こんにちは! 水野です。
このメルマガでもよく取り上げるキーワードに、
■ 自責と他責
があります。
一般的には、
・自責:目の前で起きた出来事を自分に責任があると考える
・他責:目の前で起きた出来事を他人に責任があると考える
と解釈されていますよね。
で、何でもかんでも他人のせいにしていても、らちがあかないから、
他責思考でなく、自責思考で行きましょうと、色々な人が言って
います。
私も、おおむねその論調には同意しておりますし、研修などでも
こういった話をしますし、受講生の方たちも、程度の差はあれど、
納得をされているようなんです。
そのあとで、今の自分自身の問題を振り返って自責的に捉えよう
ということをするのですが、あるとき、ご年配の受講者が、
「考え方を変えられない自分が悪いんです」
とため息交じりにおっしゃったんですよ。
その言葉を聞いたとき、なんか大きく引っかかったんですよね。
自責・他責の話の後なので、ご本人は、自責のつもりでこう言っている。
しかし、そのもの言いに、私はなんとなく他責の臭いを感じたんです。
でも、その感じを上手く表現することが出来なくて、その場では
そのまま話が流れて言ってしまったんです。
その後、研修が終わり、家に帰る間、ずっとこのことについて考えて
いたんですが、やっと分かりました。
この人は、自分に責任がある、と言うそぶりを見せているんですが、
■ 「考え方を変えられない自分」という存在をでっち上げ、
その存在を責めていた
んですよね。
「考え方を変える」というのは、あくまでもその人の
「意志」によって決まるものです。
だから、「変わる!」と意志を決めたら、その考え方の変化が
自分に定着するまでには時間もかかるし、工夫も必要では
あるでしょうが、それでも、必ず変わるはずなんです。
にもかかわらず、ちょっと今までと違う考え方をしてみて
上手くいかないからと言って投げだし、あまつさえそれを
「考え方を変えられない自分」とやらを勝手に創り出して、
それに上手くいかない責任をかぶせよう、という無意識の
うちに生まれる魂胆。
この考えの根底にあるのは、他責をしている人の根底にある
ものと、全く同じように思うんですよ。
だから、自責思考というものをこう考えてしまうと、結局
問題を解決する力も身につかず、他責思考のままくすぶって
いる人たちと同じような状況に陥ってしまうんですよね。
自責思考とは、
「目の前で起きた出来事を自分に責任があると考える」ことで、
★ その出来事に対して、今後自分はどう考え、行動していくのか
ということを決めて行くことが重要となります。
自分という存在を責めて、それでちゃんと自責をしましたよ、
という事ではないんですよね。
自責のように化けた他責思考に足元をすくわれないよう、
是非気をつけて下さいね。
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● 編集後記
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最近、こっち系の話が好きになって来たので、
こんなこと店員さんに言われたらドキドキするわ。
488: 名無しさん@お腹いっぱい。: 2008/03/27(木) 10:18:25
昨日嫁と近所のケーキ屋にいって店で食ったんだが
その時、店員が俺たち二人の後ろから入ってきた爺さんみかけて
「三名様ですか?」と聞いてきた
嫁はその後ろの爺さんに気付いてないのか
「え?え?ふ・・・二人ですけど・・・」
とやたらと動揺してた
そして席に着いたあと物凄く真剣な顔で
「あの店員さん『見えないものが見える人』だよ!」
と耳打ちしてきた
馬鹿だ…orz
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