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なぜ人を育てようとする人の多くがストレスを感じるのか?

こんにちは! 水野です。
前回のメルマガでは、人を育てるストレスから解放されなければ
いけない理由についておはなししましたが、今回は、もっと根本的な
問題について考えてみましょう。


それは何かというと、
 ■ なぜ人を育てようとする人はストレスを感じるのか?
ということです。
これについて、はじめの方で言及をしておく必要を感じて
いるのですが、実は、このことを書くと、かなりの数の
人が、がっかりしてしまうかもしれません。
しかし、本当のことなのだから仕方が無いので、
思い切って書いてしまいますね。
まず大前提として、絶対的な真実があります。
それは、
 ■ 人は、人を育てる事は出来ない
ということです。
だから、人を育てようとしてストレスを感じている人は、
一言でいってしまえば、
 ■ 出来ない事を出来ると勘違いしているからストレスになる
ということなんですよね。
だから、人を育てるストレスから解放されるためには、
出来ない事を受け入れて、出来ないことをやろうとするのを
あきらめれば良い、と、それだけのことなんですよね。
ということで、人を育てるストレスから解放される
究極の方法をお伝えしましたので、これで皆さんはもう、
人を育てると言うことで、悩み苦しむことはなくなり
ましたよね!
……と、こう簡単にいけばいいんですが、多分ほとんどの
人が、納得行かない気持でいっぱいになったでしょうね。
でも、私も長年講師として人材育成業に携わってきましたが、
結局たどり着いた結論は、人は人を育てる事は出来ない、
ということでありました。
人は、その人自身が、自らの意志で育つことを決めたときに、
はじめて成長するんですよね。
ですから、もし仮に、あなたが人を育てたことがある、という
自覚があったとしても、それは単なる錯覚で、その人が勝手に
育つと決め、自分の力で育っていっただけ。
あなたがやったことは、せいぜい、その育つと決めた人に
多少なりの関わりがあった、ということだけなんですよね。
なので、「こいつはオレが育てた!」なんてことをもし本気で
思っていたのなら、それは不遜なる勘違い以外の何ものでも無く、
「こいつはオレが育てる!」というのも、傲慢な思い違いでしか
ないのです。
ですから、人を育てようと思ってストレスを感じている人は、
 ■ 人は人を育てる事は出来ない
という言葉を、まずは肝に銘じておきましょう。
では、育って欲しい人に対して、あなたは何も出来ないのか、
というと、決してそんなことはないんですよね。
人を育てる事は出来ませんが、
 ★ 人が育ちやすい環境を整える
事は、あなたにも出来る事です。
実は、人を育てる事が上手に見える人って、人を育てて
いるんじゃなくて、この、「人が育ちやすい環境を整える」
事に長けている人がほとんどなんですよね。
今その人が育つために必要な環境は何か。
それを見極めて、それを提供する。
それができるようになると、結果的に人が育っていくのです。
しかし、人が育つ環境を整える、といっても、
そう簡単にはいかないことが多いでしょう。
職場の環境や会社の制度など、そんなに気軽に変えていく
事など出来ませんからね。
しかし、お金もかからず、あなたの意志で自由自在に
変える事が出来る環境がただひとつあります。
そして、その環境は、あなたが育てたいと思っている
人にとって、おそらく一番大きな影響を与えるものである
とも言えるでしょう。
では、あなたの意志で変えられる、影響力の高い環境とは
いったい何か。それは、
 ★ その人の成長に関わろうとしているあなた自身
なんですよね。
あなたが、どういう考え、どういう感情、どういう意識で
育てたいと思う人と接していくかで、その人に大きな影響を
与えることになるのです。
理想的には、素晴らしい影響を与えられれば良いのですが、
実際の現場では、その人の成長を押さえ込んだり、間違った
方に進ませてしまうような影響を与えてしまう人が、
少なくありません。
ですから、人を育てるストレスから解放され、人を立派に
成長させたいと思っているのであれば、まず一度、
人を育てられるという間違った思い込みを捨てて
しまいましょう。
その上で、人が育つ環境として一番影響力があるのは、
自分自身のあり方であることを自覚し、そのあり方を
どのように立てていくのかをしっかり考えていきましょう。
そうすれば、自ずと、人を育てるストレスから解放され、
育てたい人との関係性も良くなり、結果として、
その人達は立派に育っていくことになっていきます。
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では、このあたりの誤解を解き、人が育つ環境要因の
ひとつである、
 ★ 育つ人に関わる自分のあり方をどのように立てていくか
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また、こちらのメルマガでも、あなたが、育つ人へ良い影響を
与えられるような考え方のヒントをお伝えしていきます。
ということで、まずは「人は育てられる」という思い込み、
この機会に、きっぱりとあきらめて捨て去って下さいね。
 
 
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