
よって、アドバイスの内容が正反対になるのです。
きちんとした指導者は、このあたりをきちんと使い分けるんですが、
みんながみんな、こういった人について指導を受けているわけでは
ありません。
自分ひとりで、結果を出せるようになるよう、自分を
成長させることに取り組んで行く、と言う人も多いでしょう。
そんなとき、今の自分は、この矛盾した考え方の、いったい
どちらを選択していったら良いのか、悩むときがあります。
私自身も、自分を成長させるにあたり、1人でこの矛盾に
悩んだことが多々ありました。
で、試行錯誤した結果、かなりの確率で、正解を選択できる
良い判別方法を見つけたんですよね。
それは何かというと、
 ★ 今の自分が選びたくないと思う方を選ぶ
という事です。
成長していないステージなどでは、結果が出ない状態から
目を背けたくなるために、自分らしく、自分が出来るだけで
頑張って、それでよしとしようと考えてしまいます。
また、練習の時なども、辛くて苦しくて、結果を追い求める
ことから逃げてしまいたくなりがち。
だからこそ、結果を追い求めると決め、結果を出せるよう、
どうしたら良いかを徹底的に考えることから逃げないように
するのです。
逆に、結果がある程度出せるようになった後で、さらに上の
結果を出したくなったときや、本番が始まり、結果を出したい!
という気持になったときは、そのはやる気持ちを抑えて、
今まで自分がやって来たことを信じて、自分を出し切ることに
エネルギーと意識を集中させようとするのです。
そうやって、結構な確率で、私は自分を成長させ、結果を
出してきた経験をしてきたんですよね。
今回のアドバイスに限らず、一見矛盾するけれど、共に正しい様に
思えるアドバイスがあった時は、その時々で、自分が選びたくなる
のとは逆のアドバイスを選択してみましょう。
逃げ癖や怠け癖がある人や、必要以上に真面目だったり、考え方が
頑固な人ほど、正しい選択が出来る確率が高くなると思いますよ。
 
 
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  ● 編集後記
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それ以前に、そんなに一致団結している国じゃ無いと思うし。
3 :名無しさん@13周年
 :2013/11/03(日) 14:52:26.84 ID:u8L4vQOrO
 全米ってすぐ震えるよね
4 :名無しさん@13周年
 :2013/11/03(日) 14:53:20.22 ID:X2DJM35x0>>3
 すぐ泣くしな

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