「やりたいことを我慢せず、やりたいことは今やろう!」
という教えがありますが、今日はこのことについて考えてみます。
例えば、今、あなたががマラソンをしているとしましょう。
そのマラソンは、友達に誘われて、乗り気じゃないけど断れなくて仕方なく参加した、と言った類いのものではなく、具体的な目的や理由があり、是非ゴールするまで走りきりたい、と思って参加しているものとします。
で、いよいよ終盤に入って,あと数キロでゴール、というところま
「ああ、喉渇いたなあ。こんな時、キンキンに冷えたビールをグッと飲みたいなあ」
なんてことが頭をよぎって、そこから、ビールが飲みたくて飲みたくて、たまらなくなってきた、としましょう。
そんなとき、あなたはビールを飲むでしょうか?
「やりたいことを我慢せず、やりたいことは今やろう!」
いう言葉を学んだから、そして、その言葉は本当に正しいことだと思うから、だから、ゴール前に走るのやめて、飲みたいと思ったビールを、飲んでしまうでしょうか?
私は、まあ飲まないと思います。目の前に迫っているゴールまではビールを飲みたい、という気持を我慢して、走りきるでしょうね。
そして、走りきったあとで、飲みたいビールをたらふく飲むでしょ
さて、これは
「やりたいことを我慢せず、やりたいことは今やろう!」
という教えに背いたことになるでしょうか?
もちろん、なりませんよね。
その時の私にとって、本当にやりたかったことは、
「このマラソンを、ゴールまで走りきること」
だったのですから。
もちろん、この、本当にやりたいことにだって、つらいことや苦しいことがたくさんあります。
マラソンの最中だって、苦しさやしんどさで、途中で投げ出したくなることだってあるでしょう。
上に書いたように、走るの止めて、ビール飲みたくなる気持ちに襲われることだって、もちろんあります。
でも、そういった、
■ 「つかの間の欲望」というやりたいこと
と、自分が目指す状態や手に入れたいゴールに取り組むプロセスという
★ 「本当に自分が求めている」やりたいこと
と、どちらを優先したいか、と問われたら、確実に後者になるでしょうから。
だから、つかの間の欲望は優先せず、それは、本当にやりたいことの後で、ついでに満たせば良いことなんだと考えるでしょう。
「やりたいことを我慢せず、やりたいことは今やろう」
という考えは、
「その時々の欲望のままに生きていきましょう」
ということではなく、
「本当にやりたいことを見つけたら、その時々に起きるネガティブな気持ちや迷いに振り回されずに取り組もう!」
という意味に捉えていきましょう。
今日のまとめ
・その時々の些末な欲望に振り回されず、
本当にやりたいことに、撮りくみ続けていこう
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