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決断出来ない人は

おはようございます。水野です。
今日は、なかなか決断できない、という人に向けて、決断できる
ようになるための考え方をお話ししてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 20代でプロジェクトリーダー
─────
私の友人で、セミナー・研修講師の仲間でもある、
今井さんという人がいます。
彼は、非常にオリジナリティの高い、かつ内容も素晴らしい
コンテンツを持っているんですよね。
私もセミナー構築アドバイスというものも仕事にしており
ますんで、セミナーの出来についてはかなりシビアな見方も
しますが、そんな私の目から見ても、今井さんのセミナーは、
相当質が高いんですよ。
だから、私の会社主催で講師も務めてもらったこともあります。
今井さんのセミナーはこちら。
 → http://www.carriageway.jp/semi/
メルマガも発行されています。こちらをご覧下さい
 → http://www.carriageway.jp/mailmag/brain.html

そんな今井さんにもサラリーマン時代がありまして。
彼は、日本でも最大手で、誰もが知っているIT企業に
努めていました。
そこで、彼は新規事業の開発業務に取り組んでいました。
20代の頃から、プロジェクトリーダーとなって、メンバーを
率いて年商5億円の事業を立ち上げて、社内アワードを受賞
したとか。
こう書いてしまうと、ものすごい人のように見えますが、
本人は至って穏やかな感じの人で、こういってしまうと
失礼ですが、リーダーとしてのパワーとか、華とか、そういった
ものは、全く感じなんですよね。
だから、プロジェクトリーダーとして立候補したという話を
聞いても、正直ピンとこなかったんですよ。
それに、最近の若いサラリーマンって、リーダーになりたがらない
っていう話もよく聞きますよね。
リーダーになって、変な責任おわされたりした上に、うまく
いかなかったら詰め腹切らされるかもしれないし。
そういった、変なトラブルを避けようとして、リーダーには
ならないようにしている人たちを、本当によく見かけます。
今井さんは、そんな若手サラリーマンの典型のように見えたんで、
ますます不思議に思っていたんです。
で、先日ゆっくりと二人で話す機会がありまして、
「プロジェクトリーダーになんでなろうと思ったの?」
ってきいてみたんですよ。
その時の彼の話を聞いて、決断するって、こういう事なんだよなぁ
と改めて思ったんですよね。
 
 


