お正月休みに、撮り溜めていた「下町ロケット」を、一気に見ました。
前回の下町ロケットも当然見ており、大いに興奮しながら見たので、今回も、非常に楽しみに見たんですよね。
で、期待に違わず、非常に面白いドラマになっていました。
いやあ、しかし、あのドラマに出てくる人たちは、非常に感情豊かな人たちですね。
腹を立てて怒鳴る。
これでもかと人を憎む。
嬉しかったら叫ぶ。
やたら泣く。
もう、これでもか、といわんばかりに、大騒ぎしながら、働いているんですよね。
で、私、これを見ていて、シン・ゴジラの中で出てくる人たちの働き方と、随分違うなあ、と思いました。
シン・ゴジラの方は、主役たちが役人、ということもあるのでしょうが、彼らはもう、終始淡々と、自分の仕事をこなしていました。
なんと言っても、怪獣映画ですから、下町ロケット以上に、シチュエーション的には緊迫感があります。
だから、あのドラマ以上に怒号が飛び交ったって、おかしくないはず。
でも、そういうことは一切無し。
基本的には、ひたすら、粛々と、淡々と、各自仕事をこなしていく。
見た方ならお分かりかと思いますが、最後の、ゴジラを倒したときのシーンなど、一番象徴的でしたよね。
ここ一番の所ですから、登場人物たちが大騒ぎして喜ぶのかと思いきや、しんと静まりかえった室内で、全員が、「ほっ」とため息をつくだけ。
下町ロケットの人たちだったら、そりゃあもう、建物が揺らぐんじゃないか、ってくらい大騒ぎするだろうに、シン・ゴジラの人たちは、ため息ひとつだけなんですよ。
まあ、役人と民間人の違いとか、ビジネスと有事という状況の違い、という事もあるでしょうが、私的には、この両者の働き方の違いが、とても面白いなあ、と思ったんですね。
ある人たちは、感情を仕事場に持ち込みながら働く。
ある人たちは、感情を仕事場に持ち込まずに働く。
どちらが良くてどちらが悪い、ということは無いですが、この両者が、一緒の職場で働く、という事となると、はたしてどうなるか。
おそらく、互いを理解しようとしなければ、色々とすれ違いが起きてくるでしょうね。
感情を仕事場に持ち込むタイプの人が、感情を仕事場に持ち込まない人を見ると、やる気がなさそうに見えたり、何を考えているのか解らないと思ったり。
逆に、感情を仕事場に持ち込まないタイプの人が、感情を仕事場に持ち込むタイプの人を見ると、なんでいちいち感情的になるのか意味不明だと思ったり、うっとおしい
存在だと思ったり。
そうやって、お互いの理解がないために、いろんなすれ違いが起きていき、コミュニケーションが上手く取れなくなった結果、仕事に悪影響が出てしまった、という経験をした人もいるでしょう
仕事場に感情を持ち込むかどうかについては、その人の性格やポリシーによって人それぞれでありますが、チームで働いている人は、少なくとも、その違いがある、ということを理解した上で、お付き合いをしていきましょう。
ちなみに、以前の私は、思いっきり感情を仕事場に持ち込むタイプであり、
「感情を持ち込まない人間はやる気がないヤツだ!」
と決めつけて腹を立てる人間でありました(汗)。
最近は、感情は持ち込みつつも、感情を持ち込まない人の考えも理解出来るようになったので、取り立てて腹も立たなくなり、ストレス無く仕事が出来るようになりました。
なお、感情については、次回のメルマガで、どのように付き合っていけばいいか、というお話をしていきたいと思います。
感情とのつきあい方に困っている人は、おたのしみに。
今日のまとめ
★ 感情を、仕事場に持ち込む人と持ち込まない人がいる
ということを理解しておこう。
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