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感情の取り扱い方

人間は感情の生き物であり、感情はとても大切なものである、
という考え方があります。

この考え方、私も同意するところもあるのですが、実際に
色々な人とお会いしてみていると、その感情によって、
結構しんどい思いをされている方がいらっしゃるようです。

かく言う私自身も、感情に苦しめられることが多々ありました。

人に嫌なことをされたら、腹が立つ。

思い通りにならないと、イライラする。

親しい人と別れることになって、悲しむ。

などなど、特にネガティブな感情を味わったとき、
苦しい思い、しんどい思いをしました。

また、こういったネガティブな感情に襲われているときに、
何か判断することがあると、大抵、不適切な判断を下して
しまい、あとで後悔することも多々ありました。

なので、一度、感情を押し殺して生きてみよう、と思った
こともあったんですが、私の場合はダメでしたねぇ。

どうしても感情を抑えることが出来ない。

なので、無理に感情を抑え込むのはやめることにしました。

でも、感情に振り回されて、不適切な判断や、言動をすることも
避けたい。

で、どうすることにしたか、というと、

★ 感情は娯楽である

と考えることにしたんですよ。

考えてみれば、感情って、絶対的に必要かどうか、というと
そうでもないんですよね。

特に、ネガティブな感情、恐怖とか怒り、というものは、
不要なもの。

そもそも、この恐怖や怒りは、敵に襲われる可能性が高く、
常に命の危険に脅かされる状況の時に、自分の命を守るために
生まれる感情だと言われています。

でも、常に命の危険に脅かされて生きる、というのは、
太古の昔の話であり、文明が発展し、身の危険が脅か
されない現代においては、必要性が薄くなった感情
なんですよね。

なので、恐怖や怒りの感情に振り回されがちな人、
というのは、非文明的な人である、と言える訳です(笑)。

しかし、逆に我々は、そのネガティブな恐怖や怒りを
わざわざ味わいにいくこともあります。

ジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に行ったり、
といった行為は、わざわざお金を払ってまで、恐怖を
味わいに行く、という事になります。

また、ワイドショーなどで、自分とは縁もゆかりも無い人や
出来事に対して、わざわざその情報を見聞きして腹を立てる、
という人もいますよね。

他にも、悲しみ、という感情なども、失恋ソングなどと言う
ものを聴いて、あえて自分の古傷を刺激しながら涙する、
なんてことをする人たちがたくさんいます。

なので、こういった、今の時代に味わう必要が無い、
恐怖や怒り、悲しみなどのネガティブな感情は、
現代人である我々にとっては、もう娯楽にしか過ぎない、
と考える訳です。

その考えをベースに置いた上で、自分がネガティブな感情に
襲われたときには、

「ああ、今、自分は、感じる必要の無いネガティブな感情が
生まれているんだなあ。
きっと、娯楽としてこの感情を感じたがっているんだなあ」

と考え、まずはその感情を、娯楽として味わう。

そうやって、生まれたネガティブな感情に対処するようにしたら、
感情を押し殺すような事をせずとも、その感情に振り回されなく
なりました。

また、ネガティブな感情に落ちたときの罪悪感、というものも、
無くなりました。だって、娯楽としてたのしんでいるだけですからね。

ジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に行ってるようなものだ、
と思って、楽しく(笑)ネガティブな感情に浸れるわけです。

で、ひとしきり、娯楽としてその感情を味わったあとで、
いったん落ち着いて、その時々で必要な行動や判断を取る、
という訳です。

こういう考え方をするようになってから、本当に楽になりました。
なので、もしあなたが、感情に振り回されがちで、困っていたら、
是非、この考え方を、試してみて下さいね。

■□■□■□■□■□■ 今日のまとめ □■□■□■□■□■□

★ 感情は娯楽であると思って、楽しく味わおう

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