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  ● 決断するための思考法とは
─────
決断が出来ない、という人って、本当に多いですよね。
私自身、以前は決断すると言うことが出来ずに時間かけて
悩むクチでありました。
そういった、決断できない人たちの話を聞きながら、
その思考パターンを観察してみると、大きな共通点があります。
それは、
 ■ 正しい決断をしようとする
というもの。
失敗したくないという気持ちが強すぎるためか、自分が下す決断が
正しいと確信が持てるまで、なかなか決断が出来ないというのです。
しかし、そういった人たちに
「では、過去決断したことについて伺いますが、
 決断時に正しさを確信した事はありましたか?」
と質問してみると、ほとんどの人が、NOと答えるんですよね。
私自身も、過去の決断を振り返ってみたのですが、正しいという
確信を持って決断したことは、ひとつも思い浮かびませんでした。
たいていは、正しいという確信を求めてずるずると時間が過ぎて
いくうちに、決めなければいけない期限となってしまって、仕方なく
やるかやらないかを決めていった、という感じでしょうか。
そして、ほとんどの人も、私と同じような状態で、仕方のない
決断をしてきたようでした。
これがどう言ったデメリットを生むかといえば、
 ★ 決断が遅いほど、決断した事に取り組む時間が少なくなる
という事になりますよね。
時間はあらゆる資源の中でも、一番貴重なものと言われていますので、
その資源が減ってしまうと言うのは、大変もったいないことと
言えるでしょう。
しかも、決断するために必要と思われている確信は、まず絶対に
手に入れられないと言うことも、過去の自分の経験上、いやと
いうほど解っていることなのですから。
それでも、多くの人は、同じ過ちを繰り返してしまい、決断を
先送りにして、貴重な時間という資源を浪費してしまうのです。
この悪循環を裁ち切り、決断を素早く行うためにはどうしたら
いいでしょうか?
今井さんは、このことについて明確な回答を私に教えてくれました。
彼が、リーダーをやろうと決断するとき、やはり不安に思ったそうです。
果たして本当に自分がリーダーとしてつとまるだろうか。
失敗せずにプロジェクトを導くことが出来るだろうか。
そんな事が、頭によぎったことでしょう。
しかし、彼がプロジェクトリーダーをやるかどうかを決断したのは
この一点に対して明確な答を得たからだそうです。
それは、
 ★ この決断をした結果、最悪の状態になった場合はどうなるか
ということ。
彼は、最終的に、この一点を真剣に考えたそうです。
そして、どう考えたって、これ以上悪いことは起きないだろう、
という状況を想定した結果、出てきた答えは
 ★ 「部長に怒られる」
というものだったそうで。
ああ、最悪の状態がこんな程度だったら、チャレンジしてもいいや、
と思ってプロジェクトリーダーに立候補したんだそうです。
この話を聞いて、最初は正直拍子抜けしたんですよね
だから、私も今井さんに突っ込んだんです。
「そんな事くらい、誰だって分かることでしょ?」
って。
しかし今井さんは
「そうなんですよ。でもほとんどの人は、失敗しないようにと
 考える割には、最悪の状態がどうなるのかということは
 はっきりさせないんですよね」
というんです。
そういわれると、確かにこういったことをきちんと考えて
いる人って、とっても少ないんじゃないかと思いました。
私自身も、昔は最悪の状況を考えたことありませんでしたし。
でも、今は何をやるにしても、
「まあ、一番ひどいことが起きたとしてもこの程度だろう」
という判断をしながら、新しいことにチャレンジしていますので、
たいていのことは、短期間で決断できるようになったんですよね。
ということで、もしあなたが決断できない人だとしたら、
最悪の状況でどうなってしまうのか、是非考えてみて下さいね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
決断できないときは、その決断によって起こる最悪の状況を考えてみよう!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
しかし、どうしてみんな、決断するときに、その決断が正しいかどうかを
考えてしまうんでしょうね。
冷静に考えると、決断に正しいとか間違っているとかいうものって、
無いように思うんですよ。
どんな決断だって、そこに結果が伴えば、良い決断だと言われるし、
結果が伴わなかったら、それは悪い決断だったと言われる訳で。
そういう意味で行くと、決断に善し悪しがあるのではなく、
 ★ 決断したことを実現出来るかどうかで善し悪しが決まる
ということになるんですよね。
そして、決断したことを実現出来るかどうかは、決断したことに
かかってくるのではなく、
 ★ 決断した本人の、本気で実現しようとする覚悟と努力
にかかってくるんだろうな、と思うんですよ。
ということは、なにを決断したのかということは、実は
大きな問題ではないと、私は思うんです。
であるにもかかわらず、多くの人は、決断することに
エネルギーを注ぎ込んでしまうんですよね。
組織を揺るがす決断とか、一国の命運を左右する決断だったら
確かに慎重な決断が必要でしょう。
しかし、通常のビジネスにおいて、そこまでの決断が
求められることはまずありません。
であるなら、まずは最悪の状況を考えてみた上で、
そのリスクを受け入れられるのであれば、さっさと決断してしまい、
決断したことを実現するためにエネルギーを使っていきましょう!
 
 
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  ● 編集後記
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昨日のニュースで、かみさんがいたく感激していたのが、2009年から、
土日祝日の高速道路の料金が、どこまで行っても1000円になるというお話。
「すごいねぇ! これがそうなったら、もう喜ぶ人多いよねぇ!
 うちも、青森とか行っちゃおう! って思うよねぇ!!」
……でも、うち、車ないし。
車ないのになんでこのニュースで盛り上がるの?
ていうか、なんで青森? 
お互いの親戚筋には、青森に住んでる人っていないでしょ?
それに、過去一度も青森に関して思い入れのある話も聞いたことないし。
かみさんのスイッチの入りどころが、いまだに分かりません……
 
 
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
 → http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html

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