仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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人が育つ時間

おはようございます。水野です。
さて今日は、先日ご紹介した、女子高生プロ野球選手を輩出した
高校に働く友人と話してきたことについてお話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 佐藤さんが生徒たちにしてきたこと
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先日のメルマガでもご紹介した、女子高生プロ野球選手誕生のお話。
詳しくはこちらをお読みください。
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/573298.html
この回のメルマガが、とても評判が良く、たくさんの方から、
感想を頂きました。
その感想と併せて、皆さんが興味を持ったことは、
 ■ この学校を変えた佐藤さんが、一体性とたちに何をしたのか
ということでした。
皆さんから寄せられた、この質問に対して、私も是非佐藤さん本人から
直接話を伺いたいと想い、祝杯を挙げ筒、その点を是非聞かせて欲しい
と言うことで、ご本人から快諾を得て、昨日、お話を伺ってきました。
そこで、彼がやってきたことについて、ここでは書ききれないくらい
たくさんのお話を伺いました。
私は、いちいちうなずきながら聞いていたのですが、一番肝心で
重要なものは何だったのか、という問いをぶつけたところ、佐藤さん
から返ってきた答えは、拍子抜けするくらいあっさりしたものであり、
なおかつ、人を育てることに対して一番大切なことであったのです。
それは何かといいますと…… 
 


━━━━━
  ● 人が育つ時間
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管理職等、部下を持つ人を対象とする企業研修などでよく聞く悩み相談に、
「部下がうまく育てられない」
というものがあります。そんなとき、アドバイスとして、
「彼自身が具体的にどうなりたいのかをきちんと聞いた方がいい」
と言ったアドバイスをすると、結構な確率で
「そういった質問をしても、彼らからまともな答えが返ってこない」
と言う答えが返ってきます。
そんなとき、私は、
「では、あなたは将来どうなりたいですか?」
と聞くのですが、その問いに明快に答えられる人って、案外
少なかったりするんですよ。
つまり、部下だけでなく、自分も含め、将来どうなりたいか、
と言うことを明確に考えている人って、あまりいないという
ことなんですよね。
実は、これこそが、やり甲斐を見いだせなかったり、自分を成長させる
モチベーションを生み出せない原因となっているのです。
佐藤さんは、学校を変えるために、生徒たちに何をしてきたのか、
と聞くと、申し訳なさそうに、しかし確信を持って、
 ★「彼らに『将来どうなりたいか』と聞いただけです」
と答えてくれました。
私はすかさず質問しました。
「その質問をしても、きちんと答えられる生徒はいないでしょ?」
すると、彼は、もちろんそうです、と認めつつ
★ 僕はこの質問の答えを出させるのに3年の時間をかけましたから
と答えたのです。
多くの人は、質問をすれば、答えが返ってくると思っている。
そこで答えが返ってこなかったら、すぐにあきらめてしまう。
しかし、人を育てる、と言う観点からいえば、そんな短絡的な
考え方では、人を成長させることは出来ないんですよね。
ひとつの大切な質問を問いかけ、それに対しての答えを、
自分自身の手で見つけ出していく、ということに時間をかけ、
見守っていくことが、必要なのかもしれませんね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
 大切な答えをつかみ取るための支援に時間を惜しまないようにしよう!
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「そんな悠長な指導は、学校だから出来ることで、企業じゃそんな
 のんびりした指導なんて無理だよ」
と言う方もいらっしゃるかもしれません。確かにお説ごもっとも。
もちろん、あなたに人事権があり、指導に時間がかかるような部下は
片っ端からクビを切り、なおかつ、有能で将来性がある人間を必要な
だけ社外からリクルートできる力があれば、こんな時間のかかる教育
などする必要はないでしょう。
しかし、私が見る限り、残念ながらそういった立場にいらっしゃる
上司の方はきわめて少なく、今ある人材をいかに活かすか、という
ことを、上から求められているのが現状です。
であるならば、ここは腹をくくって、自立した、自発的な部下を
育てることに時間をかけてみるのも、前向きに検討するべきかも
しれません。
そして、それだけのことを腹をくくって行うことが出来るためにも、
あなた自身が、自分の部署をどうしていきたいか、また、自分が
上司としてどうありたいのかを、まずは明確にしてみましょう。
自らの想いを明確にする人に、部下はついて行くのですから。
 
 
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  ● 編集後記
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うちのかみさんが作った、うちのねこのブログ、見たいという人が
少なからずいたようですので、かみさんに交渉しましたら、
読者の人に伝えてもいいよ、と許可をもらいました。
ということで、このブログ、見てやってくださいね。
http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/
これで、編集後記のネタが増えたと、私も喜んでます♪
 
 
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
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