どうもです! 水野です。
突然のお休みすいませんでした。
自社サーバーの引越が、先月末に行われ、
それに伴い、サーバーがしばらく不調となり
メルマガも発行できませんでした。
それに伴い、www.mizunohiroshi.com にも、
しばらくアクセスできない状態が続きました。
その節は皆さんにもご迷惑をおかけして
すいませんでした。
今週に入り、ようやく落ち着いてきましたので、
本日より、いつも通り、日刊発行させて頂きますね。
ということで、本題です。
数日来より、自分が変われば相手も変わる、ということを
きっかけに、自分をどうやって変えていけば良いか、という
事について、お話してきました。
今日は、その最後の一区切りとして、自分が変わったことで、
自分の家族たちが変わった、というお話をしましょう。
これは、私が所属している倫理法人会の仲間のひとりの
Hさんのお話です。
彼は、衣料メーカーの2代目として生まれました。
創業者の父親は、非常に厳しく、勝高圧的な人で、
家族は、食事の時も気が休まらず、ビクビクしながら
生きてきたそうです。
物心ついてからは、反発心も生まれ、彼は父親のことが
嫌いになりました。
当然のことながら、会社を継ぐなどという気は全く起きず、
父親の方も、次がせる黄など無い、という姿勢だったため、
一度は、一般企業に就職します。
そこで、活き活きと働いていたHさんですが、ある日父から、
会社に来ないかという打診を受けます。
反発心はまだあったものの、長男としての責任感も芽生えてか、
父の申し出をむげに断る事もいかがなものかと思い、Hさんは、
父の会社に入社します。
しかし、そこで見たのは、家族といるとき以上に厳しい、
父の姿でした。
会社の中は、父の怒号が飛び、社員は皆ピリピリしていて、
会社を辞めていく人たちも少なくなかったのです。
そんな父の姿を見て、Hさんは、反発心に火がつきます。
こんなことではダメだ、会社を良くしなければ。
そのためには、こんな父にいつまでも会社を任せて
いてはいけない。
自分が頑張って、早く2代目社長となって、1日も早く、
父を引退させなければ! と。
そんな野心を胸に、社長である父に激しく食って
かかります。
しかし、父はHさんの言うことを聞くはずもなく、
父と息子の激しい怒鳴り合いが、毎日職場で
行われることとなります。
Hさんは、とにかく発言力を付けるためには、実績を
出さなければ、と思い、仕事に邁進します。
その結果、営業部門をまとめる立場にまでなりましたが、
父はHさんを認めようとはしませんでした。
頭にきたHさんは、さらなる成果作りと、経営力を
身に付けるための学びに邁進していきました。
しかし、父との溝は広がるばかり。
さらには、社員や一緒に働いている兄弟からも、
不満が出てくる始末。
挙げ句の果てに、父からは、
「お前にだけは、絶対に会社を継がせない!」
と言い切られてしまったのです。
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
次回の自身力養成講座は、8月22日 18:15~21:15です。
テーマは「自分が変わる生き方」です。
お申し込みはこちら
http://m-stn.com/seminar/ownforce/s20150822/f20150822/
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
怒りと絶望にくれるHさんに転機が訪れたのは、
倫理法人会に、知人の誘いで参加したときのこと。
その中の教えの1つに、「ハイの実践」というものがありました。
これは何かというと、人から何かを言われたら、どんなことでも
まず一旦は「ハイ」と言って、相手の言葉を受け入れる、という
もの。
Hさんにとって、父である社長の言葉には、どれ1つとっても
「ハイ」と素直に言えるようなものはありませんでした。
しかし、孤立無援に近い状況におかれた自分を、今変えなければ
この先はない、と言うところまで追い込まれていたため、とにかく
ダメ元で良いからやってみようと、Hさんは、ハイの実践に
取り組みました。
とはいえ、最初から素直に行くはずもありません。
反発心もあるため、なかなか上手く実践は出来ませんでした。
しかし、それでも、歯を食いしばって、ハイ、ハイと、父の
言葉を受け入れて行くうちに、だんだんと、父の考えや気持ちが
解ってきたそうです。
父は父なりに考えてものを言っていること、その背景も徐々に
理解出来るようになり、だんだん素直に父の言うことを聞き届け
られるようになっていきました。
そのHさんの変化によって、会社の雰囲気も変わってきました。
今までは、Hさんを筆頭に、父である社長と怒鳴り合いの
罵声が毎日響き渡っていた職場でしたが、Hさんが社長の
話を受け入れるようになって、社長の罵声がなくなって
来ました。
あれだけギスギスした雰囲気だった職場が、変わってきたのです。
そして、その変化を起こしたのが、あのHさんであることも
社員の皆さんは気付いていたんですよね。
兄弟も一緒にはたらいいていましたが、父の言うことに
素直にハイと言って行動するHさんの姿を見て、その変わり
ように驚きます。
しかし、一番驚いたのは、誰でもない、父であったのでしょう。
自分に刃向かうことしかしてこなかった息子が、いつの間にか
ハイと言いながら、自分の言うことを素直に聞いて従ってくれる
