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一番大切なもの

おはようございます。水野です。
今日は、ネット上で見かけたとある県立高校で起きたニュースに
ついて考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 服装や態度で不合格
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昨日28日の夕方に配信された時事通信社のニュースに、
こんな記事がありました。
どんな話かと言いますと、神奈川県立神田高校(平塚市)で
2004、05、07年度に行われた入学試験において、
内申書、学力試験、面接の総合的な成績順位は合格圏内に
入っていたにもかかわらず、願書受け付け時の服装、態度など
が悪く、入学後の生徒指導が困難とのことで、受験者22名を
選考基準に従わずに不合格としたというもの。
ソースの記事はこちら
 → http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008102800751
この件に関して、何人かの方たちが、
「不合格は当たり前。学校側が責められるいわれはない」
という見解を、ブログやメルマガで書かれていました。
確かに、学校に願書を出しに行くのだって、普通だったらひとつの
評価の場だと思うのが当たり前ですし、高校生にもなるのに、
これくらいの配慮が出来ないのだったら、落ちて当たり前だと、
思います。
むしろ、なんでそういったことに対しての指導を、中学校の先生
がやらなかったのだろうか、と不思議に思います。
もっとも、指導しても言うことを聞かなかったと言うことであれば、
それはもう落とされた生徒本人の責任。
義務教育じゃないんだから、落とされたって文句を言うな、と
私自身も、心からそう思います。
が、しかし。
それでもなお私が引っかかるのは、この高校の校長先生の
以下の発言なんですよね。
時事通信の記事からそのまま引用すると、
  記者会見で渕野辰雄校長は、
   「先生方の生徒指導の負担軽減とまじめな子をとっていきたい
    という思いだけだった。大変申し訳なく思っている」
  と陳謝した。
とありました。
この言葉が、私にはどうにも納得がいかないんですよ。
 
 


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  ● 一番大切なもの
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やり甲斐を持って、活き活きとご自身のビジネスに取り組んでいる
方であっても、本音を聞くと、その中でも面倒くさい仕事があると
たいていの人は言います。
それは、常に面倒だなぁと思えるような仕事もあるでしょうし、
そのときの心情や状況によって、普段は楽しい出来事も、
面倒くさいと思ってしまうこともあるでしょう。
私自身も、今の講師業には大変なやり甲斐を感じていますが、
でも、正直面倒くさいなあ、と思うようなこともないわけでは
ありません。
しかし、面倒に思うことと、実際にその面倒を避けてしまうこととは
大きく違うと思うんですよね。
前段で出てきた渕野辰雄校長の発言である、
   「先生方の生徒指導の負担軽減とまじめな子をとっていきたい
    という思いだけだった。大変申し訳なく思っている」
という言葉には、
「こういう生徒を取るのだ!」
という、ポリシーがある、と言うよりも
「面倒くさい生徒は入学させたくない」
という気持ちの方が、強いように見えてしまうんですよね。
でも、教師って、教育者じゃないですか。
教育をする人間が、教育の一番の根幹であるところの
 ★ 人を育てていく
というところを面倒くさがってしまうのは、いかがなものかなあ、
と思ってしまうんですよね。
確かに、今の教師の方たちは相当お忙しいでしょう。
私も教育関係者の知り合いがいますので、そのことについては
同情もします。
しかし、だからといって、一番肝心なところを面倒くさがって
放棄してしまうというのはどうなんだろうか。
 ★ 一番大切なものを、一番大切にしていかないと、
一番大切なものを失ってしまうような気がしてなりません。
そして、これは教師だけでなく、一般のビジネスパーソン
全体にも言えることだと思うんですよね。
目の前の仕事の忙しさに振り回されて、一番大切なものを
ないがしろにしていないか、時には振り返ってみませんか。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
  自分が取り組むビジネスの中で、一番大切なものを一番大切にしよう!
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私自身、先ほども書いたように、聖人君子などではありません。
面倒くさいと感じるときもありますし、手を抜いてサボってしまう
ということだってしょっちゅうあります。
でも、講師として、一番大切にしている
 ★ 参加者が求める成果を生み出せるようにする支援
に関しては、面倒くさがって手を抜いたりしたことは
ありません。
で、この一点に関しては、自分で言うのもなんですが、
かなり真剣に、かつ本気で取り組んでいるつもりなんです。
そして、この一点が、
 ★ 自分の中にある、この仕事に取り組み続けられる支え
になっているんですよね。
多分、この大切にしなくてはいけないところを手抜きしてしまうと、
きっとこの仕事に対する誇りとか、生き甲斐とか、プライドとか、
そういったものがなくなってしまうことでしょう。
そうなってくると、仕事だけでなく、人生もつまらなくなっていって
しまうんじゃないかなあ、と思うんですよね。
でも、この一点さえ大切に守っていれば、そうならなくてすむ。
人それぞれ考えはあるでしょうが、私は、そんなことを
想いながら、講師という仕事に粛々と取り組んでいるのです。
 
 
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  ● 編集後記
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昨日は夜打ち合わせで遅く帰るつもりだったんですが、
案外早く終わってしまい、そうそうに帰路につきました。
でも、夕食はいらないとかみさんに言ってしまった手前、
あんまり早く帰るのもはばかられたので、立川で途中下車し、
一度寄ってみたかった、ホルモン焼き屋さんに一人で立ち寄りました。
カウンターに座って、料理漫画でも読みながらホルモン焼きに舌鼓を
うとうと思ったんですが、鞄を開けたら、料理漫画はなく、
まじめなビジネス本だけでした。
ということで、一人、ホルモン焼き屋で、ホッピーを飲みながら、
カウンターで、ドラッガーの「プロフェッショナルの条件」を
読みながら、盛り合わせをつまんでおりました。
しかし、読んでいる本が本だっただけに、お店の責任者が
なんか緊張したのか、
「お料理はお気に召しましたでしょうか」
とか
「お味の方はいかがでしたでしょうか」
なんて、おおよそホルモン焼き屋に似つかわしくない言葉で、
私に質問してくるんですよ。
きっとこれは、私のオーラではなく、ドラッガーのオーラ
が原因だと思います。
場末の飲み屋でドラッガーパワー。すげえなぁ、ドラッガーって。
 
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
 → http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html

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