おはようございます。水野です。
本題に入る前のお知らせであります。
いよいよ本日一杯で、5月16日におこなわれる
「高品質セミナー作成講座」
の特別割引価格が終了いたします。
セミナーを開催されていらっしゃる方、研修講師の方、また、
自社内で講師を内製化しようとお考えの教育担当者の方で、
★ 受講者の成長を促すことを本気で考えている方
は、是非ご参加ください。
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さて今日は、ネットで見つけた、ある求人広告について
考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
━━━━━
● スタッフ募集! 経験不問!
─────
佐藤秀峰さんという漫画家がいます。
研修医の目を通して、現代の医療を描いた「ブラックジャックに
よろしく」や、海上保安官の活躍を描いた「海猿」などを書いた方。
いずれも、テレビドラマや映画にもなっており、ご存じの方も
多いでしょう。
また、最近では、講談社で連載していた漫画が小学館に移った
裏話や、ビジネスとしての漫画家の裏側を暴露して、ネットでは
ニュースに取りあげられるなど、注目を浴びています。
また、漫画家の地位向上と、新しい作品発表形態の模索も
行っております。
こういった活動が、賛否両論を呼んでいるようですが、
このあたりの詳しい話は、佐藤さんのホームページをご覧下さい。
→ http://satoshuho.com/index.html
さて、今回のお話は、そんな漫画の話や、ニュースとなった
漫画家の裏側の話とは一切関係なく、佐藤さんのブログに
書かれていた、スタッフ募集の話であります。
5月7日の日記に、作画スタッフの募集が出ていました。
その条件が、とても魅力的なんですよね。
週休二日で、それ以外にも、佐藤さんの取材期間やネーム作り
(まあ、アイデア出しと下書き、と理解してください)を
やっている間は給与が支払われながら休みとなる、という
事だだそうで。
しかも、保険も加入していますし、昇給も年2回、賞与も
2ヶ月分、年2回あります。
契約期間は3年で、そこで一旦退職する、という事に
なっていますが、その時は2ヶ月分の退職金が出るんですよ。
さらに、驚くべき事は、いままでプロのアシスタントを
していたかどうか、という経験は、一切不問だそうで。
むしろ、経験者でない方が好きだ、とのこと。
なおかつ、絵がへたくそでもかまわない。
漫画家になりたいと、本気で思っている人であれば、
誰でもオッケー、という事であります。
3年間、安定した収入があり、なおかつ、売れっ子であるプロの
仕事を勉強でき、さらには休みも多いので、自分の作品も作れる、
時間もあるという、まさに夢のような環境。
将来漫画家になりたい、と思っている人ならば、絶対に
申し込むんじゃないかと思うような、好条件。
ただし、その募集に申込みをするに当たっては、年齢以外に
もう一つだけ条件があったのでした。
─────
● なりたい自分になる準備は出来ているか
─────
話変わって、15年ほど前の話。
当時私は、勤めていた会社が経営するコンビニで店長を
勤めていました。
ご存じの方も多いと思いますが、コンビニで働く人は、
ほとんどがアルバイトであります。
ですから、ちょくちょく私もアルバイトを募集していたのですが、
申込者の中でひとり、漫画の専門学校に通っている、という学生が
いたんですね。
私はちょっと興味を持ったので、面接の時に
「今まで自分で書いた作品をひとつだけ持って来て下さい」
とお願いしました。
さて、面接当日。
彼は、約束通り漫画の原稿を持って来ました。
しかし、その原稿は、既存の漫画の模写だったんですよね。
「オリジナルの作品はありますか?」
と聞くと
「ありません、でも書けますから」
と言うんですよね。
「僕はもう、受ける漫画のからくりも、全部見抜きましたから」
と、大きなことを言うわけです。
でも、オリジナルの作品は書いていない。
やれやれ、と、私は思いました。
しかし、そこからまたさらにさかのぼること5年前には、
私は映像制作の専門学校に通っておりまして、そこには、
そのオリジナル作品を書いていない彼と同じような人間が、
もうわんさかいたんですよね。
そこには、学校の課題で書いた、短い台本を書くだけでも
マシな方。
ほとんどは、勉強と称して本を読んだりはするものの、
作品を作る、という事をしている人間は、ほとんどいませんでした。
私は、一回だけ、フジテレビの、ヤングシナリオ大賞に、
1時間ほどのドラマ台本を投稿したことがあります。
もっとも、第一次選考で軽く落とされてしまいましたが、
それでも、自発的にそういうところに応募するのは、まだマシな
ほうでした。
今はまだなれていないけど、将来、何かになりたい人というのは、
たくさんいることでしょう。
しかし、そういう人のうち、なりたいと思っている将来の自分に
むけて、どれだけ具体的な準備をしているかというと、とたんに
数が減ります。
具体的な準備というのは、どういう事がというと、勉強するとか、
弟子入りするとか、そういうことだけではないんです。
一番大事なことは、
★ なりたいことに相当するアウトプットを、一度やりきっておく
という事なんだと思うんですよ。
もちろん、漫画や台本のように、自分ひとりで完結できる
事だけでは無いかもしれませんが、やりたいことに向けて
何かをきちんとアウトプットをやりきっておくと、それを
人に示すことが出来ます。
少なくとも、口先だけで「出来ます」と言う人よりは、
数千倍の説得力がありますよね。
なりたい自分にリアルに近づけるのは、こういうアウトプットが
出来る人だけです。
能書きやインプットばかりをしている人は、ぜひ、アウトプットを
やりきってみてくださいね。
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今日のトーク術・まとめ
なりたい自分になるためのアウトプットを一度はやりきってみよう!
