仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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プロの選び方

おはようございます。水野です。
来る3月14日に行われます「高品質セミナー作成講座」ですが、
お申し込みの締め切りが、本日11日いっぱいとなります。
参加者が変化し、成果が生まれるセミナーや研修を作るためには、
 ※受講者が行動変容を起こす、具体的な心理的要素とプロセス
を、きちんと把握した上で、カリキュラムを構築する必要があります。
セミナーを開催されていらっしゃる方、研修講師の方、また、
自社内で講師を内製化しようとお考えの教育担当者の方で、
 ★ 受講者の成長を促すことを本気で考えている方
は、是非参加して下さいね。
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さて今日は、その道のプロと言われている人に、お金を払って
仕事を依頼するときに気をつけなければいけないことについて
考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 文章のプロ・話のプロ
─────
これはもうずいぶん前の話なんですが、とあるサイト作りの
お手伝いとして、ご意見番のようなスタンスで関わったことが
あるんですよ。
その時に、文章面を担当しましたプロのライターさんがいまして、
そのサイトの責任者である人のプロフィールを書くことになって
いたんですね。
で、その責任者にインタビューしたものが、原稿として
上がって来たんです。
その原稿を読むと、確かにしっかりとしたプロフィールとして
出来上がっていたんですが、なんかこう物足りない。
そのプロフィールは、このサイトをなぜ作り上げたのか、という
想いが表現されていて欲しかったんです。
このプロフィールを読んだ人は、
「ああ、こういう人が提供しているサービスならば、是非利用したい」
と思ってもらうことが、とても重要だったんです。
しかし、上がって来た文章は、きれいにまとまり過ぎていて
もう一つ心が動かされにくかったんですよね。
で、もっとこうした方が良いんじゃないか、という事で、
私が原稿を手直ししたら、こちらの方が良いね、という事に。
しかし、そのあと、ライターさんは怒ったらしいんですよ。
「私はプロのライターですよ! 完成品として渡したわけで、
 下書きのつもりで書いたわけじゃないんですよ!!」
って。
その責任者の方は困ったようですが、最終的に求める効果の
高い方を採用する、という事で、私が書いたものが取り入れ
られました。
また、数年前にとあるパーティーに参加したときのこと。
パーティーの司会には、アナウンサーの方が担当していました。
アナウンサーと言えば、おしゃべりのプロ。
さぞや鮮やかな司会ぶりを見せてくれるんじゃないかと
思ったんですが、どうもそうでもないようで。
参加者のご歓談の勢いに負けてしまい、パーティーで行われた
各イベントも、喧噪の中でたち消えたり、さほど場も
盛り上がらなかったりといった状況でした。
文章のプロフェッショナルなのに……
話のプロフェッショナルなのに……
いったい、何でこんなことが起きてしまうんでしょうか?
 
 


━━━━━
  ● プロの選び方
─────
こういった不幸が起きている原因のひとつに、
 ■ プロということへの認識のズレ
があげられます。
このメルマガにも以前何度か書きましたが、多くの人が
プロというものを
 ■ その仕事でお金をもらっている人
と認識しているんですよね。
それはそれで間違いではありません。
しかし、お金を払う人は、どういう意識でいるかというと、
 「払った以上、期待する結果が欲しい」
と思うわけです。つまり、その仕事をすることだけでなく、
その仕事を通じて、結果を出して欲しいと思うわけです。
彼らも、その仕事のプロではありますから、仕事は全う
していきます。しかし、問題は、
 ■ その仕事のプロであっても、求める結果を出すプロではない
という事が頻繁にある、という事なんです。
だから、先ほどの例のように、プロのライターに頼んでも
プロのアナウンサーに頼んでも、望み通りの結果は出ないのです。
そのライターは、解りやすい文章を書くプロではあっても、
人の気持ちを動かし、行動を起こさせるプロではない。
そのアナウンサーは、滑舌よく、きれいな声と言葉で話すプロで
あっても、無秩序の集団をまとめ上げるプロではない。
だから、仕事を依頼した人の期待に応えられないわけです。
人の気持ちを動かし、行動を起こさせるような文章を書いて
欲しかったら、同じ文章のプロでも、小説家の方がいいかも
しれない。
無秩序の集団をまとめ上げ、パーティーにまとまりを持たせ
たかったら同じ話のプロでも、研修講師の方がいいかも
しれない。
だけど、仕事を依頼する人は、ついつい「文章のプロ」「話のプロ」
といったように
 ■ 結果ではなく手法に意識を向けてしまいがち
なんですよね。
こういったミスをしないためにも、プロに仕事を依頼する場合は、
 ★ 依頼する仕事を通じて、どんな結果を得たいか
を、必ずはっきりと伝えて下さいね。
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
    プロに依頼する場合は、求める結果をきちんと伝えよう!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
さて、この考え方をひっくり返して考えてみましょう。
もしあなたが社会人としてすでに働いているのであれば、
給料であれ、売上であれ、対価を受け取る立場であるはず。
という事ならば、もうあなたはプロフェッショナルなのです。
では、あなたは、プロとして、今の自分の仕事を通じて、
どんな結果を出すことが出来るでしょうか?
これをきちんと人に言えるようにしておくことが、人から求められ、
かつ感謝されるプロフェッショナルとなります。
特に、独立している人は、ここをはっきりさせておかないと、
これからの時代生き残れないでしょう。
「文章のプロです」
「話のプロです」
だけでは、仕事は取れないか、または安く買いたたかれるような
時代なのです。
ですから、依頼者が「あなたにお願いしたい!」と言って
くれるようになるためにも、是非
 ★ ○○の仕事を通じて□□という結果を出すプロである
という事を明確に伝えられるようにしておいて下さいね。
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  ● 編集後記
─────
ここしばらく忙しくて、朝はかみさんがねているうちに、
夜は深夜を廻る時間に帰る日々が続いていました。
しかし、一昨日は、さすがに疲れて頭も働かなくなり、
遅くなるよと言ってはいたのですが、もう帰ろうと思って、
9時過ぎに電話をしたところ、
「今日は帰って来ちゃダメ!!」
とのこと。
いつもは「早く帰ってきてよ」といってたのに、いったい何が……
はっ!! まさか浮気?!
真相は、昨日の我が家のネコブログで!!
 → http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/200903100000/
 
 
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
 → http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html

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