仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。少々辛口なところもあり,時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってくることでしょう。

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つまらない仕事にやりがいを見出すには

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  ● タイタニックの音楽家たち
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実は私は無類のオルゴール好きであります。
ですから、地方によくありますオルゴール博物館には、
見かけたら、必ず立ち寄るんですね。
今回河口湖に行った時も、高級料理店で有名なうかいグループが
運営しているオルゴール博物館があるということで、嬉々として
行ってまいりました。
そして、たくさんのアンティークオルゴールの音色に聴き入っては、
ため息をついていたんです。
ところで、そこにはオルゴールだけでなく、自動演奏楽器の
実演コーナーもありました。
個人的にはあまり興味がなかったのですが、その中の一つに
「タイタニック号に載せる予定だった自動演奏楽器」というものが
ありまして、ちょっと興味が出てきたので、立ち寄ってみました。
解説してくれたお姉さんの話によると、この楽器は当初
タイタニック号に載せる予定だったのですが、製作が
出港日までに間に合わず、7人の楽師がこの楽器の代わりに
船に乗り込んだとのこと。
そうか、もしこの楽器が出港日までにでき上がっていたら、7人の
楽師は生き続けられたんだなぁ、などと思い、運命のいたずらに
想いを馳せていたら、お姉さんがこんなエピソードを話してくれました。
「ところで、この7人の楽師ですが、船が沈むまでの間、甲板で
 音楽を演奏し続けていたそうです」
そして、こんな問いかけをしたのです。
「しかし、この楽師たちは、なぜ、沈没する船の上で、取り乱すことなく
 音楽を演奏し続けたのでしょうか。それは……」
その話の続きを聞いた時、私の胸に急に熱いものがこみ上げ、思わず
涙してしまったのです。
 
 
 


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  ● 嫌いな仕事を楽しくする方法とは?
─────
話変わって、ほんの数年前の自分のお話。
独立したものの最初の事業に失敗してしまい、その後あがいても
うまくいかず、生活にいよいよ困った時のこと。
何かしらアルバイトをしないと、と思って選んだ仕事が、
警備員のアルバイト。正直、夢を持って起業した人間が
行きつく先としては、かなり切ない到達地点でした。
当然ながら、好きな仕事でもないし、やりたい仕事でもない。
深夜の国道に立って、暴走族に殴られそうになりながら、
居眠り運転の車にひき殺されそうになりながら、懸命に
誘導灯を振り続ける仕事に、当時の自分は何のやりがいも
感じませんでした。
しかし、40才を間近に控えた事業に失敗した男には、
それほど豊富な選択肢もあるはずがなく、週払いで
給料がもらえるということもあって、お金がなかった私は、
結局この仕事をやることにしたのです。
そして、勤務が始まる前の研修初日。
会社について、講義が始まるまでの空いた時間に、あるものが
壁に貼ってあるのを見つけました。
 ■それは、1通の感謝状でした。
詳しい内容は忘れましたが、こちらの警備員さんにとても親切に
してもらえた、ということが、喜びのメッセージとともに書き記されて
いました。
これを見た時、私は
 「そっか、じゃあ俺も感謝状をもらえるような仕事をしよう」
と思ったんです。
仕事そのものに、何の楽しさも見いだせず、やりたい仕事ではない、
いや、むしろやりたくない仕事に対して、いくら自分の気持ちに
ウソをついて好きになろうとしても、それは無理な話。
でも、
  ★感謝状をもらえるような仕事をしよう
という思いは、自分の中に小さな光をともしてくれました。
研修を終えて現場に出れば、当然ながら、いやなことだらけが
襲ってきます。
20も年下の現場の子に「おっさんトレぇんだよ!」と怒鳴られたり、
ガラの悪い運転手に唾吐きかけられたり。
当然、何度もやめたくなりますし、仕事そのものも、とてもじゃないが
好きになんかはなれませんでした。
でも、「感謝状をもらえるような仕事をしよう」という
気持ちを持って働いていると、やめようかな、と思う一歩手前で、
  「いやいや、まだ感謝状もらってないからもうちょっと頑張ろう」
という気持ちになったものでした。
今にして思うと、多分このときに初めて、ささやかながらも
 ★ 仕事を行う使命感
というものに目覚めたのだと思います。
タイタニックの楽師について、お姉さんはこう語りました。
「しかし、この楽師たちは、なぜ、沈没する船の上で、取り乱すことなく
 音楽を演奏し続けたのでしょうか。それは、当時の音楽家たちは、
 『人々に生きる勇気と喜びを与えること』
を使命感として持っており、この楽師たちも、その使命を全う
すべく、最後まで、乗客に生きる勇気を与え続けていたのです」
この言葉を聞いた時、彼らのその時の想いの気高さとともに、
素晴らしい仕事への取り組み方に感動しました。
それと同時に、自分の警備員時代の思い出もオーバーラップして、
思わず胸が熱くなってしまったのです。
もちろん、彼らの使命感に比べたら、当時の私のそれなど、
大したものでもなく、比べるのもみっともないでしょう。
しかし、そんなささやかながらでも、使命感を持って働くのと
そうでないのとでは、大きく違ってくるのではないかと思います。
使命感とは、人から与えられるものではなく、自分自身で
作って持てるものです。
また、使命感とは、別に人に吹聴するものではありません。
自分の胸の中に刻んでおけばいいものだと思います。
そんな想いを持つか持たないかで、仕事の質って
大きく変わってくるんだろうなぁ……
つまらない仕事も、やりがいを感じる仕事に
なるんだろうなぁ……
と、タイタニック号に乗るはずだった自動演奏楽器の音色を聴きながら
そんなことを考えておりました……
 
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
      『今の仕事に取り組む使命感』を考えてみよう!
  
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
……結局、警備員の方は、その後すぐに出版が決まり、3,4カ月で
終了となってしまい、お礼状を貰うまでには至りませんでした。
でも、出版が決まったのも、その後復活して今のような仕事が
できるようになったのも、きっと、このささやかながらも持ち続けた
使命感のおかげなんだろうなぁ、と思ったりしています。
 
 
━━━━━
  ● 編集後記
─────
最近、クライアントの方たちに、
「メルマガやブログを書いた方がいいですよ。情報発信は大事ですからね」
と言っているんですが、そう言っている自分がメルマガご無沙汰なのは、
やっぱりまずいよね、という気持ちになってきました。
今では本当に期間が空いた不定期モード状態であります。
これでも初めてメルマガを発行した時は、日刊で出していたんですけどね。
今ではそれも見る影もありません(汗)
ということで、徐々にリハビリしながら復活していきたいと
おもいますので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。はい。
 
 

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