仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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名刺の役割

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  ● 名刺がスキャンできない……
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私は本当に整理整頓が苦手でして。
名刺についても、頂いては、ポイポイと名刺箱に入れておきっぱなしで、
きちんと整理が出来ていないんですよね。
で、最近ドキュメントスキャナというやつを買いまして、
それで未整理状態だった名刺を一気に整理してやろうと思いまして。
最近のスキャナは精度が上がっているようで、名刺を読み込むと、
勝手に住所やら電話番号やらを自動認識して読み取ってくれるようで。
これは楽ちんだ、と思って早速整理作業を始めたんですが、
早々に頓挫してしまいました。
というのも、変わり種の名刺が多すぎるんですね。
サイズが普通の名刺と違っていて上手く読み込めなかったり、
手書き名刺でスキャンしても文字が読み取れなかったり、
透明な名刺で、まともにスキャンできなかったり……
結局、スキャンできるものと出来ないものにより分け作業を
する手間や、読み込んだ文字に間違いがないかどうかをチェック
したりする作業を考えたら、地道に手打ちで入力していく
のと、あまり変わらないかも、ということになってしまいました。
結構期待して買ったんですけどね、このドキュメントスキャナ。
期待された使い方が出来ず、とっても残念であります……


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  ● その形には意味がある
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最近、巷では、名刺に工夫をして印象づけましょう、ということを
薦めている方たちがいらっしゃるようです。
確かに、名刺交換の場というのは、今後の自分のビジネスが
生まれるかどうかの一番大事な場面であることは間違いないでしょう。
しかし、自分自身を印象づけようとする気持ちが強すぎるあまり、
名刺本来が持つべき機能を大きく逸脱してしまっているものも
かなり見受けられます。
そもそも名刺とはいったいなんのためにあるものなのでしょうか。
名刺とは、自分の氏素性をコンパクトなサイズで明らかにするもの。
そこまではおそらく皆さん理解されているのではないかと思います。
しかし、名刺は併せて
 ■ 自分が関わる個人の情報を一元管理する際の最小物理単位
である、ということも、忘れてはならないのではないでしょうか。
そして、物理スペースでの情報管理の原則は、
 ■ サイズ等の規格を統一する
ということが重要になります。
名刺も物理的な情報管理ツールとしての特色を持つもので
ありますので、一応サイズも91mm×55mmと規格のようなものが
決まっているんですね。
このサイズに合わせて、名刺を整理する用具が創られていることを、
鑑みても、このサイズから逸脱するような名刺を配るというのは、
管理する側からすると、非常に迷惑なことになると思うんですよね。
また、個人情報を管理する、という点で言えば、片面の中に
会社名・肩書き・住所・電話番号・FAX番号・メールアドレス
といった情報をまとめて印刷しておく、ということも
重要なポイントでしょう。
いざ連絡をしよう、とするときに、連絡先がどこに書いてあるのか
解らず、またその名刺がやたら折りたたまれているもんだったりすると、
もう、連絡する気すら、途中で薄れてしまいます。
いや、別に私は名刺に工夫をするな、とは言いません。
私自身、相手に印象が残るような名刺を作るために、
企業当初はさんざん工夫をしていましたから。
しかし、名刺が持つ本来の機能を逸脱するのは違うのだろうな、
と思うんです。
名刺を工夫するのは、上に挙げた2点、サイズと情報の集約という
この最低基準ラインを守った上で行うことが、重要なのではないかと
思うんですよ。
もしあなたが、上記の基準から大きく逸脱している名刺を
配っていたとしたら、ひょっとすると、もらった相手は迷惑している
かもしれませんよ。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
   名刺を作るときは、最低基準ラインを守った上で工夫しよう!
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さて。変わり種名刺について、もう少し踏み込んで
考えてみましょう。
私自身、仕事柄独立企業を目指している方たち、または
すでに起業しているひとりビジネスの方たちと名刺交換をする
機会がよくあります。
だから、先にもお話したとおり、変形名刺をもらうことも結構な
頻度であります。
しかし、その変わり種名刺を見て、その人から受ける印象は