ようになった。
それはもう、父にとっては、天地がひっくり返るほどの驚きの
変化だったと思います。
そこから、父も徐々に変化を始めました。
今まで頭ごなしにものを言い、Hさんの言葉に耳を傾けなかった
父が、話を聞いてくれるようになり、しまいには、Hさんにとって
一番の協力者となってしまったのです。
会社の業績も、トップの2人が、正反対の方を向いて言い争っていた
状態から、2人の向かうベクトルが一致した状態になったわけです
から、そこからグングンと伸びていきました。
そして、極めつけの変化は、父からのこの一言。
「来年から、お前が社長をやってくれ」
と、Hさんは言われたんですね。
Hさんはもう驚きました。そしてその時出て来た言葉が、なんと、
「いやあ、私はまだ社長になるのは早いんじゃないですか」
というものだったそうです(笑)。
しかし、父を始め、兄弟、社員たち皆から、次期社長にふさわしい、
と言う評価をもらったHさんは、最近、代表取締役社長として、
父の立場を無事に引き継がれたそうです。
あれだけ、1日も早く経営者になってやると息巻き、認めて
もらえない苛立ちに心を乱しながら生きてきたHさんが、
★ 相手を受け入れ、周りを受け入れるところから自分を変えていく
と言うことに取り組んだ結果、以前は、全く不可能だと思われるような
変化を、周りに起こしてきた、ということ。
普通ここまでこじれてしまったら、まず関係復旧は不可能だと
思われますが、そこまで悪化した関係を、わずか2,3年のうちに
ここまで改善できたのも、まずは「自分が変わる」ということを、
愚直に実践してきたからこそでしょう。
人を変えるために自分を変える、のではなく、無理に自分自身を
変える、のでもなく、
★ 「ハイの実践」を愚直にやり続けた結果、自然に自分が変わった
ということなんですね。
ここには、他人に対しても、自分自身に対しても、恣意的な
コントロールというものはありません。
ですが、それ故に、全てを変えようとせずとも、
全てが変わっていった、という事になるのです。
「自分が変われば、相手も変わる」、ということの、
本当の意味が、この事例でお分かり頂けたでしょうか。
「変える」のではなく、「変わる」事が大事なんですよ。
ちなみに、今度の8月22日に行われる「自身力養成講座」0
のテーマは、
「自分を変える生き方」
ではなく、
「自分が変わる生き方」
にしたのも、上のような事例を自分や他人も含め、
たくさん見てきたからなんです。
ぜひあなたも、「自分を変える」生き方ではなく、
「自分が変わる」生き方をしていって下さいね。
━━━━━
● 社内講師、及び社内講師の育成をお考えの方向けセミナーのご案内
━━━━━
私のビジネスパートナーであります、シックススターズ・
コンサルティングさん主催の公開講座が8月6日に開催されます。
社内講師・インストラクターの方たち、及び、その育成担当の
方たち向けに、受講生の意識改革・行動変容を起こす研修
カリキュラムの作り方を1日かけてお伝えします。
講義だけでなく、ワーク及び、私からの個別フィードバックも
させて頂きます。
少人数で行いますので、個別の悩みや課題についてのご質問にも
お答えし得ていきます。
なお、今回の対象者は、企業内で社内講師をやられる方向けの
ものであり、独立系の講師の方のご参加は、ご遠慮下さいとの
事ですので、お気を付け下さいませ。
セミナーの詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.six-stars.jp/seminar/skillup.html
今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。
→ http://clap.mag2.com/maedroutri?J201507278
※コメントも書けますので、もし良かったら感想、
または、質問やご相談などをぜひ聞かせて下さい。
質問やご相談は、メルマガ紙上でお答えさせて
頂きます。
━━━━━
● 各種サービス・教材・セミナーのお知らせ
━━━━━
● 個人セッションサービス
詳しくはこちらをご覧下さい。
http://soulmission.jp/
なお、カリキュラム構築等のコンサルティングサービスは
引き続き行っておりますので、ご希望の方は、こちらより
お申し込み下さい。
http://sp.m-stn.com/order/coach/form.php/
● 各種教材販売のお知らせ
自己表現や情報発信力、教材開発のスキルを磨く各種教材は
こちらからお求めになれます。
http://www.mstoneshop.com/
━━━━━
● 編集後記
─────
ここまでマイナスに振り切れると、むしろすがすがしい(笑)。
770 名前:おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/[sage]
投稿日:2015/07/31(金) 10:44:39.08 ID:xWCoKtnf.net
口の悪い千葉のスイカ農家が
『今年はここ5年で最も不味い』
『記録的な冷夏となった1993年以降最悪の出来』
『去年よりまずい』
など、逆ボジョレー状態の名言を吐いていったのですが、
MVPは『俺がカブトムシなら自害する』でした
この記事へのコメントはありません。