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という事で、やる気があれば経験不問という、非常に条件の良い
佐藤さんの作画スタッフ。
20歳以上という年齢以外の唯一の募集条件は、
★ 1本以上自作のオリジナル漫画作品を書いたことのある人
というものでした。
本当に漫画家になりたいのなら、オリジナル漫画を書いたことが
あるのは当然のこと、と思うかもしれませんが、実際は、この条件を
クリアしている人というのは、その世界を目指している人の中でも
ごくわずか、という事だそうです。
しかし逆に、この条件さえクリアすれば、今回のように、
自分が活躍出来る場が飛躍的に広がるんですよね。
そして、2歩目が歩けたら、3歩目ががさらに楽になるのです。
だから、もし、あなたが、なりたい自分がありながら、
そこに向けてのアウトプットの行動が取れないのだとしたら、
その行動を取るだけで、次のステップへの足がかりが、
飛躍的に増えると信じて、つたなくても良いから、まずは
1歩目の行動を踏み出してください。
もっとも、こういっても
「それが出来ないから困っているんじゃないか!」
という人がいるでしょう。そういう人は、一歩を踏み出すか、
それともなりたい自分をあきらめるか、その踏ん切りが付く
まで、徹底的に困り続けてみてください。
本気で困った人なら、必ず解決の道に向けて行動を起こすはずです。
だから、人からのアドバイスを求めるよりも、今の自分に対して
徹底的に困り続けましょう。
問題なのは、自分が困っていることから目を背ける人。
こういう人は、何となく時間がただ流れていきますから、
人生の時間を無駄にしてしまうかも。
お気をつけくださいませ。
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※コメントも書けるようです。
なかなかお返事ができませんが、
もし良かったら一言声かけて下さいね。
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● 編集後記
─────
私の敬愛するメンターのひとりでもある福島正伸先生による、
大相談会が、七夕に開催されるそうです。
福島先生は、たくさんの方たちからメンターとして慕われている
方で、私自身も、全6回の講座に通わせていただき、一生忘れられない
学びを受けました。
そんな福島先生が、ライブで参加者からの質問や相談に
答えるという姿を生で見られる集まりであります。
私が思うに、その人が本物の人間かどうかは、リアルタイムで
投げかけられる質問に対して、どこまできちんと答えられるか、
というところにあると思います。
うわべの知識だけで仕事をしている人なのか、本当に根っこを
おさえて仕事をしている人なのか、すぐに見抜けますからね。
福島先生は、そういった意味ではもちろん本物の人であります。
ぜひ、人からの相談に対して、どういう答えを出すのか、その
目で見ていただけたらと思います。
もちろん、私も参加する予定です。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
→ http://www.carriageway.jp/semi/daisoudan/
ちなみに、福島先生って誰? という人は、
入門編として、こちらのセミナーもお勧めであります。
→ http://www.carriageway.jp/semi/fukushima_consul.html
ということで、昨日の我が家のネコブログ。
啓介、犯罪行為に手を染めています。やばいやばい。
→ http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/20090511000/
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基本的に毎日書きためをせずに書いております。
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そのせいか、時々文章がおかしかったり、誤字も多いのが玉に瑕の
メルマガでありますが、毎日、その時の想いをタイムリーにお届け
する、というところを一番大事にしたいと考えておりますので、
そのあたりは、どうかご容赦下さいませ。
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★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
→ http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html
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