両極端に別れるんですよね。
それは何かというと
 ■ この人は相手のことを思いやれる人間かどうか
ということ。
例えば、名刺に点字が入っているもの。
こういう名刺は、素晴らしいな、と思うんですよね。
受け取る相手が目の不自由な方でも、きちんと自分の
情報を伝えることが出来る、という点で、受け取る相手の
ことを考えているなあ、と思って、好感を持つんですよね。
しかし、意味なく変形している名刺をもらうと、とたんに
後々の管理の面倒さを感じて、イラッとしてしまうんです。
私、結構短気で器の狭い人間なものですから。
また、2つ折り名刺、4つ折り名刺も、印象が大きく
別れますね。
心証が良いのは、受け取った人を楽しませるようなことが
書かれているもの。
ついつい引き込まれて読んでしまい、その人に興味や
好奇心がわいてくるようなものは、名刺として受け止めなければ、
心穏やかに、かつ好意的に受け止めることが出来ます。
心証が良くないのは、ただの売り込みのオンパレードのようなもの。
ひょっとすると、名刺を工夫しなさいと言っている人が
「ただパンフレットを渡すと捨てられてしまいますが、名刺だと
なかなか捨てられませんから、パンフレットを名刺にすると良いですよ」
なんてことを教えているのかもしれません。
なんて姑息な小手先テクニック。
でも、こんな小手先テクニックを、なんの考えもなく実践してしまうと
痛い目に遭うことでしょう。
なぜなら、そんな名刺を受け取った側としては、名刺としても
使い勝手が悪い上に、捨てる訳にも行かないのを押しつけられた
ということになる訳ですから。
これは心証悪くなりますよね。
名刺箱を見るたびに、その整理に困る名刺が出てきて、それを見るたび、
「こんなややこしいもん渡しやがって。こんなやつから何も買うもんか!」
って、思われているかもしれません。
つまり、何が言いたいかというと、
名刺を工夫するならするで、
 ★ 名刺をもらった相手のことをどこまで考えるか
ということを、追求して欲しいんです。
私の名刺は、ごく普通のもの。
サイズは一般的な55mm×91mm。
片面に個人情報を集中させ、裏面には自分のやっている仕事を
一覧にして載せています。
それだけです。
でも、工夫をしているところは2点あります。それは
 ・顔写真を入れていること。
 ・年月日を記入できる欄を作っていること。
私も沢山名刺をもらうので、この名刺の持ち主って誰だったかな、
と解らなくなることがあります。
ですから、顔写真を入れておき、ああこの人だったか、と思いだして
もらいやすくしています。
また、この名刺をいつもらったかと言うことも、ついつい忘れてしまい
がちになるので、そういった情報も気軽に管理してもらえるよう、
年月日を記入する欄を表面に設けています。
この2点は、両方とも、
 ★ 名刺を受け取った相手に対しての配慮の工夫
です。
ささやかな工夫かもしれませんが、その工夫は、自分をアピールする
ためでなく、相手を思いやることに使っているんです。
もし、名刺で自分をアピールするのであれば、こういったように、
自分の仕事や実績をアピールする前に、
 ★ いかに自分が相手のことを思いやれるか
ということをアピールする方が、絶対に後々の仕事に
効いてくると思うんですよ。
誤解のないように言っておきますが、私は変わり種名刺を完全に
否定している訳ではないんです。
名刺と称しながら、形を大きく逸脱し、名刺の機能を果たさないものを
名刺として配っているということが問題だ、といっているんですね。
だから、もしあなたが、工夫を施した変わり種名刺を使っていて、
これを継続して使っていきたいとしたら、それでも良いでしょう。
ただ、もう一つだけお願いしたいことがあります。
それは何かというと、55mm×91mmのサイズの、ごく普通の名刺も
作っておいて、名刺交換の時には変形名刺と併せてその名刺を
「管理しやすい名刺はこちらになります。ご一緒にどうぞ」
と一言添えて渡してあげてほしいんです。
そうすれば、今回私が体験したようなイライラも誰も経験
することがなく、八方丸く収まるでしょう。
これはまさに、受け取った人に対しての気配りですから。
是非、前向きに検討してみて下さいね。
 
 
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  ● 編集後記
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ここのところ、研修やセミナーの準備、また
サイト作りなどで、事務所にこもっているので、
編集後記のネタがなくて困ってるんですよね。
本編の方はネタは沢山あるんですが、
編集後記を書くのが、いつもつらいんですよねぇ。
今日も、本編は3時過ぎには書き上げたんですが、
編集後記で詰まってしまい、気がつくとこんな時間に。
日刊発行の危機があるとしたら、この編集後記かもしれません(汗)
誰か、編集後記のネタ下さい(願)
 
 

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