仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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知識の恐ろしさ

おはようございます。水野です。
今日は、先日お話しした、スティーブ・ジョブズの卒業生に向けた
スピーチに匹敵する、もうひとりの有名人の卒業式スピーチに
ついて考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● ミリオネア、ラリー・エリソンのスピーチ
─────
やっと手にした卒業証書。でも、これでスーパーリッチの仲間入りができる
かというとそんなことはない。卒業証書など大金持ちになる上で何の役にも
立たないものだと、大学を中退したオラクルCEOがコーネル大卒業式の式辞
で述べ、波紋を呼んでいる。
「エール大卒業生諸君にひとつだけ頼みがある。今座っている席の
  周りをじっくり見回して欲しい。左に座っている同級生。右に座っ
  ている同級生。いいかね。では、今から10年後、あるいは30年後の
  ことを思い描いてみるんだ。君の左の人間は、おそらく人生に失敗
  しているだろう。右の人間はどうか。負け組だ。間の君は?さて、
  答えが分かるかな?敗者だ。みんなまとめてルーザーだ」
「実のところ本日私が目の前にしているのは、輝ける未来の産業を
  担うリーダーではない。何千人という敗者予備軍だ」
「ムカッときたかね。無理もない。しかし考えてもみてくれ。何故
  このローレンス・”ラリー”・エリソンという大学を一度も出たこと
  のない男が今こうして全国有数の名門大卒業生を前にこんな暴論を
  ぶちかますことができると思うかね?理由は簡単だ。このローレン
  ス・”ラリー”・エリソン、地上で2番目の金持ちが大学中退組で、
  諸君はそうじゃないからだ」
「ビル・ゲイツ、地上で1番目の金持ち…まあ、今のところはね…
  が大学中退なのに、諸君はそうじゃない」
「ポール・アレン、地上で3番目の金持ちが大学中退なのに、諸君
  はそうじゃない」
「マイケル・デル、番付け9位から急浮上中のこの男も大学中退だ
  が、諸君は何度も言うが、違う」
「はは~ん、本当に怒っているね。気持ちは分かる。なので少し慰
  めの言葉を言おう。諸君がここで過ごした4年か5年の間に培った人
  脈と勤勉さ、言葉セラピー、それはきっとこの先も役立つはずだ。
  この人脈に絡まれて道を転げ落ちても生涯、言葉というものに癒さ
  れていく。大学を中退しなかったが故にビリオネアになれない諸君
  にとってそれはとても貴重なことだよ」
「もちろん中にはスティーブ・バルマーのようにがんばって番付け
  の10位、11位まで駒を進める人間がもしかしたら君たちの中からも
  出てくるかもしれない。たぶんね。ま、記録の上では彼も少し遅れ
  て院をドロップしているが」
「ここまで聞いて“自分にはもうどうすることもできないのか”、
  “もう望みがないのか?”と思っている人もたくさんいるだろう。
  実はその通りで、もう手遅れだ。諸君はあまりにも多くのことを知
  り過ぎた」
 (以下暴言続く。最後は警備員が壇上から引き摺り下ろすシーンで幕)
原文サイトはこちら
http://www.satirewire.com/news/0006/satire-ellison.shtml

翻訳提供サイトはこちらです。ありがとうございました。
http://longtailworld.blogspot.com200512/larry-ellisons-commencement-speech.html
実に面白いスピーチですね。
しかし、このスピーチは非常に示唆に富んだものだと私は感じます。
それは、彼の最後の一言にある
「諸君はあまりにも多くのことを知り過ぎた」
と言う言葉に集約されているように思います。
しかし、なぜ知りすぎてはいけないのでしょうか?
 
