前者・後者論。私は後者。これは、後者の方に向けてのメッセージ。(これ、いちいち断っておかないと、話ややこしくなる笑)
もう、あちこちで、いろんな人が話しているけれど、前者・後者論を、「出来るか出来ないか」で考えてしまうと、絶対に訳解らなくなるから。
さらに言うなら、「どれくらい出来るのか?」という程度問題も、絶対に持ち込まない方が良い。さらに訳解らなくなるから。
なぜなら、後者の中にも、他人のことが分かる人や、頭が真っ白にならない人や、周りのことを感じ取ることが出来る人はいるし、
前者の中にも、他人のことが分からない人や、周りが見えなくなるくらい集中する人や、頭が真っ白になる人はいるからね。
では、「出来るか出来ないか」と考えずに、どうやって前者後者を見分けるか?
私の体感覚的な所から言うと、
■ それをやる際に、意識的にスイッチを入れるかどうか?
っていうところかなぁ。
私は、セミナー・研修の講師もしているけれど、このときは、受講生のことがよく解るし、頭も真っ白にならないし、部屋中に起きていることを感じ取ることが出来る。てか、それが出来ないと、講師の仕事は勤まらないし(^^;;
でも、それは、
「今から講師のスイッチを入れるぞ!」
って、意識的に思うからこそ出来ることであり、一歩壇上を降り、ひとりのおっさんになったら、ほぼ完全に、上記の能力は消え失せる。
今まで100点だった能力が、スイッチ切ったら、0点になる、そんな感じ。
巨漢ではあるが美しいマツコ・デラックスが、プライベートに戻ると、ただのデブのおっさんに戻る、そんな感じ(違うか笑)
前者のことはよく解らないけれど、話を聞きながら察するに、あの人達は、このスイッチが、常にオンの状態になっている感じなんだろうね。
その能力は、100点の人もいれば、10点未満という人もいる。そりゃあ、前者にだって個人差はあるからね。
でも、例え10点未満の能力が低い人でも、後者のように0点にはならず、スイッチを入れよう! と意識などしなくても、常に10点未満の能力を発揮し続けられる人が、前者なんだろうね。
ということで、改めて言うと、出来るか出来ないか、という視点で考えるのではなく、
『スイッチを入れたら出来るけど、スイッチ切ったら0点になる』という人は後者
『スイッチとか、別に意識しなくても、常に出来ちゃう』という人が前者
ということ。
そして、ここで言う「出来る」は、どの程度出来るのか、という程度問題ではありませんよ、と。
「どれくらい出来るか?」というのは、前者後者の話じゃなくって、個々人の能力の問題という、全く別次元の話ですよ、と。
そういうことなんじゃないかな、と思うんですよ。
追記
その後、さらにスイッチ論についての考えをまとめました。
前者の方も、後者の方も、こちらもあわせてお読み下さい。
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