仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

  1. メルマガバックナンバー
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思わず想う

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  ● 私は誤字脱字王
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このメルマガを以前からごらん頂いていらっしゃる方は
ご存じかと想いますが、私、結構誤字脱字が多いんですね。
読者の中には、この間違いを見つけることを楽しみにしていて
報告して下さる方もいらっしゃるくらいで。
ま、そういうことするのは、面識のある私の友人だったりするんですが。
最近は、以前ほど数は多くなくなっているはずなんですが、
それでも、たまに過去のメルマガを読み返すと
「あー、やっちゃってるよ……」
とつぶやくことも、少なくありません。
そうなってしまう理由は、いつも締め切りぎりぎりまで粘ってしまい、
書き飛ばした状態で慌てて発行してしまったりするからなんです。
でも、もっと根本的な理由としてあがるのは、私自身が、
細部に囚われない大人物であるからなんです。←コラコラ
ま、元々事務処理能力が非常に弱く、本を出したときも、
校正というやつにえらい手間取ってしまったということで、
誤字脱字を無くす、ということは、永遠のテーマとなりそうです。
でも、こんな私でも、ある漢字については、結構こだわって
使っているんですよ。
それは、【思う】と【想う】という、二つの漢字。
この漢字の意味の違い、皆さんはご存じですか?
 
 


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  ● あなたの文章は誰に読んでほしいのか
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自分の日記ならともかく、ブログやメルマガ、または記事や書籍など、
たくさんの人の目に触れられるような文章を書こうとする人が、
必ずといっていいほど陥ってしまう間違いの一つに、
 ■ 万人に受け入れられる文章を書こうとしてしまう
というものがあります。
こういった気持ちで文章書いちゃうと、本当に面白くないものに
なってしまうんですよね。
味も素っ気もない、という感じの、心に響かない文章が
出来上がってしまいます。
これは、何がいけないのかというと
 ■ 自分のメッセージを誰に伝えたいのか
ということが明確になっていないからなんですね。
でも、メッセージ発信の初心者の方は、
  でも誰に伝えたいのかを特定してしまうと、
  そのほかの人には伝わらないのではないか
ということを心配してしまうようです。
しかし、そんなことはないんです。
 【思い】の込められたメッセージは伝わりませんが
 【想い】の込められたメッセージは伝わるんです。
このふたつの違いを知るためには、まず【思い】と【想い】の
意味の違いを知る必要があります。
まず、【思】ですが、これは上の田の部分が頭を表し、心が心臓を
表す事で、頭脳と心を中心に考えるという意味があります。
また、【想】は、木に目に心と書きますが、これは、むこうの方に
ある木を見つめながら、心で考える、という意味があります。
つまり、
  【思】は、対象者を特定せずに考えているということ
  【想】は、対象者明確に描きながら考える、ということ
ということなんだ、と私は勝手に解釈しています。
自分の考えを人に伝えるためには、その
 ★ 誰に伝えるか
ということが明確であればあるほど、伝わりやすい
メッセージになるんですね。
では、どこまで明確にすればいいのか、ということになりますと、
 ★ 特定の人物を具体的に思い描く
ということが重要なんですね。
「おおよそこんな感じの人たち」じゃあ、ダメなんですよ。
するとまた、
「そこまで特定しちゃって、本当にたくさんの人が読んで
 納得してもらえるような文章が書けるの?」
という人が出てくるかと想いますが、大丈夫なんですってば。
だって、結婚式のときに読み上げる両親への感謝の手紙とか、
結構感動して泣いたりしません?
昔テレビでやってた「16小節のラブソング」、今で言えば、
「ウチくる!?」の番組の最後のほうにやっている、ゲストに
向けた一通のお手紙なんか、結構ホロッとするじゃないですか。
これが例えば、一般的に言われるところである両親に向けて、とか、
分類学的に定義されている芸能人に該当する方に向けて、なんていう
意識で書いたら、ぜんぜん感動しないし響かないでしょ?
だから、特定の人物を思い描いてメッセージを発信することが
とっても大事なんですよね。
相手不在の【思い】だけのメッセージではなく、相手に対しての
【想い】の詰まったメッセージを、是非発信してくださいね。
 
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
   自分の思いではなく、相手を想ってメッセージを発信しよう!
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ちなみに、相手を想って書くにあたり、ひとつだけ注意点があります。
それは、
 ★ 説教くさくなるような文章を書かないこと
であります。
何かしらの苦言や、考え方の転換を求めるような内容の
メッセージを書く場合に、特定の人物を想定してメッセージを
考えると、ついつい
「それじゃイカンのよ、キミ」
的な考え方になってしまい、ついつい上から目線になってお説教くさい
文章を書いてしまいがちなんですよね。
でも、読み手の立場からすれば、上から目線でとやかく言われるのって、
結構いやなもんでしょ?
だから、それには気をつけないといけないんです。
私のメルマガでも、こうしたほうがいいよ、というメッセージが
結構多いんですが、上から目線にならないように、気を使って
書いています。
ですから、どうやったら上から目線にならないか、過去のメルマガを
読んで分析していただくのも面白いかな、と想います。
が、人に伝わるメッセージの書き方を体系立てて知りたい、
ということであれば、こちらの教材も参考にしてくださいね。
 → http://sp.m-stn.com/chk/080326.html
 
 
 
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  ● 編集後記
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今日のお話、文章ということでお話しましたが、この考え方は、
実はトークにも十分活用できる考え方なんですよね。
是非、日常の会話、朝礼のスピーチのときなどでも、この考え方を
活用して、相手の心に伝わる素敵なトークをしてくださいね。
……と、書いた理由は、この間友人に 
「あなたのメルマガにはトーク術の話がほとんど書いてないじゃん」
とツッコミ入れられたことに対しての言い訳のつもりではありませんが、
そう見えてしまうところがツラいところであります(汗)。
 
 

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