仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

  1. メルマガバックナンバー
  2. 133 view

部下の視線

━━━━━
  ● 部下の視線が気にかかかる
─────
管理職層の方たちから聞くお話の中で、時々愚痴として聞くのが
 ■ 部下がどこを向いて仕事をしているのか
ということ。
よくあるお話は、もっとお客さんの方を向いて仕事をして欲しいのに、
組織の上ばかり気にしながら仕事をしている、というぼやき。
なるほど、そのもどかしさ、よくわかります。
でも、実はこの問題を解決することって、とっても簡単な
事なんですよね。
おそらくは、さほど時間もかからずに改善できることです。
では、具体的にどうしたらいいのでしょうか?
 


━━━━━
  ● 上司の視線が生む力
─────
その方法をお話しする前に、2つの実験をしてみて下さい。
まずひとつ目。
誰でも良いですから知り合いをじっと見つめて下さい。
そして、相手がこっちを向いて怪訝な顔をしたら、
右か左を指さして
 「あっちを見ろ!」
と命令して下さい。
ただし、その際、指さした方向は一切見てはいけません。
ただひたすら、相手の目を見ながら、右や左を指さして
あっちを見ろと命令し続けて下さい。
おそらく、相手は、あなたの指さす方向はほとんど見ずに、
あなたのことをいぶかしげに見つめることでしょう。
もう一つの実験。
大勢が行き交っているような待ちに出向き、道の真ん中で
空のある一点をじっと見つめてみて下さい。
そこには、怪しく輝きながらゆらゆら揺れている、
UFOが飛んでいると思いながら、見つめましょう。
すると、あなたのことを気にとめた何人かの方たちが
あなたが見ている視線を追って、空を見上げることでしょう。
この実験で判ることは、次の二点です。
 ■ 人は見つめられると見つめ返してくる
 ■ 人は誰かが何かを見ていると、その視線を追ってしまう
そして、組織の中においては、部下は上司をいつも意識しながら
働いていることと思います。
であるなら、
 ■ 部下が上ばかり見ていて、お客の方に向いていない
ということは、つまるところ
 ■ あなたが部下ばかり見ているか、上ばかり見ている
ということであり、要するに
 ■ あなたがお客の方に視線を向けていない
から、部下がお客に向かわないんだ、ということが言えるんですよね。
「いや、俺はそんなことはない、お客さんの方をちゃんと見ている」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、それがもし本当なら、
部下はお客さんの方へ視線を向けているはずです。
だからもし部下たちがそうなっていないのであれば、あなた自身の
視線の配り方が間違っているんじゃないかと思います。
 ● お客さんに対して、きちんと正対して、まっすぐ視線を送って
  いるでしょうか?
 ● お客に視線を向けない部下たちのことを、気を揉みながら見つめて
   ばかりいないでしょうか?
上司がしっかり向いて欲しいところに向ききっていれば、部下は自然に
その見つめる先を目で追いかけてくるはずです。
上司であるあなたは、それをきちんと見つめていることを知らしめ、
かつ自分自身が何を見ているのかを、きちんと語ってあげることが
本来の仕事なんですよね。
 
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
    部下の視線は上司の視線によって生まれてくるものである
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
例えば、売り上げ目標などに関しても、この視線の使い方は
言えるのではないかと思います。
上司が、数字ばかりを目で追いかけたら、部下も数字しか
追わないような人間になります。
そうすると、なんのためにその数字を達成しなければいけないのか、
どうやって達成するべきなのか、そういったところを考えず、
単に数字を作ろう作ろうとしてしまうんですよね。
で、お客さんに喜ばれないような商品を押し込んだり、
来月キャンセルすること前提で架空の発注伝票を立てたりして
無理矢理数字を作るようになります。
上司は、目標達成をするためには、目標数字だけを見るのではなく、
その数字がどうやって生まれてくるのか、また生まれた結果、
お客さんや自分たちにどんな変化が生まれてくるのか、そういった
 ★ 目標達成後の理想的な情景
を見つめ、それを部下たちに見つめさせることが大切なのでは
ないかと思うんですよね。
そして、もしそういったものが見えないのであれば、
何が何でも、そういった情景を創り上げましょう。
その方が、絶対にあなたにとっても、部下にとっても、心安らかに
かつ、結果を出す仕事が出来る事になるでしょうから。
五感に感じるくらいリアルな情景を、是非作ってみて下さい。
 
 
◆◆ 教材・セミナーのご案内 ◆◆
 ┌───
┌────
●なぜ、私が研修やセミナーの9割以上をクチコミやリピーターで集客でき、
 そして参加者の8割に成果をもたらす、そんな信じられない高品質セミナー
 を毎回創り上げられるのか?
 セミナー構築アドバイザー水野浩志が語る本物のセミナーメソッド。
 ただ今、【限定無料公開中】!
  詳しくはこちら
   → http://sp.m-stn.com/seminar/semsem/freesem/index.php?sid=3t
 ┌───
┌────
● 文章が苦手だった私が、あることに気づいただけで人の心を動かす文章が
  書けるようになりました。その『あること』とは・・・
   「読み手の心をググッと掴む! 人の心を動かす文章の作り方」
  詳しくはこちら
   → http://sp.m-stn.com/seminar/bunsyou/index.php?sid=3t
 ┌───
┌────
● 私に5時間ください。そうすれば私はあなたを、
  『参加者に確実な成果をもたらす講師・教育者』
  に大変身させることができます。
  セミナー参加者の8割に対し、48時間以内に行動を促すほど
  高品質なセミナー・研修構築術を今ここに公開します。
  詳しくはこちら
   → http://sp.m-stn.com/seminar/semsem/index.php?sid=3t
 
 
 
 
━━━━━
  ● 編集後記
─────
明日はセミナー。
現在、最後の追い込みです。
何が一番大変って、バージョンアップしたオフィス2007の
使い方が判らないのと、パワーポイントの印刷が思い通りに行かない、
ということ。
これ、全然本題と違う苦労やん!!
ということで、いうこと聞かないパソコンちゃんに嫌気がさして、
今日は先にメルマガを仕上げることとしました。
いつもより早い発行には、そんな切ない理由があったのです。
 
 
 

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


最近の記事