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教育と体面

おはようございます。水野です。
さて今日は、街で見かけたある親子の会話で、ちょっと違和感を
感じたことについて考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 挨拶をしない子供に……
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先日街中を歩いていたら、子供を連れたお母さんが私の前を
歩いていました。
元気そうな男の子で、元気すぎるゆえに、あまり落ち着きが
なさそうな感じ。
すると、前からお母さんの知り合いと思われる男の人が
歩いてきました。
そのお母さんは
「まあ、こんにちは! もう本当にご無沙汰してます」
と声をかけました。
ちょっとしたよそよそしさがある感じで、ご近所づきあいしている
お知り合いの人とはちょっと違った感じでした。
男の人も、
「ああ、どうも、こちらこそご無沙汰してます」
と笑顔で挨拶。
その時男の子はというと、落ち着き無い感じで、お母さんに握られた
手を離してどこかに行きたい様子。
お母さん、その男の子の手をぐっと引っ張り、
「ほら、○○、ちゃんと挨拶しなさい!」
と一言。
だけど、子供の方は
「やだよぉ~」
といいながら、手をふりほどこうとしています。
お母さん、もう一言。
「だめよ、ちゃんとおじさんに挨拶しなさい!
 ちゃんと挨拶できないと恥ずかしいわよ!」
ぐいっと体のそばに引っ張られ、頭に手を置かれた男の子。
渋々といった感じで、ぺこりと挨拶をしたのでありました。
まあ、こんな風景は、良くあるシーンでありますが、なぜか私は、
この時に、引っかかりを感じたんですよね。
 
 


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  ● 教育と体面
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先日来より、挨拶についての話をメルマガで取り上げていましたが、
やはり、挨拶というのは、大切なことだと思うんですよね。
ですから、おそらくお子さんをお持ちの方は、きちんと挨拶を
させようという教育をされている方も沢山いらっしゃることでしょう。
こういう事は、特に小さい頃からの教育が大切だというのは、
きっと皆さん異論はないことでしょう。
さて、先ほどご登場いただいたお母さんも、子供に対して、挨拶を
させようとしていましたよね。
ただ、私がちょっと引っかかったのは、
 ■ あれは教育だったのだろうか
という事なんです。
どうも、あの時のお母さん立ち振る舞いや表情は、子供を
教育している様には見えなかったんです。
困った顔をして、子供を叱り、相手の男性に中途半端な笑みを
浮かべながら
「ちゃんと挨拶できないと恥ずかしいでしょ!」
といった、この一連の状況を見ると、どうやらこれは
 ■ 教育ではなくて、自分の体面を守るための行為
である様に思えたのです。
教育とは、相手に気持ちを向けておこなう言行。
体面とは、自分に気持ちを向けておこなう言行。
両者は、全くといって良いほど気持ちのベクトルが違います。
このお母さんは、おそらく自分の体面を保つために、
子供にああいったことを言ったのでしょう。
しかし、この時のお母さんの頭の中を覗くと、ひょっとしたら
「今私はこの子に教育をしている」
と思っているのかもしれないな、と思ったら、
ちょっとぞくっとしたんですよね。
自分が考えている事と、やっていることが全く違っているのに、
それに気がつかないという事。
この違いに自分できちんと気づけるようになることが、
きちんと子供を育てられる親になるために、必要な能力
なのかもしれませんね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
     その行為は教育か? それとも体面を守るためか?
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勘違いしていただきたくないのですが、私は体面を守ってはいけない、
といっているのではありません。
体面というものも、大人にはとても大切なものですからね。
私が言いたいのは、教育することと体面を守ることをごっちゃに
しないでね、という事なんです。
体面を守ろうとするときに、教育をしているかの様に振る舞うのは、
子供達の視点に立ってみてみれば、
 自分の都合の良い様にするために、子供を振る舞わせているのに、
 「お前のためにやっている」と、恩着せがましく言われてしまう
という事を、実の親にやられる、という事になるんですよね。
そういうことを頻繁にやっていったら、それは子供は
「大人ってずるいよな」
と思ってしまい、まっすぐは育たないでしょう。
教育をするのならば、きちんとまっすぐ相手と向かい合う。
体面を守りたいのならば、自分のために協力してくれ、という
スタンスで相手に依頼をする。
でも、それ以前に、今自分は教育をすべきなのか、
体面を守るべきなのか、そこをこそきちんと考える
べきなのかもしれませんね。
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  ● 編集後記
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最近、夜遅くまで事務所にいることが増えてきました。
12時を廻ることはしょっちゅうで、11時に帰れるというと、
かみさんが「早いね!」ってよろこんでくれるという状態で。
ちょっと、時間の使い方を考えないといけないですな。
反省。
さて、昨日の我が家のネコブログ。
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