仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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馬鹿の考え休むに似たり

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  ● 25年ぶりの同窓会
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先日、高校時代のクラスメートから、同窓会の案内がきました。
今回は、1学年を一堂に集めての同窓会。
当時の私たちは、生徒数がたくさんいたので、1学年で
何と10クラス!
当時ひとクラス40人以上はいたので、全部で400人。
全員は来ないにしても、150人は集まるという大規模な
同窓会になりそうです。
まあ、それはさておき。
この同窓会の代表幹事をやっているのは、1年生の時の同級生だった
芝浜君(仮名)。
1年の1学期の期末テストで、私が42人中40番、芝浜君が41番という
ブービー争いをするくらい勉強ができない人間でした。
また、彼はいわゆる不良というやつでして、夏休みの終りに、
盗んだバイクで走りだし、と、尾崎豊ばりなことをやった挙句
事故を起こして大けがをして長期入院し、進級が危ぶまれる
というところまで行ってしまったというやつ。
当時の私は、人のこと言えない成績ではありましたが、
「馬鹿なことする奴だなあ」と思っておりました。
私はその後、一念発起し、一生懸命勉強に取り組み、
1年の終わりにはクラスの上位にはいり、2年では、学年での
成績優秀者の仲間入り一歩手前まで行きました。
芝浜君はと言えば、相変わらず勉強嫌いで、成績は低空飛行のまま
不良を続け、卒業していきました。
あれから25年、彼はどうなったのかというと、資本金2000万円の
社長になっていました。
事業も順調のようで、いろいろな分野にも手を広げているようです。
あの勉強できない不良が、今じゃ立派な経営者。
かたや学年成績優秀者にランクインしそうだった私は、起業した
ものの大失敗し、借金1500万円で、年商200万円まで落ち込む始末。
今は復活出来ているからよかったものの、この学生時代と社会人時代の
格差は何なのでしょう?
 
 


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  ● 馬鹿の考え休むに似たりといわれる理由
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ここでいう「馬鹿」というのを、
 ■ 情報不足による無知
である、と私なりに定義しておきます。
とすると、この「馬鹿の考え休むに似たり」という意味は
「必要な情報を持たない無知な人が答えを出そうとしてもでてこない」
という風に解釈できるんじゃないかと思うのです。
実際、天職探し、生きがい探しなんかをしている人なんかを見たりすると、
「今のあなたの持つ情報量じゃ、天職や生きがいなんて見つからんよ」
と、つい言ってしまいたくなります。それほどその人の中には
正しく判断・決定できる情報が無いわけです。
では、こういった人たちは次にどういった行動をとればいいのでしょう。
よく見るパターンは
 ■勉強を始める
というやつ。
本を読んだり、セミナーに出向いたりして、
「天職とはなんだろう」「生きがいとはなんだろう」
などと呟きながら、資格取得などに励んだりする人、よくいますよね。
しかしながら、それらの情報は
 ■他人が加工した2次情報
でしかなく、これをいくら学んでも、実際に自分の人生に役立てることは
できません。「資格バカ」と言われている人たちなど、この典型です。
「馬鹿」を脱するためには、そういった勉強ではなく、
 ★経験から得られる1次情報の量を増やす努力
をする必要があります。
体を通して身につけた情報は、どこのだれかわからないような人が
加工した2次情報よりも、おおいに自分の人生の役に立ちます。
また、そういった経験からくる情報がきちんと体系化して
身についてくると、2次情報も有効に活用できるようになります。
そのためにも、まずは
 ★積極的に行動を起こし、その経験から情報を得る
ということをやった方がいいと思うんですよね。
私と芝浜君の大きく違ったところは、私が2次情報の勉強に一生懸命
だった時に、芝浜君は、良し悪しは別にして、1次情報の収集を
エネルギッシュにやっていた、ということなんです。
で、この差がきっと、のちの人生で大きな結果の違いを
生み出したのだと思います。
私は、38歳でやっとそれに気が付き、以降経験情報をきちんと
積み上げる生き方に転換したおかげで、何とか這い上がることが
できました。
同窓会のリストを見てみると、芝浜君に限らず、良きにつけ、
悪しきにつけ、行動派の人たちは、今は独立して会社を興して
軌道に乗せている人を多く見かけます。
勉強ができるということと、人生で自分の思い通りの結果を
出せることとは、相関関係はありません。
皆さんも、机にかじりつく勉強だけでなく、行動し、経験しながら
勉強をしていってくださいね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
      行動し経験することからの学びを大切にしよう!
  
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今授業を受け持っている某専門学校では、この点を結構重視してます。
だから、授業らしい授業をほとんどせず、ただひたすら
 ★ 具体的に何かやらせて、それについての自分の感想を述べさせる
ことをしています。
まだ6回目ではありますが、徐々に生徒の学びのスタンスが
変わってきたように思います。
頭でっかちなだけじゃ、これからの時代、生き抜いていけませんからね。
ぜひ、この考え方を在学中に身につけてほしいなと思っています。
 
 
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  ● 今すぐできることから始めよう
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今日のテーマのヒントは、臼井由紀さんのご著書、
「今すぐできることから始めよう」
から頂きました。
臼井さんとは、以前対談させていただいたご縁があり、
その時にも、非常に行動派のエネルギッシュな人だという
印象を持ちました。
が、この人もまた、33歳まで仕事らしい仕事はしていなかったようで、
ご主人の病気をきっかけに、会社を引き継ぎ、経営者をやらざるを
得なくなったという経験があるそうです。
そこからおよそ15年で、借金を返済し、業績を10倍以上にした、
そこまでの経験から学んだことが、この本には書かれています。
すぐにできること、やれることが、やりたくなるような文章で
書かれています。
やっぱり、実際に行動し、結果を出している人の文章は
読んでいてストンのお腹に落ちてきますね。
ということで、
「行動しろと言われても、何から始めたらいいかわからない」
という方は、ご一読をお勧めします。
なお、6月末までプレゼントがあるそうです。
本のご紹介やプレゼントの詳細等、詳しくはこちらをご覧くださいね。
 → http://www.dr-yuki.com/book/index.html
臼井さんと私との対談はこちら
 → http://www.dr-yuki.com/taidan/mizuno.htm
 
 
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  ● 編集後記
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この間、なぜか羽アリが大量発生しました。
うちの事務所、ちょっと古い建物で、入口のサッシのゴムパッキンが
へたって隙間があいており、そこから光に吸い寄せられた羽アリたちが、
部屋に入ってきたようです。
あわててサッシのゴムパッキンを修理して部屋を密閉するようにし、
掃除機で部屋に入った羽アリを吸い取っていったのですが、もう
吸っても消えて無くなってくれず、一時はどうなる事かと思いました。
ところが、翌日になってみると、羽アリが一匹も集まってこず、
以来数日経過しているのですが、家の外でも羽アリを一匹も
見かけません。
一体、何が起きたんでしょう? 羽アリって、いきなり表れて
いきなり消えちゃうもんなんですかね?
まあ、この事件で、夜は早く帰って早朝から仕事しよう、と
思い、早起きするようになったんで、良かったと言えば
よかったんですが、謎は残ったままです……
 

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