 


━━━━━
  ● 知識の恐ろしさ
─────
1年ほど前、高校時代の同窓会に出席しましたが、面白いことに、
勉強が出来たヤツは、あんまりパッとした雰囲気がなかったんですよね。
むしろ、不良連中や、わがまま勝手な連中の方が、事業を興したり、
企業の上層部になっていたりしてるんですよ。
また、私が企業研修などに出向くと、それこそ誰でも知って
いるような会社に入った、優秀な大学を出ている人たちの中でも、
変にくすぶったり、やる気無く働いている人たちも、少なくないわけです。
その原因は様々だと思いますが、私が感じるもののひとつに
 ■ 知識がその人を不幸にしている
と言うものがあります。
知識には、天使の側面と悪魔の側面があります。
天使の側面は、その人の行動に素晴らしい働きかけをしてくれます。
うまくいかなくて困ったときは、その壁をぶちこわして、
新たな道を造れるようなヒントを与えてくれます。
しかし、悪魔の側面は、その人の行動を制約する働きかけをします。
素晴らしい夢や目標があったとしても、それが達成できない
充分すぎるほどの理由を並べ立てて、やる気を失わせてくれます。
そして、多くのひとが、この
 ■ 知識が持つ悪魔の側面に振り回されている
ように、私は思えてならないのです。
そして、その人達は、知識を持つことにより、自己のプライドや
満足度は持っているものの、その知識によって、自分が思い通りに
行動できないこと、つまりは知識に振り回されていることに
気づいていないのです。
その点、知識を持たない行動派の人間は身軽です。
身軽ゆえ、何でもやってみたいことをやってしまいます。
もちろん、山ほど失敗しますが、それらは全て、彼らの
糧となって自分自身に蓄積されます。
行動しないで知識ばかり持つ連中に馬鹿にされながらも、
彼らは、次第に頭角を現していくんですね。
そういう人間が、知識を身に付けると、これは強いわけです。
知識に振り回されることなく、知識を使って行動していく
訳ですから、具体的な成果が出ないわけがありません。
学生時代は、アウトプットは試験だけかもしれません。
だから、一生懸命学ぶことに力を注ぐのもいいでしょう。
しかし、社会に出たら、その知識を使って、社会のために
アウトプットをする必要があります。
そのアウトプットは、知識だけでは生まれません。
具体的な行動によってのみ、アウトプットは生まれます。
ですから、知識に振り回されて行動しないということなく、
行動によって社会にアウトプットするように、知識を活用
していきましょうね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
知識が持つ悪魔の側面に振り回されず、社会へのアウトプットに活用しよう!
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私自身、38歳になるまでは、知識至上主義でした。
ものを知らない人間を馬鹿にして、自分はあいつとは違う、
と自分や人にいい散らかす人間でした。
しかし、その後心を入れ替えたとき、いったん知識を
着飾ることをやめ、行動からしか学ばない、と自分に
制約条件を設けてやり始めたら、今まで身に付けていた
と思っていた知識が、いかに浅く、しかも本質が解って
い無かったか、と言うことを思い知らされたのです。
そして、その知識が行動のために使われず、自尊心を
守るためと、人を攻撃するためと、出来ないこと、
やらないことの言い訳にしか使っていなかったことに
気づかされたのです。
これを知ったとき、心の底からぞっとしたんですね。
このままずっと人生進めていったら、どうなっていたんだろう、と。
もし、このメルマガに対して、批判的な思いがわいてきたら、
それはそれで全然オッケーですから、存分に批判して下さい。
ただ、その際、自分自身を振り返って、自分は知識をちゃんと
アウトプットに活用しているか、人の批判や自身の行動抑制
のためにばかり使っていないか、是非確認してくださいね。
注:このラリーネルソンのスピーチですが、実は本当の話ではなく、
  ネット上ででっち上げられた、真っ赤な偽物だったそうです。
  偽物でも、なかなか良くできていますね
 
 
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  ● 編集後記
─────
現在、横内会長の指導を受ける合宿セミナーに参加すべく
松本に向けてスーパーあずさにて移動中です。
現地では、ネットが出来ない可能性がありそうだということで、
今一生懸命電車の中で書いているのですが、この電車、かなり
揺れるんですよね。
で、私乗り物に弱いんで、今、気持ち悪くって脂汗かきながら
このメルマガを書いています。
近くを見ているとドンドン酔ってしまうんで、ブラインドタッチ
しながら、目は遠くの景色を見るようにして。
なんとか編集後記までたどり着きましたが、もう限界。
いつもより誤字脱字があると思いますが、そこはご容赦あれ……
 
 

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